男性・女性が婚約破棄するリアルな理由12選と慰謝料請求する方法を弁護士が解説
男性・女性から婚約破棄する場合の理由とはどのようなものが多いのでしょうか。「悪いんだけど、この結婚はできない」突然彼や彼女から婚約破棄されたら理由を知りたくなりますよね。お付き合いをしてきて、プロポーズをしてやっとOKを貰ってもうすぐ結婚という運びになったのに、婚約破棄を言い出す男性心理や女性心理を見てみましょう。
「突然、婚約破棄をされて辛い」「婚約破棄をした相手に慰謝料を請求したい」という人は、弁護士へ相談することで下記のようなことを実現できる可能性があります。
・慰謝料請求における有効な証拠を精査して、希望の額で慰謝料請求を通せるようサポートしてくれる。
・相手が慰謝料請求に対して減額交渉をしてきた場合、提示された慰謝料は本当に適正な額か?あなたが損することにならないか?をアドバイス・サポートしてくれる。
・相手から慰謝料の減額交渉をされている場合も、代理で交渉してくれる。
慰謝料請求が通るかどうかは、有効な証拠があるかどうかに左右される部分が大きいです。
そのため、できるだけ早めに弁護士へ相談し、証拠を集めたり作ったりし、慰謝料請求を行うことが重要です。
下記のボタンから、お早めにご相談ください。
男性が婚約破棄する理由16選
一般的な男性が「婚約破棄して結婚を考え直したい」と思う可能性のある理由を15個集めてみました。
なるほどと思うようなことから「えっ?こんなことで?」と思うようなことまで様々です。
婚約破棄の理由(1) 彼女への小さな不安が積み重なった
恋人としては、綺麗で優しくて遊んでいて楽しい、そんな素敵な彼女でも、いざ家庭に入って妻としてどうだろうという目で見た時に考えてしまう事もあります。
料理が出来ない、掃除洗濯が苦手、はじめから専業主婦になれると思っていて自分は仕事をする気が全くない等々。
この先が思いやられるような小さな理由がたくさん見つかったら、婚約破棄したくなる男性も多いようです。
婚約破棄の理由(2) 結婚するデメリットが多い
女性と違って男性は「結婚するデメリットばかりが目立つ」と思う人が多いそうです。
今まで自分の好きなように使っていた収入が急におこづかい制になったり、飲み会に参加しても帰宅時間を気にしてしまったり、休日の過ごし方も他人に合わせなくてはいけなくなります。
とはいえ、女性の側からすれば、このような事を「デメリット」と考えるような男性との結婚は考えるべきともいえますが…
それは女性にしても同じなのですが、こういった結婚による束縛に婚約してから気づく人が多いのです。
婚約破棄の理由(3) 他の女性の方が良いと思ってしまった
結婚を前にして、他の女性の方を好きになってしまう男性もいるそうです。
婚約破棄の理由として伝えられたら、特に落ち込む理由ですね。
これは男性だけでなく女性側にもあり得る理由ですね。
婚約破棄の理由(4) 彼女の浮気
結婚前の恋愛は、女性にも多いと言いましたが、まさにこれがその例です。
彼女の方が他の男性と別の恋愛をはじめてしまったことが理由の婚約破棄です。
このように、一途に思い続けることができない女性と結婚したら、その後の生活はモヤモヤとした疑心暗鬼で一杯になってしまいそうですね。
婚約破棄の理由(5) 自分は大黒柱になんてなれないと思った
婚約破棄の理由として、自分は家長にはまだなれないと思ってしまう事があげられます。
これから妻を迎えて、そのうち子供もできたら、家族を養っていかなくてはならないのです。
