法律相談記事のカテゴリー

男女問題
債務整理
労働問題
トラブル
ニュース
犯罪・刑事事件
インタビュー ニュース

即独して10年以上マチ弁として活動。分野ではなく人とつながることを大切に/宮崎翔太弁護士(大本卓志法律事務所)

弁護士になるのと同時に、法科大学院の同期が開設した法律事務所に合流する形で独立した宮崎先生。様々な人と関わることを大切に、個人・企業からの幅広い依頼に対応されているそうです。無罪判決を2件獲得するなど、刑事事件にも継続的に取り組まれています。

記事をご覧になった方は
こちらもご確認ください!

緊急の法律に関する
お悩みはこちら

いざって時のために
手のひらに弁護士を!

弁護士を目指した理由とこれまでについて

これまでの経歴について教えてください。

出身は福岡県福岡市で、九州大学法学部と広島大学法科大学院を卒業しました。2013年に弁護士になり、現在も所属している大本卓志法律事務所に入所しました。

当事務所を開設した大本弁護士は、法科大学院の同期なんです。私より一年早く弁護士になって、弁護士になると同時に当事務所を開設しました。その後私も弁護士になり、一緒にやろうと誘ってもらって合流しました。

私はいわゆるイソ弁として給料をもらいながら仕事をする形ではなかったので、事務所には所属しているものの最初から独立した形でした。

当事務所に所属している村田健児弁護士と濱野滝衣弁護士も法科大学院の同期で、私とほぼ同時期に当事務所へ合流しました。この4人体制になってからは誰も欠けることなく、言いたいことを言い合えて、相談し合える信頼できる仲間です。

弁護士になろうと思った理由を教えてください。

小学生の頃から割と勉強は得意だったので、なんとなく医者か弁護士になりたいとは思っていましたが、本当に漠然としたものでした。

そして高校時代に進路を考えたとき、元々論理を組み立てることが好きでしたし、卒業後も色んな選択肢があると思って法学部を選びました。

そのうえで、いよいよ就活も始まるという時期に自分の進路を考えたとき、組織の中で働くのではなく、自分の色を出せる仕事をしたいと思いました。当時、ちょうど法科大学院制度ができたばかりで、以前より弁護士になりやすい環境だったんです。それも後押しになって、憧れがあった弁護士になろうと決めました。
 

「こういう弁護士になりたい」というイメージはありましたか?

自分の色を出したいという原点があったので、大きな事務所に入るのではなく、いわゆるマチ弁として自分が興味のある分野に自由に取り組める弁護士になりたいと思っていました。ですから司法試験合格後も法律事務所への就職活動はほとんどせず、大本弁護士に誘われて二つ返事で事務所に入りました。

現在の仕事について

注力している分野を教えてください。

注力している分野というものはなく、個人や企業からのご依頼に幅広く対応しています。また、民事事件だけでなく刑事事件にも弁護士になった当初から取り組んでいます。今まで殺人事件と強制性交事件で無罪判決を獲得しましたし、とてもやりがいを感じています。

弁護士として、どういったことを大切にされていますか?

1つは、人とのつながりを大事にするということです。これは「弁護士として」というより私の人生全般において大切にしていることでもあります。

私は元々人が好きで、色んな人と接して、色んな話をするのが好きなんです。そして縁あって自分と関わることになった人には不幸になってほしくないし、私がなにかお手伝いすることで少しでも幸せになって欲しいと思うんです。

そういう意味で、自分次第で自由に色んな人と接することができて、困り事を解決することを仕事にできる弁護士は自分に向いていると思います。先ほど注力している分野はないとお話したのも、私は分野よりも人を起点に考えているからこそです。

もう1つ大切にしていることは、仕事だからといって深刻になりすぎないということです。弁護士が扱う仕事は深刻なものが多いです。ただ依頼者と一緒に深刻になりすぎると視野が狭くなったり、力みすぎたり、冷静さを失いかねません。ですから依頼者の気持ちに寄り添いつつも、プロとして一歩引いた客観的な視点を忘れないことを大切にしています。

依頼者とのコミュニケーションで心がけていることはありますか?

