離婚問題のプロフェッショナルとして、依頼者に寄り添って最良の解決へ導きます/折井 純弁護士(美竹やさか法律事務所)
弁護士として離婚問題に特化した経験を積んできた折井先生。感情的な問題に向き合い、冷静に解決へと導く姿勢が、依頼者から高く評価されています。折井先生がどのようにして弁護士として成長し、離婚問題において専門性を発揮しているのか、お話を伺いました。
![](https://kakekomu-media-bucket.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/media/wp-content/uploads/2025/02/afc99b5b74cb499acaa859077acca407-2-600x500.jpg)
弁護士を目指した理由とこれまでについて
弁護士を志したきっかけを教えてください。
高校生の頃から、弁護士という職業に対して正義感が強くて、「弱者を助ける」というイメージを持っていました。それが憧れにつながり、「自分も人の役に立てる職業に就きたい」という思いがありました。
私は中央大学の法学部に進学したのですが、周りに弁護士を目指している人が多く、自然とその影響を受けました。
また、女性でも資格を取得すれば長く活躍できるという点も魅力的に感じました
大学卒業後のキャリアを教えてください。
大学を卒業後、一時不動産関連の仕事に従事しました。その中で、不動産鑑定士の道も考えたことがあるんです。しかし、鑑定士の仕事は、「弱者を助ける」という自分の理想とはちょっと違うと感じました。それなら、やはり人生一度きりだから、大学時代に考えていた司法試験に挑戦して、弁護士の道を目指すことに決めました。
その後、別の会社で契約社員として働きながら、司法試験の勉強を続けました。仕事と勉強を両立させるのは大変でしたが、合格した時はとても嬉しかったです。
勉強と仕事の両立はとても大変だったと思いますが、「それでも弁護士になるんだ」というモチベーションになった点はどういったところでしょうか?
挫けそうになった時は、「せっかく弁護士になることを目指したのに、ここで夢を諦めて良いのか」ということを自分自身に絶えず問いかけていました。
弁護士登録後、最初に入所された事務所はどのような事務所でしたか?
弁護士としての第一歩は2000年10月に中村法律事務所で踏み出しました。
修習期間中、家事事件の第一人者でもあった弁護士の方と出会い、その経験から家事事件に対する関心が深まりました。
その後、その方に「ここの事務所で働かせていただけませんか?」と相談したところ、「最初から専門分野にこだわるのではなく、いろいろな案件を経験した方が弁護士としての視野が広がる」というアドバイスをいただきました。この言葉に納得し、さまざまな案件に触れることができる中村法律事務所への入所を決めました。
最初の事務所での印象深い出来事はありますか?
弁護士として様々な案件を担当してきましたが、特に最初に扱った少年事件が非常に印象に残っています。まだ弁護士としての経験が浅かったので、必死で様々な文献に当たり、現地調査を行ったりして対応しました。その事件で、最終的に結果が出た時の少年とそのご家族が喜ぶ顔を今でも忘れられないですね。
その時、私は「当事者に寄り添う」とはどういうことかを身をもって実感しました。弁護士としての仕事の意義を改めて感じた瞬間でしたし、「弁護士になってよかった」と心から思える経験となりました。
その後、当初希望されていた「さかきばら法律事務所」に転職されましたが、その理由についてお聞かせいただけますか?
中村法律事務所でいろいろな案件を経験して、これからは自分のやりたかった家事事件に専念したいと思い、さかきばら法律事務所に移籍することを決めました。さかきばら法律事務所では、16年間ほぼ離婚案件を中心に取り扱っていました。
どういったところで離婚案件を中心に取り扱いたいなと思われたのでしょうか?
家裁での修習中、離婚案件に携わった際に、依頼者の人生の大きな節目に寄り添うことの重要性を実感しました。依頼者のその後の人生や価値観が大きく変わる瞬間に寄り添って共に進めていくことに大きなやりがいを感じました。
現在の業務について
現在はさかきばら法律事務所から独立されましたが、独立後も離婚案件の依頼が多いでしょうか?
やはり離婚問題が多いですね。例えば財産分与や養育費など離婚に関連する案件も多くあります。
依頼者は女性が多いのでしょうか?
男女問わず依頼を受けています。どちらかというと女性からの依頼が多いですね。
先生は離婚案件において、どのような点で解決とお考えでしょうか?
裁判に進むと、時間、労力、費用の負担が非常に大きいため、できる限り話し合いで円満に解決することが理想だと考えています。
お互いが納得できる解決(和解)に導くためには、話し合いの前提として、相手を憎しみで徹底的に負かそうという気持ちではなく、相手の立場を尊重し、信頼関係を築くことが重要です。もちろん、DVなどのケースでは状況が難しくなりますが。
たとえ強い憎しみを抱いていたとしても、相手から「ありがとう」と言われた時、感情が動かされることがあります。
離婚問題には感情的な側面が大きいため、感情を整理することが非常に重要です。
依頼者にはストレスのコントロールや感情を整理するためのアプローチをしてもらうことが求められます。
離婚問題は法律の知識だけでは解決が難しい部分もあると思いますが、先生の強みについてお聞かせください。
2000年に弁護士登録し、20年以上のキャリアがあります。そして、離婚問題に関しては豊富な経験があります。その中で培った知識と経験は、非常に大きな強みです。特に家事事件においては、法律や実務の運用が頻繁に変化していくため、常に新しい知識を学び続けることが重要だと考えています。私は家事事件に特化しているため、それが強みとなっています。また、私は比較的穏やかな性格で、冷静に対応することを心掛けています。依頼者に寄り添いながら、冷静に問題を解決へと導くことができる点が強みだと考えています。
記事を読んでいる方へひとことお願いします。
今、困難な状況に直面している方もいらっしゃると思いますが、必ず解決策はあります。明るい未来に向けて、一緒に解決していきましょう。しんどい時期かもしれませんが、笑顔を取り戻すために全力でサポートさせていただきます。
弁護士情報
弁護士名:折井 純
所属弁護士会:東京弁護士会
事務所名:美竹やさか法律事務所
事務所URL:https://www.mitakeyasaka-law.com/
事務所住所:〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-20-1 井門美竹ビル4階
【略歴】
中央大学法学部法律学科卒業
2000年 弁護士登録
2000年10月 中村法律事務所(武蔵野市)
2006年4月 さかきばら法律事務所(千代田区)
2022年12月 美竹やさか法律事務所事務所設立
インタビュー取材をさせていただける弁護士の方、募集中
現在カケコムでは、インタビュー取材をさせていただける弁護士の方を募集しております。
取材および掲載についての費用は一切頂戴しておりませんので、ご協力いただける方は以下フォームよりお申し込みください。
お申込みフォーム:https://share.hsforms.com/1xwQjb3-aS1KW8beRkbJo_wdzcl4