男性が離婚する12個のデメリット|離婚したくない場合の対処法
離婚するデメリットは男性にとってどんなことがあるのでしょうか。自分からではなくパートナーから離婚を持ち出されたら、離婚のメリットとデメリットを考えて離婚するかしないかを考えたいものです。自分の離婚後の生活がどんなものになるのかしっかり考えないで離婚すると大変なことになるかもしれません。
男性にとっての離婚のデメリットって?
男性の離婚のデメリット
男性が離婚するデメリットはその人ごとに違いはありますが、数えてみると意外とたくさんあります。
ここでは、離婚がデメリットになるような事例を12個ご紹介します。
自分のケースとよく照らし合わせて離婚のデメリットは何か考えてみましょう。
男性の離婚のデメリット(1) 財産分与の支払い義務がある場合がある
結婚後に築いた夫婦の資産は、お互いの収入が多い少ないに限らず、たとえ妻が専業主婦であっても請求されれば夫婦間で分けられます。
男性が離婚する時のデメリットとして財産分与の支払いが考えられます。
自分の資産が妻よりも多い場合は、妻に対して財産分与の支払い義務がでてくることもあります。
男性の離婚のデメリット(2) 慰謝料の支払い義務がある場合がある
離婚するときの男性のデメリットとして、慰謝料の支払い義務もあります。
これは、不倫によって離婚になるなど自分に不法行為がある場合におこります。
ただ、慰謝料は離婚しなくても発生はするので注意が必要ですが、離婚時に請求されることが多いでしょう。
慰謝料の額は、収入が多い男性の方が高額になるケースも多く、男性には離婚後の生活に手痛い出費となる可能性が高いです。
男性の離婚のデメリット(3) 親権が得られない可能性がある
子供がいる夫婦の場合、離婚にあたって親権をどちらが取るか話し合って決めなくてはいけません。
自分が子供を引き取りたいと思っていても、男性は親権が得られない可能性があります。
子供の福祉の考え方は「できるだけ現状維持」が基本です。
どうしても普段子供の世話をしている母親に親権を渡した方が子供にとって良いと判断され男性にとっては離婚時のデメリットとなる場合が多いです。
男性の離婚のデメリット(4) 子供がいる場合、養育費の支払い義務がある場合がある
離婚のデメリットとして子供の親権が取れないばかりか、妻が子どもを引き取った場合、養育費を支払う必要がでてきます。
たとえ離婚しても自分の子供の養育費を支払うのは、子供を思う親としては必要なことです。
通常親権を得られない親が養育費を支払いますから、親権も得られず、養育費も払わなければいけないというダブルパンチは離婚後の生活の大きなデメリットといえるでしょう。
男性の離婚のデメリット(5) 家事をすべてしなければならなくなる
離婚した後実家に帰らずに一人暮らしをする人には、掃除、洗濯、料理など今まで妻に家事をまかせていた場合には、自分でしなければいけないというデメリットが生じます。
それまで一人暮らしの経験があったり、そのような家事も分担していた男性なら良いでしょう。
しかし、それまでまったくやったことのない家事をいきなり全部やらなければいけなくなるのは大きな離婚のデメリットといえるでしょう。
男性の離婚のデメリット(6) 一人当たりの生活費が増加する
離婚して一人で暮らすようになってからお金がかかるようになったと感じる人も少なくありません。
結婚していたときは二人で生活費を折半していたのですから、それも仕方ありません。
離婚するときに、このような状況も把握しておかないと慰謝料や養育費の支払いと重なり離婚後の生活が苦しくなる男性も多いので要注意です。
男性の離婚のデメリット(7) 世間体に影響を与える場合がある
離婚をしたという噂は、すぐにあなたの周りの人に広がっていくでしょう
それによって、おもしろおかしく無責任な噂をされたり、離婚するような人だからとマイナスのレッテルを貼られてしまうこともあります。
離婚が勤め先でのあなたの評価のデメリットとなることもある場合もあります。
男性の離婚のデメリット(8) 家族による看病等をしてもらえない場合も
男性が離婚して一人で暮らすことになった場合、多くの男性が困るのが「病気のときの看病がしてもらえない」ことでしょう。
近くに親や兄弟がいればよいですが、誰も来てもらえない場合弱った身体を引きずって買い物にもいかなければいけません。
病気の時は特に心細く感じるので、この看病を受けられないことが離婚のデメリットと感じる人も多いでしょう。
男性の離婚のデメリット(9) 再婚できない可能性がある
離婚のデメリットとして、再婚できない可能性があることも忘れてはいけません。
今まで結婚していて、家に帰れば妻がいて子供がいてという家族団欒を経験しているだけに、離婚後に一人で生活を続けることが辛く感じる人も多いでしょう。
年齢や収入、慰謝料や養育費の支払いなどが再婚する際の障壁となる可能性があります。
離婚後の男性は再婚相手が見つからない可能性もあることも考えておかなければ、寂しい老後を送ることになってしまう場合もあるでしょう。
男性の離婚のデメリット(10) 離婚の準備が大変
