ネット社会の安心をサポート / 富永 慎太朗 弁護士(富永法律事務所)
裁判所事務官を経て弁護士に転身し、福岡を拠点に活動している富永弁護士。特にインターネット問題に注力し、ネット上のトラブル解決に力を入れている。これまでのキャリアや今後の取り組みについて伺った。
弁護士を志したきっかけは何ですか
大学時代に法学部に入学し、法律に興味を持ったことが始まりです。
しかし、より具体的なきっかけは、大学時代に自身が法律上のトラブルに巻き込まれたことでした。その際に、法律の知識の重要性と、法律問題に直面した人々が抱える苦しみを肌で感じました。
この経験から、同じような境遇の人々を法律を用いて支援し、解決の手助けをしたいと思ったことが理由です。
弁護士としてのキャリアについて教えてください
弁護士になる前に、まず裁判所事務官としてのキャリアをスタートさせました。裁判所事務官として働く中で、弁護士になりたいという気持ちが芽生えました。
裁判所は中立公平である必要があり、手続きを伝えることはできますが、それ以上踏み込めません。そのため、悩みを抱えている人にもっと寄り添いたいと考えるようになりました。
4年で裁判所を退所し、2017年に司法試験に合格し、弁護士としてのキャリアをスタートさせました。
現在は福岡を拠点に活動し、幅広い分野の案件に携わっています。
今の強みや注力している分野について教えてください
注力しているのはインターネット問題です。弁護士になって初めて勤めた事務所では、事務所から割り振られる案件以外に、自身で仕事の依頼を受けられるよう努めていました。
その手段の1つとして、弁護士向けポータルサイトのQ&Aサービスで積極的に回答し、福岡で1位になりました。
インターネット問題では削除請求や情報開示など、ネット上でのトラブル解決に力を入れていますが、地域に根ざした業務に取り組んでいるので、離婚や相続なども幅広い案件を取り扱っています。
インターネット問題に注力している理由は何ですか
大学生の頃からインターネットに親しみを持っており、誹謗中傷が起きやすいという負の面があるものの、様々な情報に素早くアクセスできるなどインターネットを利用するメリットは大きく、インターネットの負の面を排除しつつメリットを享受してほしいという思いがあるからです。
また、インターネット問題に対応できる弁護士は多いとはいえず、まだまだ取り組む余地があると感じていることも理由の1つです。特に、誹謗中傷やプライバシー侵害など、解決が難しいケースに対して、法的な支援を提供することで、被害者の救済につなげたいと考えています。
先生が取り組んでいるIT化、DXを教えてください
書類をpdf化し、独自のサーバーで管理しています。弁護士業界はまだまだ紙媒体が主流ですが、徐々にペーパーレス化が進んでいますので、いち早く取り組んでいます。
今後の取り組みと、記事を読んでいる方へひとこと
今後は引き続きインターネット問題に注力していきたいと考えています。その他にも小中高生向けの塾を経営し、学力の格差を縮める活動をしています。
かつて自身も家庭教師や塾の講師を経験し、高額な授業料に疑問を持ちました。貧富の差が学力格差を広げる構図に反対し、良質な教育をリーズナブルに提供して、社会の公正を目指しています。
少し話が脱線してしまいましたが、誹謗中傷などのインターネット上でのトラブルでお困りの方は、お気軽にご相談ください。電話だけの相談でも構いません。皆様のお力になれることを心から願っています。
弁護士情報
弁護士名:富永 慎太朗(とみなが しんたろう)
所属弁護士会:福岡弁護士会
事務所名:富永法律事務所
事務所住所:〒810-0074 福岡県福岡市中央区大手門2丁目7−4
2005年 熊本県熊本高等学校卒業
2010年 大阪大学法学部卒業
2010年 大分地方裁判所民事部勤務
2017年 九州大学法科大学院卒業
2017年 司法試験合格
2018年 福岡県弁護士会登録
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