国際離婚の理由12選〜国際結婚したカップルの7割は離婚する?〜
国際離婚という言葉を聞いたことがあるでしょうか?現代では飛行機も発達し格安航空も大量に出てきたので海外にも簡単に行けるようになり外国の方もたくさん来られるようになったので、国際結婚も増えました。しかし、国際結婚をした人の離婚確率は比較的高いのが現状です。そこで、今回は国際離婚の理由を12個紹介します。
国際結婚の離婚理由ってどんなものがある?
国際離婚が多い理由として有名なものを12個ほど紹介します。この中には理由として知っているものもあるでしょうが、知らないものも多いのではないでしょうか。
国際結婚の離婚理由(1) 文化の壁が越えられない
国際結婚で立ちふさがるのが文化の壁です。
日本人なら当たり前のことはもちろん相手には通じないですし、相手にとって当たり前のことはこちらか見ると意味不明なものだってあるでしょう。
このような文化的な壁を乗り越えることができず、人生観の相違を理解することができないため、国際離婚の理由となってしまうのです。
国際結婚の離婚理由(2) お金の価値観が違いすぎる
日本人と外国の人ではお金に関しての考え方が全然違うことがあります。
例えば、外国の人だと家族以外に親族を養うのは当たり前という考え方を持っている人も多く、稼いだお金をほとんど母国に送金してしまうことがあるのです。
このようなお金に関しての考え方の違いから国際離婚の理由となってしまうのでしょう。
国際結婚の離婚理由(3) 性欲のトラブル
日本人の場合セックスレスというのも珍しくないのですが、外国の方は平均的な日本人よりも性欲が強い場合もあるので、そのことからトラブルに発展して国際離婚の理由となることがあります。
ちょっと放置気味になることで、浮気を疑われるようになり苦労をしたという体験談もありました。
国際結婚の離婚理由(4) 相手の実家に行けない
愛し合う二人の関係は国際結婚であれ素晴らしいものとなりますが、結婚をした場合は人によってはその結婚した相手の国で生活する必要性が出ることもあります。
その時に、ちょっとした転勤ならまだしも、永住する勇気が持てずに国際離婚の理由となってしまうこともあるようです。
故郷に帰る=国外になるのがしんどいのでしょうか。
国際結婚の離婚理由(5) 相手の母国語を覚えられない
ヨーロッパに在住の方が日本に来ている場合、母国語以外に英語を使える人が本当にたくさんいます。
逆に、日本の場合は英語以外の外国語を話せる人は少ないです。
そのため、結婚した人とは英語で付き合っているけど、その人の母国語を覚える必要性がでてチャレンジしたが、なかなか覚えられずに、相手の実家に行けず、国際離婚の理由となってしまうことがあります。
国際結婚の離婚理由(6) 帰省費用がきつい
国際結婚をした場合、相手方の家に向かう必要があるのですが、その家というのは簡単にうかがえる場所ではありません。
いくら飛行機代が安くなったとしても、国外に行く費用は往復だとかなりの額になります。
そのため、頻繁に行き来する人は帰省費用がネックになってしまうのです。そこから金銭トラブルに発展して国際離婚の理由となることがあるのです。
国際結婚の離婚理由(7) 肉体的暴力がきつい
いわゆるDVといった暴力トラブルですが、これは国際結婚であったとしても問題視されており、離婚理由としても上位となっておりました。
特に、夫側から妻の暴力がきついという報告が多く、まさに国際結婚における問題だと思われます。
日本女性の多くは外国人女性よりも身体が小さいので、離婚理由となってしまうこともあるのでしょう。
国際結婚の離婚理由(8) 精神的暴力がきつい
これも日本における離婚理由として上位にあるものですが、国際結婚における離婚理由でも上位になっているものなのです。
精神的暴力がきついとかモラハラがひどいというのは、やはり日本だけではなく世界中で問題となっているものなのでしょう。
言葉の暴力は本当に厄介な問題なので、簡単に解決できるものではありません。
国際結婚の離婚理由(9) 食生活トラブルがきつい
文化の違いは日常生活における様々な差異からも感じ取れるものですが、それ以外にも食生活においてもよく発生するのです。
国によって料理は異なるもので、味覚も大きく異なります。
結果、毎回辛いものが求められすぎて日本人では耐えられなくなってしまったり、ひたすらコース料理を求められてついていけなくなって国際離婚の理由となっているところもあります。
国際結婚の離婚理由(10) 子供の教育はもめることが多い
