「家族の問題、若者の未来を支える弁護士を目指して」江頭 啓介 弁護士 / 永岡法律事務所
短大卒業後、自身の家族が経験した法的トラブルをきっかけに弁護士を志し、アルバイトと勉強の両立という困難な道を乗り越えて法曹への道を切り開いた江頭啓介弁護士。家事事件や少年事件に注力し、特に若い世代に寄り添った法的サポートには定評があります。家族間の問題や若者の更生支援に強い思いを持つ江頭弁護士に、弁護士を志したきっかけから今後の展望まで、お話を伺いました。
弁護士を志したきっかけを教えてください
20代の頃、家族の離婚問題や借金など、法律絡みのトラブルに直面したことがきっかけでした。当時は法律の知識がなく、足元から崩れ落ちるような思いを経験しました。その中で、法律という知識で戦うことの重要性を実感し、かっこいいと思ったんです。
一度は土建屋に就職しましたが、リーマンショックで会社が潰れてしまいました。その時、父から「好きなことやれよ」と背中を押されて、弁護士への道を決意しました。アルバイトをしながら勉強を続け、朝は授業、午後はアルバイトという生活を4年間続けました。当時は牛丼屋でアルバイトをしながら、まかないで食事を済ませる日々でした…
これまでのキャリアについて教えてください
短大卒だったので、まず大学評価・学位授与機構で学士を取得し、その後大阪市立法科大学院に進学しました。学士取得時代は、朝の授業の後にアルバイト、講義と講義の間の空き時間は図書館で法律の勉強に打ち込みました。必死で学費を稼ぎながら、寸暇を惜しんで勉強に取り組みました。
当時を振り返ると、これまで本気で勉強したことがなかった私にとって、法律の勉強は想像以上に難しかったのですが、必ず弁護士になるという強い意志で乗り越えました。アルバイトと勉強の両立は決して楽ではありませんでしたが、その経験が今の私の礎となっています。
そして2019年12月に弁護士登録をして72期として活動を始めました。当初は川崎の法律事務所に所属し、その後、同期の永岡先生の事務所に移籍しました。現在は新しい環境で着実に実績を重ねています。
先生の強みと注力されている分野を教えてください
一般民事事件、特に離婚や相続などの家事事件を幅広く取り扱っています。若い頃の経験から、家族間のトラブルに対して深い理解と共感を持って対応できることが強みです。また、少年事件にも力を入れており、若者の更生支援に特別な関心を持っています。
刑事事件も積極的に受任しており、特にご家族からの相談にも丁寧に対応しています。依頼者の心情に寄り添い、法的サポートだけでなく、精神的なサポートも心がけています。特に若い依頼者とは趣味や関心事が共通することも多く、話しやすい雰囲気づくりを心がけています。
それらの分野に注力されている理由を教えてください
自身の経験から、家族間の問題や若者の問題に強い関心を持っています。特に少年事件については、適切な支援と導きがあれば、必ず更生の道が開けると信じています。
また、幼い頃から周囲の相談を受けることが多く、「ツンデレ」と言われながらも困っている人を放っておけない性格でした(笑) この性格が、家事事件や少年事件に向いているのだと実感しています。
事務所の強みを教えてください
フラットな組織体制で、各弁護士が得意分野を活かしながら案件に取り組める環境です。また、依頼者との距離が近く、より柔軟な対応ができることも特徴です。
特に家事事件や少年事件では、依頼者の心情に寄り添った丁寧な対応を心がけています。事務所全体として、敷居の低い、気軽に相談できる雰囲気づくりを徹底しています。
今後の取り組みや売り出していきたいサービスについて教えてください
新しい環境で、まずは地域に根差した信頼される弁護士として実績を積み重ねていきたいと考えています。特に少年事件に関しては、単なる弁護活動だけでなく、更生支援の観点からも取り組みを強化していきたいと考えています。
また、家事事件においても、オンライン相談をさらに充実させ、地域を問わず質の高い法的サービスを提供していきたいと考えています。依頼者の心情に寄り添いながら、適切な解決策を提案できる弁護士を目指しています。
最後に、記事を読んでいる方へメッセージをお願いします
弁護士と相談者の間には、まだまだ距離感があると感じています。私は敷居の高さを感じさせない、気軽に相談できる弁護士でありたいと思っています。
私自身、若い頃に法的トラブルを経験し、法律の知識がないことでの不安や困難を身をもって体験しました。だからこそ、相談者の気持ちに寄り添い、わかりやすい説明と具体的な解決策の提案を心がけています。困ったときは、まずは相談してみてください。共に問題解決に取り組んでいきましょう。
弁護士情報
弁護士名:江頭 啓介
所属弁護士会:第二東京弁護士会
事務所名:永岡法律事務所
事務所住所:〒160-0017 東京都新宿区左門町6-7 鯉江ビル701
略歴
近畿情報高等専修学校 卒業
関西外国語大学短期大学 卒業
防水工事作業員として勤務
大学評価学資授与機構 学士取得
大阪市立大学法曹養成専攻科 修了
神奈川県内法律事務所での執務を経て、
永岡法律事務所・パートナー(共同経営)弁護士として執務を開始
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