借金地獄から助けてほしい。借金苦を抜け出す方法と実話ブログ3選を弁護士が解説
「借金地獄から抜け出したい。助けてほしい。もう自殺するしかないのかも…」と、借金苦によって精神的に追い詰められている方もいらっしゃるのではないでしょうか?今は「もう選択肢なんてない」と思い込んでしまっているかもしれませんが、借金地獄を抜け出す方法は必ずあります。この記事では、借金地獄から抜け出す方法や借金苦を放っておくリスク、実際に借金地獄を経験している人のブログの紹介等を行います。思い詰める前に、ぜひ、一度だけでも読んでみてください。
「借金返済の目処が立たない」
「債務整理を検討しているが、手続きや交渉が面倒で躊躇している」
そんなお悩みをお持ちの方は、弁護士に相談することでさまざまなメリットがあります。
弁護士に相談・依頼するメリット
・あなたの借り入れ状況の場合、どんな返済手段を取れば返済ができそうなのかアドバイスしてくれる
・債務整理の煩雑な手続きや交渉ごとをすべて弁護士に一任できる
・わからないことがあれば、丁寧に教えてくれる
カケコムでは、あなたにあった弁護士を見つけるサービスを提供しています。
借金地獄から助けてほしい…借金地獄から抜け出す方法とは?
借金地獄に陥ると、この先の将来が真っ暗になったような気がしてしまって、「解決法なんてないんじゃないか」と思ってしまうこともあるでしょう。
しかし、どんな問題にも必ず解決法はあります。
下記では、借金地獄・借金苦にある人が今取れる対処法をご紹介しますので、なにか一つでも良いので、ぜひ一度試してみてください。
まず自分自身で返済しきれる額なのかを確認する
まずは、今ある借金が自分自身で返済しきれる額なのかを確認しましょう。
利息を含めて元本もなんとか返済していけるのか、それとも利息の返済で精一杯で元本の返済が一切できないのか。
この2つの状況でも、取れる対処法がまったく異なります。
そのため、まずはご自身の借金の状況を確認し、今どの程度、利息と元本の割合がどのくらいで返済できていて、今後その返済額を増やしていける見込みがあるのか?等を確認してみてください。
これをご自身で把握できているだけでも、専門家に相談する際等にとてもスムーズに話を進めることができますので、非常におすすめです。
債務整理を検討する
次に、債務整理を検討しましょう。
債務整理とは、文字通り債務を整理する手法のことで、例えば借金が全額免除される代わりに一定の価値以上がある財産は処分されてしまう自己破産や、財産を処分されない代わりに、将来利息のみをカットして元本を数年にわたって分割返済させてくれる任意整理等が挙げられます。
前の項目でご説明した例で、「利息のみの返済になっていて一向に元本を返済できる見込みがない」といった場合には、任意整理をすることで将来かかるはずだった利息等をカットできるので、元本のみを返済し続けることが可能です。
債務整理には、自己破産や任意整理以外にも2つの手段があります。
それぞれの債務整理の概要やメリット・デメリットを知りたい方は、下記の記事をぜひご一読ください。
>>【関連記事】債務整理の種類4つとそれぞれのメリット・デメリットを弁護士が解説
自分に合った返済方法がわからなければ弁護士へ相談する
自分に合った借金の返済方法がわからない場合は、専門家である弁護士へ相談するのが一番です。
弁護士に相談することで、ネット上でしかわからなかった情報が本当なのかどうかを知ることもできますし、あなたの借金状況を丁寧にヒアリングした上で、あなたの状況に合った返済方法を提案してくれます。
もし債務整理等をする必要がなく、弁護士に提案された方法がご自身のみでできそうなものであれば、依頼をする必要はなく、相談をするだけでOKです。
そのため、あまり気兼ねせずぜひ一度お試し気分で相談してみてください。
「返済できる手段なんてない」と思っていたところに、良い解決策を見いだせるかもしれません。
なぜ借金地獄に陥ってしまうのか?その理由とは
借金地獄にハマってしまう理由は人によって様々だと思いますが、意外にも娯楽費よりも生活費自体で借金をしてしまったという方も多いようです。
下記の記事では、借金をする女性の理由TOP7等について弁護士が詳しく解説しています。