国際離婚の理由として、よく浮上するのがお子さんの教育トラブルです。これは国によって教育システムが違い考え方も異なるので、子供の教育方針に関する意見はかなりの確率で対立すると言われております。そのため、意見がまとまらずに国際離婚の理由となってしまうこともあるのです。
国際結婚しても離婚する可能性がある人の特徴
国際結婚を継続させるには文化や価値観の違いを受け入れなければならないため、精神的に負担がかかり、離婚してしまう人は多いです。
そこで本項では、国際結婚をしても離婚する可能性がある人の特徴について紹介します。
自己表現が苦手
自己表現が苦手な人は、国際結婚をしても離婚する可能性が高いです。奥ゆかしい日本人と違って、外国人は意見をはっきり言う傾向にあります。
外国人は喜怒哀楽がハッキリしていて、感情表現が豊かな方が多いです。向こうからはキツく物言いを受けるけど、自分からは中々言いたい事を伝えられない……という精神的負担から、離婚を選択する人は少なくありません。
また反対に、日本特有の言葉を使わないコミュニケーション(暗黙の了解など)に理解を示せず、外国人側が疲れてしまうという可能性もあります。
外国人は言葉によるコミュニケーションを得意としているので、自己表現が苦手な方にとっては辛いことが多いでしょう。
異質を受け入れるのが苦手
- 異なる意見を受け入れられない
- 他人の文化に興味がない。自分が正しい
このように考えている人は、国際結婚をしても長続きしない可能性が高いです。
そもそも結婚はお互いの価値観や文化を許容し、話し合ってこそ成り立つものであり、自分だけが正しいと感じている人は中々続きません。
ましてや国際結婚となると、普段の食事や仕草だけでも価値観が違うことは多いです。例えば「音を立てて麺をすする」といったマナーなどが挙げられます。
相手の文化を理解できなければ、結婚は長続きしないでしょう。
相手の家族や友人との距離を縮められない
相手の家族や友人と距離を縮められない人は、離婚をしてしまうことがあります。
例えばアメリカでは飲み会の場にカップルで行く、いつも二人で行動するという行為は珍しくありません。
日本人からすると中々無い経験なので、いろいろな場所に連れまわされているうちに疲れてしまうということが考えられます。
誰とでも比較的コミュニケーションを取れて、相手の家族や友人とも仲良くなれる人でないと、結婚生活は長く続かないかもしれません。
国際結婚の離婚を回避する方法
こちらでは文化が違う相手と良好な関係を築き、離婚を避ける方法について紹介します。
文化の理解と尊重をする
国際結婚にはいろいろな文化の違いが存在するため、なるべく尊重してあげましょう。
例えば宗教問題や食事マナー、家庭の優先度合いなどでケンカに発展することも珍しくありません。働きたくても「女性は家にいるべきだ」という価値観を押し付けられることもあります。
もちろん自分が納得できない部分は話し合う必要がありますが、なるべく相手の言い分も尊重して、適応できる部分は適応するようにしてください。
その上でお互いの妥協点を見つけ歩み寄る
結婚生活を行う中で、どうしても理解できない文化が出てくる可能性があります。なるべく相手を尊重することが長続きの秘訣ではありますが、我慢できない場合は妥協点を話し合うようにしてください。
結婚生活はどちらか一方が我慢するだけでは成立しません。許容できる部分は歩み寄り、理解できない部分は話し合うことで、改善を重ねていきましょう。
しっかりとコミュニケーションをとる
文化が違うからこそ、コミュニケーションを綿密に取ることが非常に大切です。日本人はどちらかというと「仕草で判断してほしい」と思う傾向が強く、なかなか言葉に出して意見をしません。
ところが言葉でのコミュニケーションを主体としている外国人には、仕草での判断は難しいです。ちゃんと言葉に出して話し合うことで、しっかりとお互いの不満点をぶつけ合うようにしてください。
特に国際結婚は言語も違うため、より綿密な話し合いが必要です。
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国際結婚の離婚理12選〜国際結婚したカップルの7割は離婚する?〜のまとめ
国際離婚は通常の結婚と比べると離婚する確率が圧倒的に高く、結婚生活を長く続けられる人が希少とすら言われるようになってしまいました。
国民性や文化の壁といったものがどうしても追加されてしまうので、日本人同士の結婚よりも難しい面が多いのでしょう。
そのため、国際離婚に強い弁護士に相談して離婚をする場合にどのような手順をふめばよいのかを教えてもらいましょう。