そうなった時に自分は耐えられるのだろうかと誰しも考える時があるのではないでしょうか。
そこで一気に自信喪失する人が出て来てしまうのも事実です。
結婚は無計画でもいけませんが、考えすぎてしまっても進めないものなのです。
婚約破棄の理由(6) 友人の反対
婚約破棄の理由が「友人に反対されたから」という人がいます。
こんな他人の意見に左右されてしまうのは、元々男性の心の中に不安があったからなのではないでしょうか。
自分の感じていた不安を、友人から「あの人との結婚はやめておいた方が良い」と指摘されたら「やっぱり」と不安は確信となってしまうのです。
婚約破棄の理由(7) 彼女が遊びだした
浮気をしないまでも、結婚したら家庭に入るのだから今のうちじゃないと遊べないからといいわけをする人もいるでしょう。
しかし、そんな遊び回っている姿を見たら、彼女は家庭に入ってやっていけるんだろうかと不安になってしまうものです。
女性の方も、結婚前に最後に遊んでおくのは良いですが、ほどほどにしておかないと婚約破棄の理由にされてしまいますよ。
婚約破棄の理由(8) 自分の夢を押し付けてくる
誰にも多かれ少なかれ人生の夢や目標があるでしょう。
特に女性は結婚というイベントに重きをおいていて、色々とやりたい事が多い人もいます。
ウエディングドレス、結婚式、披露宴、新婚旅行、新居とそのくらいならまだ良いですが、子供はいつ作るかや子供の進路、老後の二人の生活まで細かく夢を語られたら「俺の人生ってもう決まっちゃったってこと?」と男性は引いてしまいます。
婚約破棄の理由(9) 実は多額の借金があった
婚約破棄の理由として切実なのが、彼女が持っている多額の借金です。
打ち明けられたら「それはちょっと…」と言いたいですし、隠していたなら騙されたという気持ちも大きいでしょう。
何よりも、借金の理由も気になる所です。
その女性がブランド好きで高い買い物ばかりを繰り返して借金を作るような人だったら、これから家計を任せられませんね。
彼女に借金があると知ったらほとんどの男性は婚約破棄の理由にするでしょう。
婚約破棄の理由(10) 家族に関するトラブル
両家の家族に関するトラブルも、婚約破棄の大きな理由の1つです。
- 相手の家族に重大な問題があった(婚約破棄の理由(11)で詳述します。)
- 彼女と母親の仲が良すぎる(婚約破棄の理由(12)で詳述します。)
- 彼女が自分の両親と仲良くなれない(婚約破棄の理由(13)で詳述します。)
- 親同士の仲が悪い(婚約破棄の理由(14)で詳述します。)
という内容が考えられます。
婚約破棄の理由(11) 相手の家族に重大な問題があった
彼女の親族が大きな問題を起こしている人だったら、結婚したあなたの今後にも大きな影響を与える事もあります。
例えば、社会的信用の問題や、金銭的な問題等です。
本人もそれをわかっていて隠していたのなら彼女のことも信じられなくなってしまうでしょう。
結婚はこれからの人生がかかっている大事な決断です。
婚約破棄の理由(12) 彼女と母親の仲が良すぎる
母親と娘は考え方が似てくる事もあり、繋がりが強くなりがちです。そのような場合、結婚式や新居について口出ししてきたり、同居を強く推奨したりする場合があります。
これらは、男性側の親族とのトラブルが生じる原因になります。彼女が母親と仲が良すぎるのも婚約破棄の理由のひとつにあることがあります。
婚約破棄の理由(13) 彼女が自分の両親と仲良くなれない