「自分だけが借金地獄にハマってしまっているのではないか」「この借金地獄を抜け出すことはできないんじゃないか」と不安になってしまい、精神的に追い詰められてしまっている方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方は、他の方の借金地獄に陥ってしまった理由を知って、ご自身の原因を分析したり、「何をどうすれば借金地獄を脱出できるのか」を考える機会として利用してもらえればと思います。
借金地獄・借金苦を放っておくとどんなリスクがあるのか
借金地獄に陥っているとき、どうしてもそこから目を逸したくなってしまいますよね。しかし、借金から目を逸して滞納してしまうと、もっと借金に苦しめられることになってしまいます。
そうなる前に、借金の返済を放置し続けるとどんなリスクがあるのかをまずは知っておきましょう。
ブラックリスト入りしてしまう
借金地獄や借金苦を放置し、例えばクレジットカードの支払い等を3ヶ月以上滞納してしまうと、ブラックリスト入りしてしまいます。
ブラックリスト入りしてしまった場合、クレジットカードが使えなくなったり、新たなローンを組んだり、借り入れをすることができなくなってしまいます。
しかしながら、借金地獄を放置せず、債務整理を行った場合にもブラックリストには載ってしまうので、その点には注意が必要です。
「借金地獄は抜け出したいけれど、ブラックリストには載りたくないから債務整理も行いたくない」という方は、他に取れる返済方法がないか、ぜひ弁護士へ一度相談してみてください。
ローン等がある場合には一括請求されてしまう
住宅ローンや車のローンがある場合には、3ヶ月ほどローンの返済を滞納してしまうと、一括請求をされてしまう可能性があります。
しかし、債権者も、3ヶ月間滞納したことになんの督促もなしに突然一括請求を行う訳ではありません。何度か督促状を送ったり、連絡を入れた上で、債務者が対応しない場合に一括請求を行うのです。
そのため、督促が来た時点で、もし返済が難しそうであるということがわかっているのであれば、必ず連絡を返して、その旨を債権者に伝えるようにしましょう。
そうすることで、返済の見込みが立つまで、債権者から少し返済の猶予をもらえるかもしれませんし、一括請求よりはマシな手段を話し合えるかもしれません。
どちらにせよ、放置してしまった末に一括請求がきてしまい、そこから債権者と交渉するのは、その前段階で交渉するよりも難しくなってしまう可能性が非常に高いため、できるたけ早めに対応を行うということを心がけておきましょう。
精神的に病んでしまうかもしれない
借金地獄であることを認識したまま何の対策もせずに放置してしまうと、借金地獄から目を逸しているつもりでも頭の片隅にいつも借金のことが思い出されてしまって、その期間が長く続けば続くほど、精神的に病んでしまう可能性が高いかもしれません。
精神的に病んでしまうくらいなら、弁護士に相談する等して、早めにご自身ができる対処法を見つけて、実行してみてください。
自殺してしまうかもしれない
上記のような経緯で精神的に病んでしまった結果、自殺してしまう可能性もあります。
自殺をしてしまっては元も子もありません。
きっと、借金地獄に陥ると、「もうどうにもできない」「誰も助けてくれない」と視野が一気に狭まってしまうでしょう。
しかし、必ず手段というものはあります。借金地獄に陥っていたとしても、救済措置は必ず存在します。
自殺を考えてしまう前に、まずは解決できることを信じて、そちらに舵を切ってみてください。
借金地獄で弁護士に相談したり債務整理を行うのは恥じゃない
「借金地獄や借金苦で弁護士に相談すれば解決できる」とわかっていても、人に自分の借金状況を説明するのは恥ずかしかったり、その恥ずかしさを感じることになるならこのまま借金地獄でいた方が良いと考える人もいるかもしれません。
しかし、借金地獄で弁護士に相談することや、債務整理を行うことは、まったく恥ではありません。
債務整理は借金のれっきとした救済措置ですし、借金で困っているなら、正当に使うべき手段です。
また、弁護士への相談についても、弁護士は初めて会う第三者であり、守秘義務があり、借金の相談以外で会うことはないことから、反対に最も相談しやすい人物なのではないでしょうか?