今どういうことを思っているんだろうとか、本当の望みはなんだろうといったように、深いところまでアンテナを張っています。依頼者自身も自分がどうしたいかわかっていないことも多いので、それを感じ取って言語化することも大切な仕事です。

依頼者との関係に限りませんが、仕事も人生の一部ですから、仕事でも仕事以外でも自分らしくいるというか、自分が持っている感性などを失わないようにしています。ただこれは性格などにもよるので、仕事とそれ以外をきっちり分けるほうが心地よい方もいます。結局は、自分に合ったスタイルを見つけるのが一番だと思います。

先生の強みを教えてください。

これまで多くの案件で、納得してもらえる終わり方をしてきたところでしょうか。依頼者の望みどおりの結果が出ればベストですが、弁護士の仕事はなかなかそうはいきません。

そこで大事なのは、プロセスです。100%満足できる結果をどれだけ全力で目指したか、どれだけ依頼者の納得を得ながら進めたかといったことですね。

無罪判決を獲得したときも、「これで無罪じゃなかったら、一生無罪は取れないだろうな」と思うほど、やれることは全てやりました。そういった姿勢で全ての案件に取り組んでいるからこそ、「ここまでやってくださってありがとうございました」「ここまでやってダメなら仕方ないです」と言っていただけることが増えたんだと思います。

法律事務所に就職する形ではなく、最初から独立されたわけですが、どのようにして弁護士としての力を付けていかれたのでしょうか?

まず私の場合は、完全に一人ではなく1年早く弁護士になった大本弁護士がいましたし、他の2名もほぼ同時期に合流したので、わからないことがあれば相談できる仲間は常にいました。大本弁護士は社会人経験もあったので、マナーやビジネスのルールなども教えてもらいました。

また積極的に弁護団に入ったり他の弁護士と共同受任したりして、他の弁護士の仕事の仕方や書面の書き方など、吸収できるものはなんでも吸収しようという姿勢で過ごしていました。

もちろん人それぞれ自分に合ったキャリアの重ね方がありますが、私の場合は、最初から自分の判断と責任で仕事をしたことで、より早く弁護士としての実力が付いたかなと思います。

先生が取り組んでいるIT化について教えてください。

事務所全体ではサイボウズで互いのスケジュールやファイルを共有しています。私自身は割とアナログなタイプなので、もちろんメールなど基本的なツールは使っていますが、特別なことはしていません。

今後について

今後の目標などを教えてください。

親戚が長崎県壱岐市という離島に住んでいて、定期的に壱岐に行っています。壱岐には元々弁護士が一人もおらず、今でもわずか2名しかいない弁護士過疎地域と呼ばれる場所です。全国にはまだまだ弁護士過疎地域があり、私は日本弁護士連合会の公設事務所・法律相談センター委員会に所属してその問題の解消に努めています。ですから私も、いつかは弁護士過疎地域で弁護士ができたらと思っています。

相談を考えている方へ一言お願いします。

相談者と弁護士の出会いも縁だと思っていて、縁あって相談していただいた以上は、なにかできることはないかと一生懸命考えるようにしています。

弁護士は、できること・できないことを専門家の視点からアドバイスすることが主な仕事の一つです。ですから、困り事や疑問がある場合は、弁護士に相談することで状況を整理できます。そうすることで無理なことは諦めて、できることにフォーカスして進むことができます。早めに相談するに越したことはありませんので、お気軽にご相談ください。

弁護士情報

弁護士名:宮崎 翔太 
所属弁護士会:広島弁護士会
事務所名:大本卓志法律事務所
事務所HP:http://ohmoto-lawoffice.com/
事務所住所:広島県広島市中区八丁堀4-4 エイトバレー八丁堀401

経歴:
福岡県福岡市出身
九州大学法学部卒業
広島大学法科大学院修了(法務博士)
2013年 弁護士登録、大本卓志法律事務所入所

インタビュー取材をさせていただける弁護士の方、募集中

現在カケコムでは、インタビュー取材をさせていただける弁護士の方を募集しております。
取材および掲載についての費用は一切頂戴しておりませんので、ご協力いただける方は以下フォームよりお申し込みください。

お申込みフォーム:https://share.hsforms.com/1xwQjb3-aS1KW8beRkbJo_wdzcl4

よく検索されるカテゴリー
検索
インターネット インタビュー セミナー トラブル ニュース フリーランス 不倫 交通事故 企業法務 企業法務 借金 債務整理 債権回収 労働 労働問題 婚約破棄 時事ニュース 浮気 消費者トラブル 犯罪・刑事事件 男女問題 自己破産 親権 近隣トラブル 過払い金 遺産相続 離婚 養育費