離婚届の提出先は本籍地?|本籍地以外で離婚届を提出する方法
離婚届を提出する際には名前や親権といったものを必ず記入する必要があります。それと本籍というものを記載する必要もあるでしょう。しかし、この本籍を記載するときに「本籍地以外で提出していいの?」などのちょっとした疑問が出るでしょう。今回は離婚届と本籍地について記載します。
離婚届の提出先は本籍地?
基本的に何か役所で行わなければいけないことがあった場合、本籍がある役所ではないと不便に感じることが結構ありますよね。
そのため、離婚届のような重要書類は本籍地があるところでの提出が必須であると考える人も多いでしょう。
しかし、中には本籍地以外で離婚届を出したいと考えている人や、本籍地が遠く、そう簡単に戻って提出できる状況ではない人もいます。
そのような悩ましい状況の方々はいったいどうすればよいのでしょうか。今回の記事は
- 本籍地以外での離婚届提出を考えている人
- 離婚届の提出先について知りたい人
- 離婚届提出の際の注意点について知りたい人
は要チェックです!
この記事でわからないことや深く知りたいことがあれば弁護士に相談することをお勧めします。
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離婚届の提出先は本籍地だけ?
離婚届の提出先は本籍地しか駄目なのか、それとも何か条件をクリアすれば本籍地以外でもOKなのかを見ていきましょう。
離婚届の提出先は本籍地以外の役場でも大丈夫?
結論から言うと夫婦の婚姻中の本籍地か今住んでいるところの市町村役場といったところに提出するのが基本ですが、本籍地以外の役所に提出したとしても問題はありません。
ただし、離婚をする人というのは必ず戸籍を書き換える必要があるので、本籍地以外で離婚届を提出する際には必ず「戸籍謄本」といったものが必要になってしまいます。
そのため、最も楽な方法が自分の本籍地が存在する役所で手続きをすることにはなるでしょう。
とはいえ、「戸籍謄本」さえあれば誰だって本籍地以外でも離婚届の提出はできます。
基本的な提出先は、届出人の本籍地又は所在地の市役所、区役所又は町村役場
基本的な提出先は、届出人の本籍地又は所在地の市役所、区役所又は町村役場です。
最も手間がかからないのは夫婦の婚姻中の本籍地がある市町村役場に書類を提出することです。
なので、離婚届の提出に悩んでいる人は、可能なら本籍地があるところ、何か事情があって本籍地以外で提出したい場合は本籍地以外でも提出できると覚えておいてください。
提出するときは身分証明書や訂正印を持っていくこと
離婚届の提出先が本籍地以外の場合でも「戸籍謄本」があれば可能ということでしたが、提出するときには必ず本人確認が求められます。
さらに、離婚届は重要書類なので役所の方々もしっかりチェックを行い、ミスをした箇所があった場合は訂正印を用いての修正をお願いされます。
そのため、必ず訂正印は持参するようにしてください。
離婚届を本籍地以外で提出する場合
本籍地以外で離婚届を提出する場合について、もうちょっと詳しく解説します。
特に「戸籍謄本」の情報は把握しておいてください。
戸籍謄本が必要
本籍地以外でで離婚届を提出する場合は「戸籍謄本」が必要になると何度か記載しましたが、この「戸籍謄本」は「戸籍がある本籍地の役所、または郵送でしか取得することができません。(郵送の場合はある程度時間がかかります。)
実際に、これを知らないで本籍地以外の役場に提出しようとして、いったん引き返したという人もいます。注意が必要です。
戸籍謄本をどうやって手に入れるのか?
前述した通り、本籍地以外で離婚届を提出するカギは戸籍謄本をどうやって手にいれるのかにかかってきます。
これは、先ほど記載したように「戸籍がある本籍地の役所でしか取得することができません」ので、かなり厄介なのです。
この戸籍謄本を入手する方法は、
- 直接本人が取りに行く
- 委任状をもって他の人が取りに行く
- 郵送請求を行って取り寄せる
の3択となっております。
戸籍謄本の郵送方法について詳しく!
本籍地以外の役所で離婚届を提出する際に必要になる戸籍謄本は、郵送申請を行うことで郵送してくれるようになるのですが、これは電話一本でお願いできるものではありません。
封書に以下のものを同封する必要があるのです。
- 請求用紙
- 返信用封筒
- 手数料(申請料金)
- 請求者の本人確認書類
- 請求者情報
- 申請者の署名と捺印
- 請求理由・使用目的の記載
- 本人の委任状
本籍地以外で離婚届を提出する場合の注意点
本籍地以外で離婚届を提出する場合の注意点について詳しく解説します。
戸籍謄本さえあれば提出できるのですが、ちょっとしたデメリットがあるのです。
すぐに受理されるわけでは無い!
本籍地以外で離婚届を提出した場合は、それだけ手続きに手間がかかってしまうということなので、本籍地があるところに提出するよりも時間がかかり、すぐに受理されるわけでは無くなってしまうと言われています。
実際に経験したことがある人の意見では、本籍地があるところに提出すれば1~2日で交付が受けられるようになるけれど、本籍地以外では1週間以上かかるのが当たり前というものもあるようなので、かなりの時間がかかってしまうことが予想されるでしょう。
こればかりはどうしようもない事柄なので、本籍地以外での提出者は時間がかかってしまうことは我慢してください。
必ず受理されるとは限らない!
さらに、離婚届は必ず受理されるとは限らないことも覚えておいたほうがいいでしょう。
つまり、書類上に何らかのミスがあった場合は修正か再提出を余儀なくされるということです。
これが、本籍地のある場所ならすぐに確認されるので対応も早く済むのですが、本籍地以外での提出になった場合はこの対応が遅れてしまうことが多いでしょう。
また、代理人に提出をお願いした場合、代理人には書類に不備があった場合その場で修正する権利がないので注意が必要です。
1週間かかって確認された結果、修正が必要になって再提出になり、またさらに1週間以上かかってしまったということが生じうるのです。
一説には1ヶ月かかるという噂も・・・
本籍地以外で提出した場合1週間以上かかるという意見が一番多かったのですが、ひどい意見では1ヶ月以上かかるので、それにミスが入っていた場合は最悪2ヶ月くらいかかるかもしれないというものもありました。
離婚届についてもっと知りたい方はこちらの記事も合わせてご覧ください!
離婚届の提出先は本籍地?|本籍地以外で離婚届を提出する方法のまとめ
離婚届を提出する際の注意点について、本籍地との関係性を今回は解説していきました。
基本的にできる限り早く離婚届を提出したいと考えている人は提出先を本籍地とすることをお勧めします。
もっとも、戸籍謄本があれば本籍地以外を離婚届の提出先とすることができるのでしたね。
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