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起業を目指した経験も生かし、中小企業やベンチャー企業の予防・戦略法務に注力/石橋京士弁護士(一京綜合法律事務所)

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弁護士を目指した理由とこれまで

これまでの経歴について教えてください。

出身は宮城県仙台市で、仙台高校、宮城大学事業構想学部事業計画学科、明治大学法科大学院を卒業し、2011年に弁護士になりました。弁護士になってからは、東京都内の法律事務所に就職し、2016年に一京綜合法律事務所を開設しました。

法学部ではなく事業構想学部ご出身なのですね。

そうなんです。僕は母子家庭で育って、弟と妹もいました。ですから、大学を出たら安定した公務員になろうと思っていたんです。ところが大学受験に失敗して浪人してしまいました。そして新聞配達などをしながら予備校に通っていた頃、たまたまテレビで宮城大学の糸瀬教授のインタビューを見たんです。話の内容もさることながら、ガンと闘いながら情熱的に学生を指導される姿を見て、「この先生の元で学びたい!」と強く思いました。それで志望校を変えて一生懸命勉強して、無事に宮城大学に合格できました。


そこから弁護士を目指されたのは、どういった理由だったのでしょうか?

事業構想学部なのでビジネスを立ち上げようという仲間ばかりで、私も起業を目指してベンチャーサークルにも入っていました。ただビジネスの世界は甘いものではなく、結局自分になにができるのかわからない状態でした。かといって、就職して組織に属するのは自分には合わないと思いました。

そうしたところ、ちょうどロースクール制度ができたばかりで、法律を学んだことがない人でも弁護士になりやすいという環境でした。それで、弁護士になれば自由に仕事ができると思って目指すことにしたんです。もちろん弁護士になる道も苦労の連続でしたが、無事に司法試験に合格できてホッとしましたね。

2016年に独立されたのは、どういった想いだったのでしょうか?

弁護士になって就職した事務所は、交通事故などの案件が多かったんです。ただ学生時代に起業を目指していたこともあり、弁護士になったらベンチャー企業などのお手伝いをしたいと思っていました。しかし組織にいる限り、自分の好きなことだけするわけにはいきませんよね。そこで、自分のやりたいことを思う存分やろうと思って独立しました。

それでも前の事務所には4年お世話になり、先輩弁護士の指導のおかげで弁護士としてのベースを作ることができました。その経験があったからこそ、今こうして自分が好きな分野に打ち込めるんだと感謝しています。

現在の業務について

現在、どのような業務に力をいれていますか?

事業を作ることや会社を成長させることに興味があるので、中小企業やベンチャー企業の法務に力を入れています。 その中でも力を入れているのが、トラブルや紛争を未然に防ぐ「予防法務」と、企業経営やビジネス展開を積極的に法務面でサポートする「戦略法務」です。

業務そのものではありませんが、Voicyという音声配信プラットフォームで、「弁護士石橋の本質ラジオ」という番組も持っています。私の発信を通じて、「トラブルになる前に弁護士の力を借りる」という考え方が広まればと思っています。

弁護士石橋の本質ラジオ:https://voicy.jp/channel/3891

予防法務に力を入れようと思った理由を教えてください。

これまで多くの企業から相談を受けてきましたが、多くの企業が、なにかトラブルが起きてから弁護士に相談するんですね。一方弁護士としては、「契約書を結ぶ前に相談してくれていれば…」「事業を始める前に相談してくれていれば…」と思うことが本当に多かったんです。つまり会社が抱えるトラブルの多くは、事前に弁護士に相談していれば防げたはずなんです。それにもかかわらず、会社の貴重なリソースをトラブル解決に割くのは非常にもったいないですよね。

ですから私が弁護士として関わってトラブルを防ぐことで、安心して事業に集中し、事業の成長を加速させられればと思っています。

戦略法務についてはいかがでしょうか?