離婚は結婚よりもたくさんの労力を使うとよくいわれます。
離婚をするにあたって、家を売却したり引越したりする人もいるでしょう。
離婚のデメリットとして、仕事や離婚話を進めながら離婚後の自分の生活についても準備していかなければいけないこともあります。
男性の離婚のデメリット(11) 離婚後の手続きが大変
離婚には、住む所や生活の心配以外に法律的な手続きも必要となってきます。
今までそのような役所への届け出の手続きは妻がやってくれていたという人も多いのではないでしょうか。
離婚届の提出、新しい戸籍の作成、子供を引き取る人は子供の学校への届けなど離婚後にはいくつも大変な手続きがあり、離婚した男性にとってデメリットとなるでしょう。
男性の離婚のデメリット(12) 孤独感が精神的にきつい
離婚した男性のデメリットとして、一人の家に帰るのが寂しいという精神的なダメージがあります。
今まで家に帰れば電気がついていて、子供のにぎやかな声がいつもしていたという人も多いでしょう。
離婚したことで一番辛いデメリットは「家に帰ったときの孤独感だ」という男性も少なくありません。
離婚したくないと思った場合の対処法
男性が感じる離婚のデメリットを見てきましたが、いかがでしょうか。
自分にも当てはまるデメリットがあったのではないでしょうか。
離婚は避けたいと思ったなら今からでも遅くありません、離婚を避ける対処方法を実行してみてください。
離婚したくないと思った場合の対処法(1) 不満を伝えてみる
離婚のデメリットを避けるために、離婚を避ける対処方法としてパートナーに自分の不満を伝えることがあります。
お互いにパートナーの不満に気づいていない場合もあるので、自分の意見を伝えると共に、相手の不満もよく知ることが離婚への対処方法となるでしょう。
離婚したくないと思った場合の対処法(2) 夫婦カウンセラーに相談する
離婚を避けるには、夫婦の話し合いは大切ですが、なかなか夫婦だけではうまく相手の気持ちがわからないという場合もあります。
そんな時は間に第三者を入れて聞き役になってもらうことも有効な方法です。
離婚を回避するために、夫婦カウンセラーを利用してお互いの不満を吐き出す機会を作りましょう。
離婚したくないと思った場合の対処法(3) 離婚したいと思う原因を特定し、改善する
妻は夫のどんなところに不満を感じて離婚したいと言い出しているのでしょうか。
それを特定できれば今からでも改善可能である場合もあります。
男性と女性の考え方には違いがあって、妻の不満に気づかず離婚に発展してしまう場合もあります。
離婚のデメリットを回避するためには、離婚の原因の特定と改善は有効な方法となります。
離婚したくないと思った場合の対処法(4) 離婚のデメリットを伝える
離婚を切り出した妻も「辛い」という気持ちだけで離婚のデメリットについて考えていないのではないでしょうか。
- 離婚して一人で生活していけるのか
- 子供の親権はどうするのか
- 離婚して周りから好奇の目で見られる可能性は考えているのか
など、離婚のデメリットを妻ともう一度よく話し合いましょう。
離婚したくないと思った場合の対処法(5) しばらく別居して距離を置く
妻から離婚を切り出された男性ができる対処方法を4つご紹介してきました。
それらの4つを試してもまだ妻の離婚に対する意思が硬い場合、離婚を避ける方法として別居して距離を置くという方法があります。
しかし、別居することのデメリットとして離婚につながる場合も多いので注意が必要です。離婚することになりそうな場合には
妻を説得したりデメリットについて考えても、どうも離婚という流れになりそうだと感じることもあるでしょう。
離婚になりそうだと感じたら、離婚の前にやっておくことがあります。
離婚することになりそうな場合(1) 離婚を決意する前に、離婚届不受理申出をする
夫に何も言わず、勝手に離婚届を出してしまう妻も中にはいます。
そんな心配がある男性は、離婚届不受理申出をしておくと、勝手に離婚届けを出される事態を防げます。
離婚することになりそうな場合(2) 調停を申し込む
話し合いで離婚問題が解決しない場合は、男性の方から夫婦関係調整調停を申し込むのもひとつの方法です。
夫婦関係調整調停は離婚を決意していなくても利用することが可能です。
調停委員を介してそもそも離婚するのか、離婚するとしてどのような条件で離婚するかを話し合うことができます 。
夫側の言い分を、仲介役の調停委員が妻側に伝えてくれるので、妻も「自分の思っているとおりに離婚ができそうにない」というのを感じ取りやすいです。
夫婦ともに離婚のデメリットについて考え直す機会にもなるでしょう。
離婚することになりそうな場合(3) 弁護士に相談する
夫婦が離婚をするには、財産分与・親権・養育費・慰謝料など話し合わなければいけない様々な法律問題がでてきます。
法律の専門家である弁護士はあなたの代理人としてこれらについて妻と交渉してくれます。
仕事が忙しくて夫婦関係調整調停に出廷できないというときも、弁護士ならあなたの代理人として出廷することができます。