解決した実績が信頼関係に繋がる。感情的になりがちな離婚問題を解決する弁護士 / 太田 香清弁護士(リンデン法律事務所)
司法試験に合格した後、地元の法律事務所や大手法律事務所、インハウスローヤーとして勤務経験を積んだ太田香清弁護士は、2015年に弁護士法人リンデン法律事務所を立ち上げた。離婚問題をメインとして扱う太田弁護士に業務や志向について話を聞いた。
弁護士を志したきっかけを教えてください
弁護士を志したきっかけは、高校時代に母親と喧嘩したことでした。母親に理屈っぽい性格を指摘され、「弁護士になった方がいいのではないか」と冗談交じりに言われたことが、なぜか心に響きました。
元々人の話を聞いて応えることが好きだった私は、この言葉をきっかけに弁護士という職業を意識するようになりました。大学時代に旧司法試験の問題を解く機会があり、努力をすれば合格できるのではと思い、本格的に弁護士を目指しました。
キャリアについて教えてください
司法修習後は、地元徳島の地域で2年間働きました。町弁として、地域の方のお悩みの解決に尽力していました。
その後、大きな案件にも挑戦したいと思い、全国に支店を持つ大阪の事務所で勤務しました。弁護士としての幅を広げたいと、学校法人の企業内弁護士として1年間勤務した経験もあります。ここでは契約書のチェックや学生とのトラブル対応に従事しました。
独立してからはどのような案件に注力しているのでしょうか
離婚問題に注力しております。その中でも、離婚問題をメインにしている事務所は珍しいのではないでしょうか。
不貞慰謝料請求など、離婚に付随した問題ももちろんご相談いただけますが、単に不貞慰謝料請求だけを解決しても本当の意味での解決にはなりません。根本にある離婚問題を解決して、相談者には次のステップに進んで欲しいと考えています。
相談者様の話をよく聞き、内容を理解、整理して解決まで導くことを大切にしており、感情的な相談者様に対して冷静に判断をするのが自身の強みとマッチしてると思います。
弁護士としてやりがいを感じる時は
一度依頼を解決した方から再度ご依頼をいただくと、弁護士として自信が高まります。例えば、離婚問題を解決した相談者様から、その後ご自身の経営する会社の顧問契約を依頼されたこともあります。
相談を解決した際に少しでも不満があると、その弁護士に再度依頼することはないでしょう。信頼関係は案件を通じて自然に構築されるものであり、真摯に案件に取り組んだ結果だと考えています。
今後の業務展開について
今後は相続問題にも注力していきたいと考えております。
相続問題も離婚問題と同様に、親族同士の争いが絡むため、感情的になるケースが非常に多いです。家族間の複雑な感情や背景が絡み合うため、冷静かつ適切な対応が求められます。
感情的になっている相談者様を見ると、静かに燃えるような気持ちになります。感情に寄り添いながらも、弁護士としては常に冷静さを保ち、最善の解決策を見つけるために尽力します。
相談者へのメッセージ
ご依頼していただいた際に、良い結果を得ようと自分に不利なことは隠してしまう方もいらっしゃいます。不利な事実を隠して相談すると、その場では良い回答が得られるかもしれませんが、後になってその事実が発覚した場合、最初の答えとは全く違う結果になってしまうかもしれません。
だからこそ、不利な事実も包み隠さずに話してください。その事実がどう影響するのか、そしてそれを踏まえてどう案件を進めていくかをお伝えします。
弁護士はあなたの味方ですので、全てを正直に話すことが大切です。
弁護士情報
弁護士名:太田 香清(おおた かすみ)
所属弁護士会:神奈川県弁護士会
事務所名:リンデン法律事務所
事務所住所:神奈川県 横浜市神奈川区鶴屋町3-35-11 ストーク横浜二番館7052002年:金沢大学法学部 卒業
2006年:神戸大学法科大学院 修了
2007年:司法試験合格
2008年:弁護士登録
2015年:弁護士法人リンデン法律事務所 開設
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