弁護士は様々な法的リスクに気づくことができますし、それを説明しないわけにもいきません。ところがリスクばかり考えていては、企業はチャレンジできませんし成長もできません。そこで私は、致命的なリスクは避けながらも、「この方法はダメですが、代わりにこの方法があります」「こういうリスクがありますが、もしそうなってもこういう風にリカバーしましょう」という形で様々な提案をします。そうすることで、ただリスクを避けるだけでなく、安全に事業を前に進めることができます。

弁護士は裁判などでトラブルを解決する仕事ばかりだと思っていたので、意外でした。

そうですね。もちろん個々のトラブルを解決する弁護士も社会には不可欠です。実際僕も、今でもそういった仕事はしています。他方で、起きたトラブルを解決するだけでは後手に回ります。

要は役割の違いで、激しい川の流れがあるときに、下流で溺れている人を助ける役割も必要だし、上流で水をせき止める役割も必要ですよね。それぞれが与えられた役割を果たすことで、社会はよりよい方向に進むと思います。

 
どういった会社のサポートをされていますか?

業種は本当に幅広くて、システム・アプリ開発、WEBデザインプラットフォームサービス、eコマースなどのIT事業、人材派遣、不動産、製造業、医療法人、公益法人などです。規模も様々で、従業員数名のベンチャー・スタートアップ企業から数百人規模の企業まで幅広くサポートしています。

ただ私は、どんな会社からでも依頼を受けているわけではありません。私自身、世の中をよりよくしたいという想いが根底にあります。ですから私がサポートすることで、世の中をよりよくできると感じる会社とだけお付き合いさせていただいております。その意味で、もちろん費用はいただきますがお金だけでは選びませんし、利益第一主義のような会社のご期待には沿えないかなと思います。

弁護士として大切にしていることなど

弁護士として、どういったことを大切にされていますか?

主役はクライアントですから、どうすれば目の前のクライアントがよりよくなるかということを常に考えています。そのために、クライアントの意向や目的などを徹底的にヒヤリングします。そして法律だけでなく経営などについても幅広い知識を身につけて、クライアントと同じ目線で考え、寄り添い、事業に伴走できればと思っています。

先生が取り組んでいるIT化について教えてください。

クライアントとのやりとりは、電話やメールだけでなくLINE、Slack、Chatwork、Facebook など、クライアントが使いやすいものを使っています。

また契約書作成・レビューの業務が多いので、様々な文書の作成・検索・レビューを効率化できるLAWGUEというツールを使っています。AIツールを試したこともありますが、私の場合はこちらのほうが合っていました。

弁護士業務そのものではないですが、アイディア出しのときにChatGPTを使ったり、マインドマップを使ったりもしています。

今後の目標などをお聞かせください。

独立したときは、弁護士を増やしてそれなりの規模にしようかなと思っていたんですが、年々一人が楽だなと思うようになりました。ですから今は、事務所を大きくするというよりは、自分ができることをどんどん広げていけたらよいなと思っています。また、今は基本的に顧問弁護士という関わり方ですが、社外取締役という形で、より深く経営に関われたらと思っています。

相談を考えている方へ一言お願いします。

困ったことや不安なことがあれば、とにかく一度弁護士にアクセスすることをオススメしています。費用が気になるのであれば、無料で相談できるサービスも世の中には色々あります。

また弁護士の個性も様々ですから、ぜひ相性のよさそうな弁護士を探してみてください。最初に会った弁護士に依頼する必要はありませんから、少しでも違和感があれば、複数の弁護士に相談してみるのもありです。
 

弁護士情報

弁護士名:石橋 京士
所属弁護士会:第二東京弁護士会
事務所名:一京綜合法律事務所
事務所HP:https://hitomiya-law.jp/
事務所住所:東京都新宿区新宿一丁目11番4号 TSKビル2階

経歴:
宮城大学事業構想学部事業計画学科卒業
明治大学法科大学院修了
2010年 司法試験合格 司法修習採用(64期)
2011年 第二東京弁護士会登録 津の守坂法律事務所勤務
2016年 一京綜合法律事務所開設

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