彼女が自分の身内以外の人と接することが出来ない人だったら、自分の親と仲良くできるか心配です。
ちょっと嫌なことがある程度で頻繁に親とケンカをされたら、間に入るあなたは心配が絶えないことでしょう。
婚約破棄してもっと家族を大切にしてくれる人を探そうかなと思ってしまいます。
婚約破棄の理由(14) 親同士の仲が悪い
結婚する当の二人には問題はないけれど、どうしても親同士がぶつかってしまうというのも婚約破棄の理由になります。
成人男女の結婚は当人たちの意志で行えますが、出来るなら多くの人、とくに親には祝福されて結婚式を挙げたいものです。
でも、相手の親が嫌いだからと結婚を反対されたとしたら、せっかくの結婚式も気まずいものになってしまうかもしれません。
「そうなるくらいなら…」(もちろん「親同士の不仲」は結婚式だけの問題ではありませんが…)と婚約破棄を考えることもあるかもしれません。
婚約破棄の理由(15) どうしても捨てられない夢のため
彼女のことは好きで、結婚もしたいと思っているという男性でも、自分の夢を捨てきれずに婚約破棄してまで自分の夢を追う人もいます。
女性からしてみたら「そんな理由で…」と思うでしょうが、結婚してから夢を追うために離婚になるよりはまだマシかなと思うしか無いですね。
婚約破棄の理由(16) 漠然と結婚が嫌になった
女性だけでなく、男性にも結婚すると決まった瞬間に不安や心配になって後戻りしたくなる衝動を感じる人がいるそうです。
特に理由は無いけれど、漠然とした結婚への不安が婚約破棄の理由として多く報告されています。
そのまま押し切って結婚してしまうのが良いのか、婚約破棄を飲むのかは、その時の相手の様子を見て決めるしかありませんね。
結婚を前にしたカップルの多くが乗り越えなければいけない壁のひとつとも言えるでしょう。
婚約破棄を言い渡されたときに確認すべきこと
相手から婚約破棄を言い渡されるとショックが大きく、冷静な判断を取れないことが多いです。
ただし確認すべきことをしっかり確認しないと、新生活に向けたスタートを切れません。そこで本項では、婚約破棄を言い渡された時に確認すべきことについて紹介します。
婚約破棄が正当事由であるか確認する
まず、言われた婚約破棄の理由が正当かどうか確認しましょう。
婚約破棄には原則として正当事由が必要であり、正当事由なく婚約破棄を言い渡した場合、相手は債務不履行の責任を負います。
つまり約束を破る行為として、損害賠償責任が発生する可能性があるのです。
まずは婚約破棄が正当かどうか確認し、その後の対応を考えましょう。
婚約破棄が正当と認められる場合
婚約破棄を言われた側に下記のような原因があると、正当事由として扱われます。
- 不貞行為があった(婚約者以外との性的関係など)
- 性的不能を隠していた
- 回復不可能な病気にかかった
- 暴力・虐待・モラハラ
- 行方不明
- 社会に敵に非常識な態度や行動をとる
- 経済状況の悪化
- ほか、結婚生活を送れないような事情
婚約破棄が不当な場合
反対に、以下のような理由では正当事由として扱われません。
- 性格の不一致
- 国籍や出身地(被差別部落など)の出身
- 両親や親族から結婚を反対された
- 年回りが悪い
- 急な心変わり
これらの理由を言われた際は、婚約破棄を行った側に責任があると考えてください。
不当な婚約破棄をされたら何ができる?
不当な婚約破棄をされた場合、被害者側はどんな対処法を取ることができるのでしょうか?
