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「フランクな姿勢と確かな専門性で依頼者に寄り添う。プログラミングにも精通する異色の弁護士」 荒井 義一 弁護士 / 弁護士法人クレスフォート法律事務所

弁護士は「敷居が高い」存在ではないと語るクレスフォート法律事務所の荒井義一弁護士。伝統的な法曹としての専門性を持ちながら、驚くべきことにC++やPythonといった複数のプログラミング言語も使いこなす。法律とITの両方に精通する異色の存在として、新しい形の法律サービスを目指している。
相続や企業法務の分野で豊富な実績を持つ一方で、「フランクな弁護士」として依頼者からの信頼も厚い。その独自の経験と哲学、そして目指す未来像について話を聞いた。

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弁護士を志したきっかけ

率直に申し上げると、私が弁護士を志したきっかけは、決して明るい話ではありませんでした。子供の頃、父が工場勤務の肉体労働者で、家庭内で様々な問題を抱えていました。母が大変な思いをしている姿を見て、「なんとかしたい」という思いが芽生えたのが始まりです。

法律の力で人々を助けたい—。その思いが私を弁護士という道へと導きました。実際、このような経験があったからこそ、家庭内の問題や労働問題に対して、より深い理解と共感を持って取り組めているように思います。

弁護士としてのキャリア

大学時代は公務員か弁護士かで悩みました。当初は検察官志望で、司法修習でも検察修習に力を入れました。特に印象に残っているのは、検察修習中に任された重要案件への対応です。その経験を通じて、より市民に寄り添える立場として弁護士を選びました。

2012年に弁護士登録後、最初は都内の法律事務所に所属し、刑事事件、相続、交通事故の3分野を中心に経験を積みました。その後、司法書士グループの法律部門責任者を務めるなど、様々な経験を重ねました。2019年にクレスフォート法律事務所を設立し、2020年に法人化。一時期は3名体制でしたが、現在は私を中心としたコンパクトな体制で運営しています。

今の強み・注力している分野

個人のお客様向けには相続案件、特に不動産絡みの案件に力を入れています。不動産が絡む相続案件は複雑な要素が多く、解決までに様々な専門知識が必要となりますが、それだけにやりがいを感じています。また、債務整理も手がけており、現在約400件を担当しています。

法人案件では、問題のある相手方に対して責任を追及していく訴訟業務が多いのが特徴です。実際に訴訟を通じて相手方の不正が明らかになり、全国的なニュースとなったケースも複数経験しています。正義を追求する姿勢を大切にしながら、依頼者の権利を守るために粘り強く取り組んでいます。

その分野に注力している理由

相続分野については、自身の経験から家族間の問題解決に携わりたいという思いがあります。また、訴訟については、正義を追求するという弁護士としての使命感が根底にあります。

興味深いことに、私の性格形成に大きな影響を与えたのは中学時代のラグビー部での経験です。日本のラグビー人気に拍車を掛けたテレビドラマ「スクール☆ウォーズ」主人公のモデルにもなった山口良治氏のもとで、様々な個性を持った生徒たちと共にラグビーに打ち込みました。部活動を通じて多様な価値観に触れる機会があり、勉強と部活の両立に励む中で、自然と仲間たちの架け橋のような役割を担うようになりました。この経験が、現在の弁護士業務における調整能力や問題解決能力の基礎となっています。

事務所の強み

よく「敷居が低い弁護士」だと言われます。フランクな対応を心がけ、どんな方でも気軽に相談できる雰囲気づくりを大切にしています。依頼者の方からも「話しやすい」という声をいただくことが多いですね。

この姿勢は意識して作り上げたものではなく、自然と身についたものです。法的な専門知識はもちろん必要ですが、それを難しい言葉で説明するのではなく、相手の立場に立って分かりやすく伝えることを心がけています。初めて法律事務所を訪れる方の緊張や不安を和らげ、本音で相談していただける関係性を築くことが、問題解決の第一歩だと考えています。

今後の取り組み

事務所としては、コロナ禍でオンライン化が進んだことも踏まえ、支店展開も視野に入れています。また、私個人としては、プログラミングなどIT分野への関心も高く、将来的にはIT関連の法務分野への展開も検討しています。

実は私は、C++、C#、Delphi、Perl、PHP、Java、Pythonなど、様々なプログラミング言語を習得しており、ハードウェアへの知見もあります。弁護士なのにエンジニアみたいだと言われることも(笑)。今後はIT関連の法務やリーガルテック分野でも新しい価値を提供していきたいと考えています。特に、システム開発に関する契約書のレビューや、IT企業の法務支援など、専門性を活かせる分野にも積極的に取り組んでいきたいと思います。

記事を読んでいる方へひとこと

弁護士は敷居が高い存在だと思われがちですが、決してそんなことはありません。些細な悩みでも、まずはお気軽にご相談ください。フランクな対応を心がけていますので、どんな方でも気兼ねなくお話しいただける環境を整えています。

「この問題、弁護士に相談するほどのことじゃないかも…」と躊躇される方も多いと思いますが、小さな問題が大きくなる前に、専門家に相談することをお勧めします。法的な問題解決はもちろんのこと、新しい技術も積極的に取り入れながら、様々な角度から皆様のお力になれることを楽しみにしています。

弁護士情報

弁護士名:荒井 義一
所属弁護士会:第一東京弁護士会
事務所名:弁護士法人クレスフォート法律事務所
事務所住所:〒160-0022 東京都新宿区新宿1-4-13 溝呂木第2ビル60B

略歴
2000年 立命館大学 法学部 卒業
2009年 首都大学東京法科大学院 卒業
2011年 司法試験 合格
2012年 弁護士登録
2015年 独立開業
2019年 クレスフォート法律事務所に事業所名変更
2020年 弁護士法人設立

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