20代の借金の対処法は?債務整理を弁護士に依頼すべき?
20代で借金をしてしまった!という場合、どのような対処をすればいいと思いますか?20代はまだまだこれから先の人生も長いですし、下手な対処をしてしまうと今後の人生への影響が大きくなってしまうこともあります。今回は、20代で借金を作ってしまったという方のために、その対処法を詳しく説明していきます。
20代の借金はどうやって返す?
「20代で借金を作ってしまった!誰にも相談できないしどうしよう…」
そんなふうに悩んでいるのはあなただけではありません。
確かに20代はまだまだ社会人なりたての方が多く、多額の借金を作ってしまったとなるととても不安ですよね。
ですが、あまり心配する必要はないかもしれません。
これからお伝えする対処法を試せば、きっと借金を返済できますよ。
20代で借金を作ってしまって困っているという方は、ぜひ最後までお読みください。
20代の借金のリアルを知ろう
遊びや旅行、時にはギャンブルなど誘惑に負けて借金をする20代は少なくありません。が、借金で苦しむ事情は決してそれだけではないようです。
20代はどのくらい借金しているのか?
2021年の家計の金融行動に関する世論調査によると20代で借入金がある世帯割合は25.9%で、平均借入金残高は1725万円。うち住宅ローンは平均1173万円とのこと。つまり住宅ローンを除いた借金だと548万円が平均となります。
ただしこれは世帯ごとの計算であり一人当たりの借金は大体200〜280万円あたりと考えられます。(住宅ローン除く)
20代の借金は低収入も関わっている
20代は中々収入が上がりづらく、就職や進学によって生活が厳しくなる場合もあります。そのため生活費を借金で賄う場合が多いです。もちろん生活が圧迫されるお金の使い方に原因があるとはいえ、欲しいものが目の前にあれば「借金を返すために借金をしてでも」お金を使ってしまう気持ちは分からなくもありません。
人に話せない、どの様に解決すれば良いかわからないという悩みも借金問題を悪化させてしまいます。次では借金の原因と解決方法を紹介しますが、まずは「気軽に頼れる人がいる」ことが大事です。
債務整理の相談を無料で行なっている弁護士は少なくありません。まずはカケコムでどんな弁護士がいるのか探してみませんか?
20代の借金の原因
借金の原因1:交友費
借金の原因2:家賃
借金の原因3:趣味
借金の原因4:ギャンブル
20代に限らず借金を作ってしまう原因として真っ先に挙げられるのが「ギャンブル」です。
競馬やパチンコなどのギャンブルにはまってしまうと、みるみるうちに借金が膨らんでいくケースが多いようですね。
借金の原因5:キャバクラや風俗
キャバクラや風俗などの水商売が借金の原因として挙げられるのは、20代ならではでしょうか。
水商売は1回に使う金額が大きくなってしまうことがほとんどですから、まだまだ給料の少ない20代では負担が大きくなるケースが多いようです。
借金の原因6:奨学金
これまでに説明をしてきた借金の原因とは少し性質が違いますが、20代特有の借金としては「奨学金」が挙げられます。
奨学金の場合は金利も低いので、返済について心配する必要性は低いでしょう。
20代で借金をするリスク
将来の人生設計が狂う
自己投資ができない
金銭感覚がマヒする
20代の借金と債務整理
20代が債務整理をする上で重要なポイント
20代の特徴をまとめると、基本的には以下のようになるかと思います。
- 現在は収入が少ない
- 将来的に収入の増加が見込める
- 高額な資産を持っている人は少ない
- 結婚、出産、育児などのイベントを控えている
20代のこのような特徴から、真面目にコツコツと借金を返済していくのがベストな選択だと思います。
というのも、債務整理をすると信用情報機関にその情報が載ってしまいます(いわゆるブラックリスト)ので、ローンが組めなくなることがあります。
借金の額は少ないけど自分では払えない…という場合には、親類に相談してみるのもおすすめです。
このままだと借金を返せないし、誰にも相談できない…という場合には、債務整理の検討をしてみましょう。
債務整理の種類1:任意整理
債務整理の種類2:特定調停
債務整理の種類3:個人再生
債務整理の3つ目は「個人再生」です。
個人再生は地方裁判所に申立てをして行います。
個人再生では、自分の財産(不動産や車など)を手放すことなく、借金の額を5分の1~10分の1にまで減縮することができます。
任意整理では難しい場合でも、個人再生を行えば借金を減らすことができる場合があります。
ただし、個人再生の場合は国が発行する「官報」という新聞のようなものに氏名等の情報が載せられてしまいますので、誰かにばれてしまう可能性が高まります。
債務整理の種類4:自己破産
債務整理の4つ目は「自己破産」です。
自己破産は聞いたことのある方もいらっしゃるかもしれませんね。
自己破産も個人再生と同じく、地方裁判所に申立てをして行います。
自己破産の場合は、20万円以上の財産と99万円以上の現金は処分・没収されてしまいますが、借金が全額免除になります。
借金の額が多く、特に失うものがない場合には自己破産が検討されますが、この場合も「官報」に記載されることになります。
弁護士に相談するメリットは?
債務整理を弁護士に相談するべき理由はあるでしょうか。
どの債務整理がいいのか相談に乗ってくれる
これまで説明をしてきた通り、債務整理には4つの種類があります。
「任意整理」「特定調停」「個人再生」「自己破産」にはそれぞれにメリットもデメリットも存在します。
一般の方がそれぞれのメリット・デメリットを完璧に把握して、自分に適切な債務整理の方法を決定するのはなかなか難しいことも。
また、借金の額や収入、資産状況によってもどれが適切な方法なのかは変わってきます。
弁護士に相談をした場合、あなたにふさわしい債務整理を一緒に考えてくれますので、自分で決めてしまうよりも安心です。
債務整理の手続きを代行してくれる
債務整理をする場合、どの方法をとるにしても複雑な手続きが必要になります。
一見簡単そうに見える任意整理でも、利息の引き直し計算や相手との交渉など、法律の専門家でなくては難しい手続きが多々あります。
弁護士に依頼をすれば複雑な債務整理の手続きを全て代行してくれますので、確実に手続きを行うことができます。
債権者からの取り立てがなくなる
債務整理を弁護士に依頼した場合、弁護士は「受任通知」という書類を債権者に送付します。
この書類を送付された債権者は、直接債務者(あなた)に借金の取り立てを行うことができなくなります。
これは「貸金業法」という法律で規定されていることなので、例外はありません。
受任通知が届いた後に取り立てをしてくる貸金業者がいれば、それは法律違反ですので、相手には懲役や罰金が課されることになります。
弁護士費用が不安なら?
「弁護士のメリットはわかっても、費用が気になる!」「自分にあった弁護士が見つけられるか不安…。」
そう思う方には、トラブル解決プラットフォームであるカケコムの利用がおすすめです。
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また、カケコムでは無料で弁護士から連絡をもらうことができますので、費用の面でも安心です。
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20代の借金の対処法は?債務整理を弁護士に依頼すべき?のまとめ