「相談者の未来のために」坂根 響子 弁護士 / 坂根法律事務所

弁護士を志したきっかけを教えてください。

弁護士を志したきっかけは、父と祖父が医師だったことに関係しています。小さい頃から、父が夜中に患者さんに呼び出されてオペに出かける姿や、父や祖父が医師として頼りにされている様子を間近で見ていました。目の前の人の役に立てる仕事はかっこいいと感じ、そういう仕事に就きたいと思うようになりました。

大学受験の時にも、ロースクールに入ってからも、医師を目指そうかと悩むこともありましたが、親とは違う自分で選んだ道に進もうと決意し、最終的に弁護士の道を選びました。今では弁護士は自分にとって天職だと感じています。

弁護士としてのキャリアについて教えてください。

司法試験合格後、最初に就職したのは東京駅駅前の事務所でした。そこは若手弁護士たちで作り上げた新進気鋭の事務所で、「千本ノック」のように一日に何件も法律相談をこなす経験をしました。毎日夜遅くまで働きましたが、やりがいに溢れ、毎日がとても楽しく、弁護士として鍛えられたと思います。

その後、独立を見据えて、マーケティングに長け色んな弁護士の仕事の仕方を学べる規模の大きな事務所や、ボスが紹介者だけを顧客に一人で全ての案件を扱う事務所で経験を積みました。
最終的に、地元である大阪に戻って独立し、現在は夫婦で事務所を運営しています。

今の強み・注力している分野を教えてください。

現在、私が注力しているのは離婚問題と相続問題です。また、成年後見という高齢者の財産管理の仕事も多く扱っています。

離婚問題については、新人の頃から多くの案件を担当したことがきっかけで専門性を深めました。特に、子どもの面会交流の問題に関心を持っており、自ら面会交流支援団体を立ち上げ、現在もその運営に奮闘しています。

その分野に注力している理由を教えてください。

離婚や相続の問題を解決することは、依頼者の平穏な暮らしや人生に直結する問題であるため、非常にやりがいを感じています。

新しい人生のスタートを切る依頼者や、トラブルが解決してやっと平穏な日々に戻った依頼者から前向きなコメントをもらえると、とてもうれしく感じます。

事務所の強みを教えてください。

私たちの事務所の強みは、異なる専門性を持った弁護士夫婦で運営していることです。私が家事事件を中心に扱う一方、夫は企業法務や刑事事件に長けています。このため、単なる一人事務所ではなく、必要に応じて複数の視点で案件を検討できるのが強みです。

また、私個人としては、依頼者との密接なコミュニケーションを心がけています。可能な限りLINEでのやり取りを行い、気軽に連絡・相談できる環境を整えています。さらに、一人ひとりの依頼者に十分な時間を割けるよう、扱う案件数を適切に管理しています。

先生が取り組んでいるIT化、DXについて教えてください。

正直なところ、IT化やDXについてはまだ十分に取り組めていません。以前に在籍していた中規模事務所では顧客管理システムを使用していましたが、現在は導入していません。スケジュール管理もまだアナログな方法を使っています。

ただ、この分野の重要性は認識しており、今後取り組むべき課題だと考えています。特に、小規模事務所に適した効率的なシステムがあれば導入を検討したいと思っています。

今後の取り組み・売り出していきたいサービスを教えてください。

今後も離婚、相続、成年後見の3分野を中心に、さらに専門性を高めていきたいと考えています。三児の母であることを活かし、学校問題や児童虐待等の問題、保育園や学童、学習塾など、子どもに関連する分野の顧問業務にも一層注力していく予定です。

また、依頼者との関係性を大切にし、単なる弁護士と依頼者という関係ではなく、人と人とのつながりを大切にしていきたいと思っています。依頼が終わった後も、近況等をご連絡いただいたりすることも多く、今後もそういった良い関係性を築いていきたいと考えています。

記事を読んでいる方へひとことお願いします。

皆様の人生や家族の未来に寄り添い、お力になれることを心から楽しみにしています。一緒に、より良い解決策を見つけていきましょう。

弁護士情報

弁護士名：坂根 響子（さかね きょうこ）
所属弁護士会：大阪弁護士会
事務所名：坂根法律事務所
事務所住所：大阪市北区西天満5丁目9番3号アールビル本館8階

経歴：
2004年3月　大阪府立四条畷高等学校　卒業
2009年3月　大阪市立大学法学部　卒業
2012年3月　京都大学法科大学院　修了
2014年1月　弁護士登録
弁護士法人東京フォレスト法律事務所　勤務
2016年1月　弁護士法人法律事務所オーセンスに移籍
2017年4月　弁護士法人永和総合法律事務所に移籍
2018年4月　坂根法律事務所　開設
2019年4月-2024年3月　京都大学大学院法学研究科　非常勤講師
2021年3月　NPO法人面会交流支援センター・モモ　代表理事

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