未亡人の再婚は危険!?未亡人の再婚のメリットとデメリットとは?
未亡人が再婚をしたときのメリットとデメリットについて説明をしていきます。配偶者と死別をしている未亡人の場合、ただ離婚をしてから再婚をするのとは異なり、色々と問題が生じることも。再婚に関するメリットとデメリットをよく考慮して、再婚を決めましょう。
未亡人の再婚のメリットやデメリットとは
未亡人が再婚するメリット3選
未亡人が再婚するメリット(1) 今より経済状況が良くなる
未亡人が再婚するメリット1つ目は、今より経済状況が良くなることです。
というのも、今まで配偶者の収入で生活をしていた未亡人の方の場合は、配偶者と死別をしてしまうと生活に困窮するということが多々あるからです。
配偶者が死別をする前は専業主婦をしていたという方の場合には、新しい職に就くことも難しかったのではないでしょうか。
未亡人が再婚をした場合、新たな配偶者と生活を共にすることになるので、今よりは経済状況がよくなり、生活が楽になっていきます。
未亡人が再婚するメリット(2) 精神的に安定する
配偶者と死別をしたことで精神的に不安定なところがあるという未亡人の方の場合には、再婚をすることで精神的に安定するというメリットもあります。
近くに頼れる人がいるというだけで、気持ちが楽になるでしょう。
未亡人が再婚するメリット(3) 老後への安心感
未亡人が再婚するデメリット3選
未亡人が再婚するデメリット(1) 元夫の遺族年金がなくなる
- 受給者が死亡したとき
- 受給者が結婚をしたとき
- 受給者が直系血族または直系姻族以外の養子となったとき
未亡人が再婚するデメリット(2) 自分や子供の法的手続きが大変
未亡人が再婚するデメリット(3) 死後の墓をどうするか考える必要がある
未亡人が再婚するデメリット3つ目は、死後のにどこのお墓に入るのか考えなければいけないことです。
未亡人が再婚した場合、再婚相手と一緒のお墓に入ることもありますし、死別をした配偶者と一緒のお墓に入ることもあります。
また、子どもが2つのお墓を管理しなければいけなくなることもあるので、子どもに負担をかけてしまう可能性があるというのもデメリットでしょう。
未亡人が再婚して幸せになるには
未亡人でも再婚して幸せになる方法(1) 再婚相手をしっかり考える
未亡人でも再婚して幸せになる方法(2) 事実婚をする
未亡人でも再婚して幸せになるには、事実婚をするというのもひとつの手です。
というのも、前述したように未亡人が結婚をすると遺族年金を受け取ることができなくなるため、経済的な事情や子どもが名字を嫌がるといった事情から事実婚を選択した方が良い場合があるからです。
ただし、事実婚でも法律上婚姻と扱われることもあります。
その場合は遺族年金を受給し続ければ、不正受給になる可能性が高いので注意が必要です。
また、事実婚をしている場合は法律上は他人と扱われますから、再婚相手からの相続の対象とはなりません。
再婚相手の財産を相続したい場合には、再婚相手に遺言書を書いてもらう必要がありますので、こちらも注意が必要です。
未亡人でも再婚して幸せになる方法(3) 弁護士に相談してみる
未亡人でも再婚して幸せになるには、再婚に関わる諸々の手続きに関して弁護士に相談してみることも重要です。
というのも、未亡人が再婚をする場合は子どもの養子縁組などの複雑な手続きをする必要があることがあり、自分だけで処理するのは非常に大変だからです。
一人で無理するのではなく、弁護士に相談して自分の負担を減らし、間違えのない確実な手続きを行うのがおすすめです。
また、事実婚で遺族年金を受け取るというのも法律上問題になる可能性がありますので、弁護士に相談をしてから決めましょう。