恥とは思わず、ぜひ「正当な手段を取るんだ」という気持ちで、弁護士や債務整理を利用してみてください。
弁護士相談は無料で行えたり、費用の立替が可能な場合があることも知っておきましょう
借金の返済方法や債務整理について弁護士に相談や依頼を行いたいといった場合、やはり気になるのは料金面なのではないでしょうか?
弁護士へ相談する場合、相場は30分5,500円〜11,000(税込)程度で、依頼するとなると、数十万になることもザラでしょう。
しかし、弁護士によっては借金の相談なら何度でも無料としていることもありますし、法テラスという、経済的に困窮している人へ向けた国の法律提供サービスを使えば、弁護士への相談料を無料にしてもらうことができます。
また、依頼後の弁護士費用については、弁護士が後払いや分割払いをOKとしていたり、法テラスの制度を利用すれば、法テラスが立替を行ってくれる可能性があります。
しかし、法テラスを利用する場合には収入状況や資産状況の条件があります(本当に経済的に困窮した状況であるのかを確認するため)ので、利用を検討する場合は、一度利用条件を確認したり、法テラスの公式HPにある利用可否シミュレーションを利用してみるのも良いでしょう。
また、法テラスの立替制度を利用した場合には、原則立替をしてもらった費用を後々返済していくことになりますが、これも条件によっては猶予してもらえたり、返済自体を免除してもらえることがあります。
この点について具体的に知りたい方は、下記の記事をぜひご参照ください。
借金地獄で苦しんでいる人のブログTOP3を紹介
にほんブログ村の「借金・借金苦」カテゴリで2022年2月2日現在の1位〜3位のブログをご紹介します。
ここでご紹介するブログでは、現在借金返済中の状況であり、まさに借金地獄の渦中にいる人の体験談が書かれています。
「こんなに借金をしてしまっているのは自分だけだ」とふさぎ込まないためにも、他の人の状況を見てみて、どのように返済していっているのかや生活しているのかを知ったりし、良い意味で一つの安心材料にしてみてはいかがでしょうか?
借金地獄ブログ1位 続・30代で人生オワタ@借金700万円
まずは、「続・30代で人生オワタ@借金700万円」というブログをご紹介します。
ギャンブルと株で借金700万円を作ってしまい、その借金をギャンブルで取り返すというコンセプトで運営されているブログです。
パチスロの月間収支についてや、現在の返済状況、後悔したご自身の行動等が書かれています。
前提として、ギャンブルで収入を得て借金を返済していくというのは確実性のない危ない手段とも言えますので、可能な限り安定した収入を得られる仕事に就いたり、Wワークをしたりと、確実に借金を返済していける手段を選んだ方が良いということはありますが、このように返済している人もいて、そうするとどのような返済状況になっていくのかを知るのも一つ良いかもしれません。
ただ、「ギャンブルで返済をしようとしたものの、かえって借金の額が膨らんでしまい、自己破産をするしかなくなった」といった場合に、自己破産の理由がギャンブルであると、裁判所から免責許可(借金の返済をしなければならない責任を免除してもらう許可)を得られない可能性があります。
これは、ギャンブルが自己破産をする場合の免責不許可事由に該当する可能性があるからです。ただし、ギャンブルであっても免責の許可が下りる場合もありますので、その点について詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
借金地獄ブログ2位 多重債務の夫と見つめ合う私
次は、「多重債務の夫と見つめ合う私」というブログをご紹介します。
このブログは、夫から借金があることを告げられた主婦が書いているブログで、7社以上の貸金業者から500万円以上の借金をしていた夫の借金を少しずつ返済していく内容が更新されています。
