離婚問題でお悩みではありませんか?
「離婚したいけど、相手が応じてくれない」
「パートナーに浮気されてしまい、できるだけたくさんの慰謝料を取りたい…」
そんな方は、弁護士にご相談いただくことで様々なメリットが得られます。
弁護士に相談・依頼するメリット
・そもそも離婚が認められるかや離婚の条件など、分からないことについてアドバイスをもらえる
・養育費や慰謝料など、自分にとって有利な条件で離婚できる
・相手との交渉を代理で行ってくれる
・離婚に必要な書類を不備なく作成できる
・精神面のサポートもしてくれる
世界の離婚率ってどれくらいなの?
世界の離婚率はどのくらいなのでしょうか。
離婚率は人口1000人あたりで何組離婚をするかという形で求められます。
厚生労働省が公表している「令和3年(2021)の人口動態統計月報年計(概数)の概況」によると、令和3年における離婚件数は18万4386件でした。
この結果により算出された日本の離婚率は、1.50です。これは、人口1000人あたり1.5組離婚していることを意味し、この離婚率の高さは、総務省が公表している「世界の統計2023」によると、各国のデータの年次はばらつきがあるものの、統計データが取れた71か国中で41位となっています。
昨今、日本の離婚率は、横這いか少し減少傾向になっていますが、世界では真ん中くらいとなっているようです。
では、離婚率ランキングで日本の上に位置する国はどこなのでしょうか。世界の離婚率についてみていきましょう。
世界の離婚率
以下では9つの国の離婚率の詳細をみていきたいと思います。世界の離婚データに関する情報は、総務省統計局「世界の統計2018」をもとにしています。
なお、世界の統計は毎年更新されていますが、ロシアについては2020年以降、中国については2019年以降統計表のリストに記載がなくなりました。また、フランスについては2016年以降のデータ更新がありません。
その他の国についても、最近の離婚率は上の「世界の離婚率比較」で参照した「世界の統計2018」の数値と多少増減はしていますが、「世界の統計2023」では、上の「世界の離婚率比較」であげた国々は、いずれも日本よりも離婚率が高い数値となっていますので、世界の統計2018のデータをそのまま用いました。
離婚率と世界(1) アメリカの離婚率
アメリカの離婚率が高いことはよく知られているでしょう。
アメリカでは夫婦2組のうち1組が離婚するとまでいわれています。
そんなアメリカの離婚率は、1000人あたり2.5組です。
離婚率と世界(2) 英国の離婚率
紳士の国イギリスの離婚率は、1000人あたり1.9組です。
やはり日本よりも離婚率が高くなっています。
イギリスには伝統的に個人を尊重する個人主義の考え方が根付いています。
これが、個人の幸せを追求する気持ちとなり、合わない相手とはすぐに離婚することに繋がっているのかもしれません。
離婚率と世界(3) フランスの離婚率
華やかな文化で知られるフランスの離婚率は1000人あたり1.9組です。
恋に自由なイメージのあるフランスですが、離婚率は日本よりも少し高い程度にとどまっています。
ヨーロッパは女性の社会進出が進んでいるため、それらも離婚率の高さと関係しています。
離婚率と世界(4) ロシアの離婚率
広大な領土を持つロシアの離婚率は1000人あたり4.7組です。
なんとロシアの離婚率はアメリカよりもかなり高いのです。
このように圧倒的に高い離婚率となっている理由は明確ではありませんが、ロシアでは、不倫や貧困の他、気候等で飲酒のためのアルコールが生活必需品のようなアイテムとなり、アルコールに関連した暴力など飲酒に関するトラブルが多いとか、また現在では厳格な社会主義ではないにせよ女性の社会進出率が高いといったいろいろな理由が指摘されています。
ただ、上記のとおり、ロシアのデータは2020年以降、総務省が公表している「世界の統計」には出てこないため、最近の状況や将来のデータの推移についてはなかなか把握できないかもしれません。
離婚率と世界(5) 中国の離婚率
昨今、経済発展が著しかった中国の離婚率は1000人あたり1.8組です。
経済発展に伴い、個人主義の考え方が強くなり、また、核家族化が進んだことが高い離婚率の原因と思われます。
総務省の「世界の統計」では、2019年以降中国がリストからなくなっているところ、それまでのデータも2012年のものが最新です。そのため、このデータには出ていませんが、他のデータ等に基づきここ20数年で離婚率が実に3倍にまで伸びているといわれています。
離婚率と世界(6) 韓国の離婚率
韓国の離婚率は1000人あたり2.1組です。
韓国では2004年は1000人あたり2.9組も離婚していたのですが、2008年に「離婚熟慮制度」を導入しました。これは離婚届を出した夫婦に1〜3カ月の熟考期間を与える制度になります。
もともと離婚理由に喧嘩による衝動的な離婚が多かったためか、離婚届を提出後も一定期間は猶予を与えるようにしました。これにより冷静になる時間を作れたことで、離婚率がぐんと下がったようです。
離婚率と世界(7) イスラエルの離婚率
中東の国であるイスラエルの離婚率は1000人あたり1.7組です。
イスラエルでは、ユダヤ教・イスラム教が広く信仰されていますが、日本とほとんど変わらずそれなりに高い離婚率となっています。
離婚率と世界(8) オーストラリアの離婚率
大きな島国であり、独自の生態系を持つオーストラリアの離婚率は1000人あたり2.0組です。
やはり先進国における離婚率は比較的高いという例から漏れておりません。
離婚率と世界(9) ドイツの離婚率
ドイツの離婚率は1000人あたり2.0組です。
工業等で知名度のあるドイツですが、離婚率は日本よりも高くなっています。
ヨーロッパは海外の中でも離婚率が高い位置で推移している国が多いのです。
世界の離婚率と日本の離婚率の比較
ここからは日本の離婚率と世界の離婚率を比較してみましょう。
特に著名な国との比較をすることで、日本の離婚率の高さについて考えるきっかけとなるでしょう。
世界の離婚率と日本の離婚率の比較(1) 日本より高い国の例
日本は、「世界の統計2023」によれば統計データが取れた71か国中で41位タイであるため、離婚率は世界の中で真ん中くらいといえます。
アメリカ、中国、フランス、ドイツ、イギリス等の著名な先進国はいずれも日本よりも高い離婚率です。
日本は先進国の中でも離婚率が高い方ではありません。
世界の離婚率と日本の離婚率の比較(2) 日本よりも低い国
日本よりも離婚率が低い国としては、ウズベキスタン、カタール、モンゴル、ジャマイカ、メキシコ、ペルー等が挙げられます。
一概に言えない面はありますが、一般的には先進国になればなるほど、離婚率は高くなっていく傾向にあるといえます。
離婚でお悩みなら?
日本において、もはや離婚は他人事ではありません。
離婚でお悩みの方は、是非とも弁護士に相談してみてください。
弁護士に相談する
昨今は世界的に離婚が増えてきています。
そのため、離婚をお考えの方がいましたら、早い段階で一度弁護士に相談することをお勧めいたします。
そうすることで、慰謝料、財産分与、養育費の取り決め等の離婚に関する様々な点について、自分に有利な形で離婚をすることができます。
離婚率や離婚事情に興味がある方は以下の記事もおすすめです