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銀行勤務から弁護士へ転身。長年の弁護士経験を生かし企業法務から身近なお困り事まで幅広く対応/荻野伸一弁護士(荻野法律事務所)

京都府長岡京市出身で、大学卒業後は日本開発銀行(現 日本政策投資銀行)に入行したものの弁護士を目指し退職。2007年に弁護士になり、2つの法律事務所で経験を積み2023年に独立されたという荻野先生。これまでの経験を生かし、個人・企業からの相談に幅広く対応されています。

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弁護士を目指した理由とこれまでについて

これまでの経歴について教えてください。

京都府長岡京市出身で、大学は京都大学経済学部へ進学しました。
大学卒業後は日本開発銀行(現 日本政策投資銀行)へ入行しましたが、一念発起して弁護士を目指し約3年で退職しました。
2007年に弁護士になってからは、弁護士法人三宅法律事務所、弁護士法人伏見総合法律事務所(現 弁護士法人賢誠総合法律事務所)に所属し、2023年に独立して荻野法律事務所を開設して現在にいたります。
 

日本開発銀行(現 日本政策投資銀行)へ入行されたのは、どういった理由だったのでしょうか?

元々銀行に入ろうと思っていたわけではなく、外交官や官僚になって公共的な仕事をしたいと思ってました。
ただ実際に官庁訪問などもしてみたら、なんとなく肌に合わないと感じたんですね。
そうしたところ、日本開発銀行を訪問する機会がありました。
日本開発銀行は戦後復興の一翼も担った銀行で、一般的な銀行と違って鉄道・航空など公共的な事業に融資を行います。
ですから公共的な仕事をしたいという私の想いにも合っていましたし、なによりそこで働いていらっしゃる方の話がとても魅力的で入行を決めました。
 

実際に入行してみていかがでしたか?

融資に関する仕事をしていたのですが、取引相手は誰もが知るような大企業で、融資の金額も桁違いでした。
皆さんの暮らしに関わるスケールの大きな仕事ができている充実感もあり、とてもやりがいはありました。
ただ一方で、私も、私が直接話をする相手も大きな組織の一員です。
ですから私自身の力が相手のためになって、相手が自分事として喜んでくださる実感が薄かったですね。
また歴史もある大きな組織ですから、私がどうにかできる範囲の狭さにも息苦しさを感じていました。
それで個人の力で人の役に立てる仕事はないかと探した結果、弁護士を目指すことにしました。
銀行を辞めるときは「もったいない」と言われることも多かったですが、「まぁなんとかなるだろう」と思っていましたね。
 

銀行を辞めて司法試験に合格するまでの期間はいかがでしたか?

大学は経済学部で法律をちゃんと勉強したこともなかったので、そう簡単には合格できなかったですね。
ただ私も通っていた司法試験受験予備校でチューターのアルバイトをしたり、受験仲間と一緒に勉強したり、不安でしたが今思えば楽しかった面もあります。
当時は合格まで10年かかる人も珍しくなかったので、「勉強を続けていればいつか受かるだろう」という感じでした。
 

2007年に弁護士になって、弁護士法人三宅法律事務所に入られたのはどういった想いだったのでしょうか?

自分にどんな仕事が合っているかわからなかったですし、まずは幅広く経験したいと思っていました。
その点、三宅法律事務所は歴史もあり、複数の弁護士が所属しており、企業法務から一般民事まで幅広く扱っているというところに魅力を感じたんです。

実際弁護士になってみて、いかがでしたか?

目の前の依頼者に直接役に立っているという実感もあり、専門性の高い仕事ですから、とてもやりがいを感じました。
法律をもっとしっかり学びたいと思って同志社大学大学院法学研究科博士前期課程(私法学専攻)も修了しましたし、フランスに留学してパリ第2大学大学院(DSU:商取引法・会社法専攻)も修了しました。

その後、弁護士法人伏見総合法律事務所(現 弁護士法人賢誠総合法律事務所)に参画されたのですね。

そうですね。三宅法律事務所は本当に良い事務所でしたが、多くの弁護士が所属しています。
ですから、ずっと組織の一員として働くより、自分の事務所を持ちたいという想いが強くなってきたんです。
それで当時は大阪で働いていたのですが、独立するなら地元京都が良いと思って、親しくしていた弁護士法人伏見総合法律事務所の代表弁護士に話を聞きにいきました。
そうしたところ、その方から「一緒にやりましょう」と誘っていただいたんです。
元々一人で事務所を開設するつもりでしたが、当時弁護士法人伏見総合法律事務所は5,6名の事務所でしたし、各自が自由に仕事をしていたところに惹かれました。
 

その後独立され、今の事務所を開設されたのはどういった想いだったのでしょうか?