ご自身が作った借金ではなく、「配偶者やパートナーに借金があった」という状況で、パートナーのために協力して借金を返済していくことを選択せざるを得なかった人もいらっしゃるのではないでしょうか。
このブログでは、そのようなケースの借金返済の現実が書かれているので、同じようなケースで借金の返済に追われている方にとっては、かなり参考になるかもしれません。
精神的な負担も減るかと思いますので、同じ境遇の方は一度ブログを読んでみるのがおすすめです。
借金地獄ブログ3位 嫁に内緒の借金400万円をFXで返済していく~風前の灯火~
最後は、「嫁に内緒の借金400万円をFXで返済していく~風前の灯火~」というブログをご紹介します。
妻に秘密で400万円程の借金をしていて、それをFXやバイト等で返済していくという内容で、返済状況等を更新しているブログです。
こちらも1位のブログ「続・30代で人生オワタ@借金700万円」のブロガーの方と同様に、FX等の確実性のない手段で借金を返済していこうという箇所についてはリスクがあるため、参考にするかどうかはよく注意して検討していただきたいところですが、バイトで返済していくという部分は参考になるかもしれません。
また、ご家族に隠して借金を作ってしまったという人は、共感できるかもしれません。
債務整理後にうまく生活していくコツは?
それでは、債務整理をした後にうまく生活していくには、どのような点に注意しておけば良いのでしょうか?
生活のコツをご紹介します。
毎月予算を立て、お金を使ったらこまめに記録しておく
一度借金地獄に陥ったということは、収支管理がうまくできていなかったり、「いつかボーナス的にお金が入ってくるだろう」と楽観的に考えてしまっていたり、そもそも収支管理自体をしていなかった方もいらっしゃるでしょう。
債務整理をしたら、まずは毎月何にいくら使うのか、自己破産以外の分割返済をしていく方法なら月にいくら返済していかなければならないのか、今の自分の収入はいくらなのかをすべて一度書き出してみましょう。
その上で、収支がマイナスになってしまった場合は削れる項目を探して削り、なんとか収支がマイナスにならないよう、予算立てをしていくことが重要です。
また、お金のことは楽観的に考えることはせず、可能な限り予算の通りに生活していく忠実さも重要です。実際に何にいくら使ったのかも、細かくメモするようにしましょう。
ご自身のためにも、ぜひ感覚を掴むまでは毎月予算を立て、それに従って生活をし、お金を使った分はメモをして…という形でぜひ生活してみてください。
カードを使いたい時はデビットカードを使う
債務整理をした後はブラックリストに掲載されてしまうため、クレジットカードが使えなくなってしまいます。しかし、カード決済しか受け付けていない通販等もあるため、カードがないと不便なこともありますよね。
そのような時は、デビットカードを作成し、使うようにしましょう。
デビットカードはクレジットカードと異なり、カードを使ったら即時口座からお金が引き落とされる仕組みになっていて、1回払いのみが可能なので、「クレジットカードは使えないけれどカードは使いたい」「後払いになるカード払いをしたくない」という方にとっては、とてもメリットがあるカードです。
詳しくは下記の記事でご紹介していますので、参考にしてみてください。
村木弁護士からのメッセージ
借金の返済に苦しみ、毎日つらい思いをしているのはあなただけではありません。
社会では多くの人が苦しんでいます。
解決に向けて、弁護士に相談するなど、初めの一歩を踏み出すところが一番大変かもしれませんが、借金の悩みを解決する方法を具体的に考えることができる機会になります。
電話の方が話しやすければ電話で問い合わせれば良いですし、メールなどで問い合わせを受け付けている事務所も多いので、電話しづらければメールなどで問い合わせてみてください。