慰謝料や損害賠償を請求できる可能性がある
不当な婚約破棄をされたら、まずは弁護士へ相談しましょう。
というのも、婚約破棄が正当事由ではない場合は、前述したように相手から慰謝料や損害賠償を取れる場合があるからです。
新たに生活をスタートさせるうえでも、金銭面の工面は大切です。そのためにも、請求できる事項はできるだけ請求しておくことが重要です。
ただし、慰謝料の請求にはいろいろな手続きが必要です。
- どれくらいの金額を請求できるのか
- 請求の手続き
- 合意書の作成
- 慰謝料や損害賠償に関する書面作成
いずれの場合も法律的な要素が関わってくるため、慰謝料を請求する際は弁護士に相談を行い、プロの手を使って確実性を高めましょう。
また、慰謝料請求は当人同士の話し合いで決めることもできますが、そうした場合、知らずしらずのうちに慰謝料の相場よりもかなり低い金額で同意してしまう可能性があります。
法的知識がないことで損してしまうのは勿体ないと思いますので、相手から提示されている慰謝料が適正なものなのか、もっと増額できないのかを弁護士に相談するようにしましょう。
それだけでなく、弁護士によってはあなたの代理として交渉してくれる場合もあるため、力強い味方となってくれるでしょう。
ぜひ一度、弁護士にお悩みを打ち明けてみてください。
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婚約破棄から立ち直るための対処法5選
婚約破棄をされたら、誰でも落ち込んでしまうと思います。でも、それと同時に立ち直るために新しい一歩を早く踏み出したいと思うものです。
ここでは、あなたが婚約破棄をされた場合に立ち直るためにどんな方法が取れるのかをご紹介します。
より良い人に出会えるということだと信じる
婚約破棄をしてきた相手は、一度は婚約をするまでに「この人しかいない」と思わせてくれる相手であったかもしれません。
でも、その相手と別れたということは、その人よりももっと自分に合った良い相手に出会えるということかもしれません。
「もう婚約なんて、恋愛なんて一生しない」と決意することもひとつの対処法ではありますが、あなた自身をこれ以上傷つけてしまわないように、「この人よりももっと良い人にこれから出会えるんだ!」とポジティブに考えてみても良いのではないでしょうか。
結婚のために諦めていたことをやってみる
結婚のためにあきらめていたことをやってみることも、立ち直る一つの対処法でしょう。
例えば、結婚後の生活のために趣味に使わず貯めていた貯金を使って、思い切り趣味のグッズや道具を買ってみたりするのも良いと思います。
思い切り自分がやりたいことをやることで、気分が晴れ、いつの間にか婚約破棄のショックから立ち直れているかもしれません。
仲の良い友達に愚痴を聞いてもらう
何でも話せる仲の良い友達に愚痴を聞いてもらうのもひとつの手段でしょう。
婚約破棄をされてどんなに悲しかったか、相手から婚約したいと言ってきたのに婚約破棄をしてくるのはどうなのか等、思っていることを率直に話してみると良さそうです。
不安に思っていること、不満に思っていることを口にするだけでも心が軽くなるはずですし、友達から共感してもらったり、慰めてもらうことでより早く立ち直れるかもしれません。
自分と同じ経験をした人の話を聞く・読む
自分と同じ経験をしたことのある人の話を聞いたり、読んだりすることもひとつの方法です。
というのも、自分の身に落ち込むことが起きたとき、人は「どうして自分ばかり…」と思ってしまうものですが、同じような経験をした人がいることを知ることで「一人ではない」と思うことができますし、「ここから立ち直った人もいるんだ」と前向きに考えを変えていける可能性もあるからです。
自分の身の回りに同じような経験をした人がいない場合は、ネットで検索をし、同じような体験を書き込んでいるサイトを見つけてみると良いでしょう。
旅行に出かけてみる
婚約破棄から立ち直るために旅行に出かけてみるのもいいでしょう。
一人旅でゆっくり考える時間を作るのも良いですし、友達と旅行に行って思い切りはしゃいで忘れるのも良いです。
落ち込んだときに一人で自分の部屋に閉じこもっていると、より気持ちが落ち込んでしまうこともあります。
景色を変えて、いつもとは違う場所で違う景色を見て、違う空気を吸うことで、世界は広く、自分はもっと色々な場所で色々な人に出会うことができるんだと思えるかもしれません。
気軽な気持ちで、一度旅行に出かけてみましょう。
まとめ
婚約したものの結婚に至れない障害になる理由を見てきました。
いかがでしたでしょうか?
もっとも、婚約を破棄を思いとどまってもらうことができないとしても婚約破棄が違法になり慰謝料を請求できる場合があります。
弁護士に相談し、金銭的な解決を考えるのは不可欠といっても過言でないでしょう。
思い当たる状況があれば、いち早く弁護士に相談し、どのような法的問題が発生し得るか、どのように対応すべきかを確認するのも一つの手です。
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