離婚は男性をダメにする?離婚の喪失感とリスク
離婚は男性をダメにするというのは、本当なのでしょうか?いくら強がっていても、離婚で家族を失う喪失感の辛さは男性も同じです。離婚は男性にとってどんなリスクがあるのか、詳しく見ていきましょう。また離婚を男性が考えているとき、本当に離婚をしてもいいのかどうか、立ち止まってみることも大切です。
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離婚は男性にとってこんなに辛い!
離婚は男性にとっても女性にとっても辛いもの。
では一体どうして離婚はこんなに辛いものなのでしょうか?
「離婚は結婚の100倍大変」は本当?
離婚にはトラブルがつきものです。
もめごとになることに費やす精神的なダメージや、場合によっては調停・裁判の家庭裁判所へ時間を作っていかなければならないことの精神的な大変さもあります。
結婚の手続きは簡単にできても、離婚はそう簡単にはいかないでしょう。
離婚したあとに訪れる喪失感
離婚した後は、喪失感が訪れます。
いざ「独り」になった実感や、日々家族のために頑張る目標を失ったこと、子供との時間などを失ってしまった喪失感など。
その辛さは、実際になってみないと分からないかもしれません。
離婚後心にずっと残るしこり
離婚をすると、離婚に対する後ろめたさや相手方両親との関係性など、尾を引くことが多いでしょう。
離婚をするとその事実を消すことはできず、心にしこりが残り続けます。
離婚は辛いだけじゃない!現実的な男性が離婚するリスク
離婚は男性にとって辛いだけではありません。現実的に、離婚は男性に様々なリスクを与えることになるでしょう。
離婚のリスク(1) 慰謝料を請求されるおそれがある
離婚が男性に与えるリスクのひとつに、慰謝料請求のおそれがあります。
離婚前に男性が不倫、不貞行為、DVなどをしていた場合、精神的苦痛を被ったとして相手から慰謝料を請求される可能性があります。
ただし、慰謝料を請求されるのは、不倫、不貞などの違法行為によって婚姻関係を破綻させたという違法性が認められる場合に限られます。
誤解されることが多いですが、離婚すれば男性が必ず女性に慰謝料を払わなければならない、ということではありません。
逆に女性であっても、自分が不倫、不貞などの違法行為によって婚姻関係を破綻させた場合には、男性側に慰謝料を支払わなければなりません。
離婚する男性に慰謝料に繋がる心当たりがある場合には注意が必要です。
離婚のリスク(2) 財産分与で貯金の半分も持っていかれる!?
離婚後、男性は財産分与で貯金を持っていかれる可能性もあるでしょう。
財産分与は、基本的に折半になります。
男性の方が収入が多い場合、相手が専業主婦でも結婚してから築いた財産の半分を持っていかれることも考えられ、これも一つのリスクといえます。
離婚のリスク(3) 年金分割
離婚をすると男性は、年金分割のリスクも抱えることになります。
婚姻期間中の厚生年金記録は、当事者で分割しなければなりません。
離婚をした後男性の将来受け取れる年金額が予定よりも減ってしまう可能性もあります。
離婚のリスク(4) 親権を取るのは難しい?
親権は、子供を実際に育てていた側が取得するケースが多いです。
一般的に母親の方が子供と過ごす時間が長く、離婚後に男性が親権を取るハードルは高いのが現状。
離婚後に男性が親権を取れないかもしれないというのも、リスクに含まれます。
離婚のリスク(5) 養育費が家計を圧迫
離婚後、男性は養育費を支払わなければならないリスクも持つことになります。
離婚をすると男性は、子供が成熟する日まで養育費を支払い続けなければなりません。
具体的な額面は、養育費の算定表で出すことができます。
養育費は離婚後、子供の年齢や人数、男性の年収などによって決まります。
離婚後の養育費は男性にとって、支払いの金銭的負担が再婚を妨げることになる可能性もあります。
離婚後の養育費については、下記の記事で具体的に解説していますので、参考にしてみてください。
離婚のリスク(6) 子供に自由に会えなくなる?
離婚後、女性側は親権を獲得した場合、男性と子供の面会交流は月に何回など、決まった時間に決まった場所で認められることになることが多いです。
そのため、離婚をすると、男性は子供と自由に会いにくくなることが多くなるといえるかもしれません。
離婚をして子供に会えなくなることも、男性にとって大きなリスクとなります。
離婚のリスク(7) 離婚前後の手続きが大変
離婚をすると、男性も女性も離婚に関する手続きが大変になることもリスクとなるでしょう。
財産分与や慰謝料だけでなく、名義変更や新生活などにおいて、様々な準備が必要となります。
離婚に対する心労を抱えながらも様々な手続きをこなさなければならないので、とても大変です。
離婚を考えたら…まずは一度考え直して!
男性が離婚を考えているのなら、感情的に行動するのではなく、一度冷静になって考え直すことも大切といえます。
本当に離婚したい?自分の気持ちを整理してみましょう
男性が「離婚したい!」と考えていたとしても、それは衝動的でないかどうか、考え直してみましょう。
離婚後の生活を想像するなどし、自分自身を見つめなおしてみてください。
離婚には男性にとって様々なリスクがあるため、簡単に決断できるようなものではないのです。
離婚したときの子供のことを考えて!
離婚後、自分はスッキリしても子供はどう感じるのか、今一度考えてみましょう。
離婚が子供に与える影響などを踏まえ、子供にとって離婚がどういう人生を形成するのかなどを想像し、離婚は家族にとって正しいのかどうか考え直してください。
夫婦カウンセリングを利用する
離婚で悩んでいるのなら、夫婦カウンセリングを利用するのもおすすめです。
第三者を挟むことで、自分の気持ちを相手に伝えることができるかもしれません。
対立せずに話し合えるため、問題解決に繋がることもあるでしょう。
夫婦カウンセリングの効果や受けるメリットについては、下記の記事で具体的に解説していますので、参考にしてみてください。
調停を申し立てる
離婚を決意していなくても調停は利用できます。
また、家庭裁判所では調停委員を介して、離婚するか、どのように離婚するかを話し合うことができます。
離婚を男性が考えているのなら、一度調停を申し立てみることも一つの手段です。
離婚したいなら弁護士に相談を!
男性が離婚したいという気持ちが強いのであれば、弁護士に相談してみましょう。
離婚をするためには、財産分与・親権・養育費・慰謝料など決めるべきことが多くあります。
法律の専門家である弁護士はあなたの代理人としてあなたに有利になるようにこれらについて交渉をしてくれます。
で離婚を考えたらなるべく早く弁護士に相談することをおすすめします。
男性の離婚についてはこちらの記事もおすすめ
>>【関連記事】離婚で揉める原因とは?|揉める前に知っておくべきことと解決策
>>【関連記事】「離婚したら人生終わり」は本当?|離婚後も人生を楽しむための方法とは?
まとめ
離婚は男性にとって様々な影響を与えます。
結婚生活での苦しみからは逃れられますが、それに伴い新たなリスクを背負うのも事実。
離婚後に男性は喪失感を感じやすいですし、離婚が辛いと感じるかもしれません。
離婚を男性がする場合には、一度考え直す時間も必要でしょう。
また、自分では判断できない場合には、一度専門家である弁護士に相談し、具体的なことを聞いてみることもおすすめです。
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