労災問題のプロが追求する、被害者のための損害賠償 / 木村治枝弁護士（弁護士法人小杉法律事務所）

弁護士としてのキャリア

私は大学時代から労働法に興味があり、大学・大学院を通じて労働法の勉強に専念してきました。

司法試験に合格して弁護士登録後、6年間にわたり企業側の弁護士として勤務しました。
この経験はとても貴重なものでしたが、次第に被害者や被災者側の立場で仕事をしてみたいという気持ちが徐々に強くなっていきました。そんな折、同期の弁護士から、小杉弁護士が損害賠償請求を専門に扱う法律事務所を設立したという情報を聞き、応募して入所することになりました。

企業側の弁護士経験が6年間あるため、企業側やその顧問弁護士の動きはおおよそ予測がつきます。そのため、企業に対する損害賠償請求・示談交渉・労働審判・裁判（訴訟）に強みを持っています。

特に、労災に関連する労働問題の責任者として、これまでの経験を活かして業務を行なっています。

労災事故に遭われた方が、会社に対する損害賠償請求をする際には、交渉が難航したり訴訟に発展したりすることが多くあります。そうすると、解決までの間に長い時間を要するため、その間の生活費や治療費をどうするか、という問題が生じます。

この問題に対する公的補償制度として、労働者災害補償保険制度があります。しかし、申請手続きには提出書類が多く、手続きに苦労される方も少なくありません。

また、労働者災害補償の認定結果が、会社に対する損害賠償請求に影響を及ぼすこともあるため、私は、労働者災害補償保険の申請の代行を行うことができるよう社会保険労務士の資格を取得しました。これにより、労災保険の申請手続きを円滑に進めると同時に、適正な損害賠償の獲得を目指しています。個人的な目標としては、労災問題におけるプロフェッショナルとして、日本で一番の弁護士を目指しています。

損害賠償請求は、裁判所の判断と医学的知識が密接に関わるため、主治医と連携して意見書を作成することが重要です。裁判で有利に働く内容を盛り込むため、私たちがたたき台を作り、主治医の意見をまとめてもらうことで、有効な証拠を整えています。

今後注力していきたい分野とサービス

今後は、交通事故、死亡事故、労災、学校事故、医療過誤、スポーツ事故など、あらゆる損害賠償請求に力を入れていきたいと考えています。

損害賠償請求では、被害者と加害者の構図が明確で、加害者側が強い立場になることも多いです。だからこそ、質の高いサポートを提供し、裁判所基準に基づいた適正な賠償を勝ち取ることが目標です。

また、損害賠償請求の知識とスキルを磨くために、毎週勉強会を行っています。弁護士としての知識を深め続けるのはもちろん、事例研究を通じて、より良い解決策を見つけられるよう日々研鑽を重ねています。

IT化・DXへの取り組み

業務効率化と相談者への迅速なサポートのため、ITシステム「アルマナ」を導入しています。このシステムの導入により、損害賠償請求に関するデータ管理や事務作業の効率化が進み、相談者の方々へより早く正確なサポートを行えるようになりました。今後もITツールを活用して、より良いサポートを提供していきたいと考えています。

相談者へのメッセージ

「こんな話を聞いてもらってもいいんでしょうか？」

ご相談をお受けする際、よくお聞きする言葉です。日常生活の中で、弁護士に関わる機会が少なく、身近な存在ではないためか、弁護士に対してどこまで話をするべきか悩まれている方が多くいらっしゃいます。

しかし、心や身体に傷を負われた方々の権利を最大限に守るには、皆さまが抱えていらっしゃる痛みを、少しでも知ることが必要です。

些細なことと思われる中にも、重要な要素が隠されていることがありますので、どんなことでも、ためらわずにお話いただきたいと思っています。皆様の痛みを可能な限り汲み取り、そして、結果に反映させることのできる弁護士になりたいと考えています。

私は、社会保険労務士の資格も取って活動しておりますので、仕事上で怪我をされた方々に寄り添える、労災問題に強いプロフェッショナルの弁護士・社労士として活躍していきたいと考えています。

弁護士情報

弁護士名：木村治枝弁護士
所属弁護士会：福岡県弁護士会
事務所名：弁護士法人小杉法律事務所
事務所HP：https://personal-injury.jp/
労災事故サイト：https://workers-accident.jp/

▼事務所住所

【福岡オフィス】
〒814-0001 福岡県福岡市早良区百道浜2-4-27 福岡AIビル2階

▼経歴

福岡県筑紫丘高等学校卒業
九州大学法学部卒業
九州大学法科大学院修了
司法試験合格
6年間企業側の弁護士の経験を経たのち、小杉法律事務所入所
弁護士法人小杉法律事務所福岡オフィス所長就任

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