組織に所属するメリットはもちろん大きいですが、自分の想いに従って事務所を運営したいという想いが強くなったことは大きいです。
以前は、一人でやることに多少不安もありました。
ただ今は、弁護士経験も長くなったので仕事に対する自信もつきました。
また京都弁護士会副会長も務め様々なつながりもできたので、困ったことがあれば頼れる人もいるので不安はありません。
 

現在の業務について

現在、注力している分野を教えてください。

特定の分野に力を入れるということはなく、幅広く対応しています。
企業法務にも長く関わってきたので会社からのご相談も多いですし、離婚・相続・交通事故といった個人からのご相談も多いです。

弁護士として、どういったことを大切にされていますか?

相談者・依頼者のお話をしっかり聴き、ご依頼いただいた案件については、できるだけ依頼者の希望が叶うように誠実に取り組むことを大切にしています。
また、「皆が幸せであってほしい」という想いは常にあります。
弁護士業務で言えば依頼者はもちろん、関係する人たちもできるだけ幸せであってほしいと思います。
その意味でトラブルを防いだり、まだ小さなうちに解決するということも大切にしています。
 

紹介などがなくても、相談できるのでしょうか?

もちろんです。私は時間の許す限り、どのようなご相談でも一旦聴くようにしています。
というのも、最初は法律的に無理だと思える話でも、聴いているうちに意外な事実が出てきてなんとかなりそうだとわかったり、相談者が気持ちを整理して前に進めることも少なくないからです。

銀行に入行された経験も含め、これまでを振り返っていかがでしょうか?

私自身、「これはダメ」というものはあっても、「こうでなくちゃいけない」というこだわりは少ないほうだと思います。
銀行に入行したことも、弁護士になったことも、2つの事務所に所属したことも、こうして独立したことも、様々な偶然や御縁の結果です。
今の働き方には満足していますが、これからまた別の形で働くこともあるかもしれません。
仕事に対してはプロとしてしっかりこだわりますが、自分自身に対しては割と流れに任せて、「まぁなんとかなる」という感じで身軽でいたいですね。
 

相談を考えている方へ一言お願いします。

「こんなこと弁護士に聞いて良いんでしょうか」と仰る方は多いのですが、困ったことがあればまず相談してみてください。
相談した結果「なにも問題ない」とわかれば肩の荷が下りますし、私としてもそれで相談者の気が晴れれば嬉しいです。
一人で抱え込んでいても解決しませんから、遠慮せずお気軽にご相談ください。
 

弁護士情報

弁護士名:荻野 伸一
所属弁護士会:弁護士会
事務所名:荻野法律事務所
事務所HP:https://ogino-law.jp/
事務所住所:京都府京都市下京区月鉾町47-3 四条新町ビル3階

経歴:
1988年3月 京都府立西乙訓高等学校卒業
1992年3月 京都大学経済学部卒業
1992年4月 日本開発銀行(現 日本政策投資銀行)入行
1995年3月 日本開発銀行(現 日本政策投資銀行)退職
2005年4月 司法研修所入所(59期)
2007年1月 司法修習修了、弁護士登録(大阪弁護士会)、弁護士法人三宅法律事務所入所
2009年3月 同志社大学大学院法学研究科博士前期課程(私法学専攻)修了
2014年7月 パリ第2大学大学院(DSU:商取引法・会社法専攻)修了
2016年10月 京都弁護士会に登録換え、弁護士法人伏見総合法律事務所(現 弁護士法人賢誠総合法律事務所)に参画
2023年4月 荻野法律事務所開設

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