「別れた旦那に会いたい」はちょっと待って!元旦那に会うリスクとは?忘れる方法や復縁の方法は?【弁護士解説】
離婚したあと別れた元旦那に会いたいという気持ちが募ってしまうこともあります。別れた元旦那と会いたいと思ったとき、連絡をとってもよいものなのでしょうか。別れた旦那が忘れられない、会いたいという気持ちが募ったときは、本当に連絡しても大丈夫なのか一度冷静になって考えてみましょう。また、元旦那を忘れる方法や、復縁したい場合の対処法等も解説します。
「元旦那が離婚時に決めた養育費を支払ってくれない」
「元旦那と面会交流の頻度などで揉めている」
というお悩みがある方は、弁護士に相談することで下記のようなメリットを得られる可能性があります。
弁護士に相談・依頼するメリット
・あなたのケースの場合、どのように対応するのが最適かアドバイスをくれる。
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別れた旦那に会いたいと思っても、会わない方がいい?
別れた旦那に会いたいと思ったとき、会ってもよいものなのでしょうか。
どうしても連絡を取らなければいけないような用事がある以外、離婚した元旦那との連絡はとりにくいものですね。
あなたが悩むように、別れた元旦那に会いたいと思う理由によっては会わないほうがよいこともあります。
会ってもよいとき、会わない方がよいとき、別れた元旦那と会いたいと思ったときの対処の仕方についてご紹介します。
別れた旦那に会いたいと思う心理
あなたはどうして別れた元旦那とそんなに会いたいと思ってしまうのでしょうか。
離婚した女性が別れた元旦那と会いたいと思う心理には、例えば以下のような心理が考えられます。
別れた旦那に会いたいと思う心理(1) まだ未練があり、復縁したいと考えている
別れた元旦那と会いたい。
女性がそう思う一番の心理は、別れた旦那への未練が断ち切れず、できるならもう一度やり直したい、復縁したいと考えているからです。
別れた元旦那と離婚したことに後悔を感じてしまっています。
別れた旦那に会いたいと思う心理(2) 相手は幸せになったのかどうかが気になる
元旦那と別れたあと、復縁までは考えなくてもどうしても相手がどうしているのか気になって会いたいときもあります。
元旦那は幸せにしているのだろうか、何か悩みを抱えていないだろうか、もしかしたら自分に助けて欲しいことがあるんじゃないか。
別れたあとでも元旦那に対してそんなことを考えてしまい、いてもたってもいられずそれを確認するために会いたいと思う方もいます。
別れた旦那に会いたいと思う心理(3) 離婚時の取り決めについて話したいことがある
別れた元旦那と会いたい理由は、何も心情的な理由ばかりではありません。
財産分与や養育費など金銭に関することで話したい用件があれば、早めに連絡を取らなければと思うものです。
また、お金のことだけでなく子供との面会交流がうまくできいない場合はそのまま放置しておくわけにもいきません。
別れた元旦那に連絡を取らなくてはいけない理由があって、会いたいと思う人も少なくないのです。
別れた旦那に会いたいと思ってもちょっと待って!元旦那に会うデメリット
別れた旦那に会いたいという気持ちが何であれ、離婚して今では他人として暮らしている仲です。
会いたいからと別れた旦那にすぐに会いにいってしまうのは、今後のあなたの人生に対してデメリットとなる場合もあります。
元旦那に会うリスク(1) 執拗に会おうとすると犯罪になってしまうことも
いくら元旦那とはいえ、会いたいからと付きまといや相手の家に勝手に侵入するなどという行為は、
- ストーカー規制法や
- 住居侵入罪
など犯罪になる可能性があります。
離婚時の取り決めの見直しや子供との面会や養育費の交渉などどうしても別れたあとから連絡して会う必要があったとしても、”適切な方法で”元旦那と会わなければ相手から訴えられてしまうことも。
いくら昔は家族としてひとつ屋根の下で暮らした仲であっても、今は他人であるということを忘れずに、会いたいからと安易に会うのは避けて別れた旦那とはきちんとした手順を踏んで会いましょう。
元旦那に会うリスク(2) 次の恋愛に進めないかも
「別れた元旦那のことが忘れられない。」
「元サヤに戻りたくてどうしても会いたい。」
そんな思いをいつまでも抱えていると、せっかく次の恋愛チャンスが訪れてもそれを活かすことができなくなります。
別れたあとに元旦那と復縁することは問題はありませんが、会いたいという気持ちだけで復縁するつもりがないのにいつまでも元旦那にこだわっていてもよいことはあまりありません。
元旦那に会うリスク(3) 不倫とみられてしまうリスク
あなたと別れたあと、元旦那がすでに再婚している場合、あまりに頻繁に会っていると不倫と見られてしまうリスクも考えられます。
別れた元旦那と新しい奥さんとの離婚騒動に原因となり、慰謝料請求される場合もあるかもしれません。
別れた旦那が忘れられない・会いたいという気持ちをぐっとこらえて、このまま続けてしまったらどんな悪いことが起こるのか現実に目を向けることも必要です。
別れた旦那に会いたいと思ったら
別れた元旦那とどうしても会いたいと思ったら、すぐに行動に移さずに冷静になってもう一度考えてみてください。
別れた旦那に会いたいと思ったら(1) 執拗に会おうとしすぎない
別れた元旦那とやり直したいと思ったとき、会いたいという気持ちが強いのはわかります。
しかし、あまり執拗に会おうとしすぎるとついつい度を越してしまって前述のようなストーカー規制法違反などになってしまう恐れがあるので注意が必要です。
それだけでなく、しつこく会うことを求めると相手の印象を悪くしてしまって、会いたいのに会ってもらえなくなってしまう可能性も高まります。
面会交流や養育費などどうしても会う必要がある場合を除いて、自分が我慢した方がよい場合もあります。
別れた旦那に会いたいと思ったら(2) 適切な手段で会う
財産分与や養育費、慰謝料・面会交流などの離婚時の取り決めに対してどうしても話し合いたいというときは、調停に申し立てて話し合いの場を設けることが有効です。
調停からの呼び出しなら相手も話し合いに応じるしかなくなりますし、調停委員が間にはいることで会いやすくなるでしょう。
会いたいと連絡しても、元旦那が話し合いを避けて逃げようとしている場合でも、しつこくすることは厳禁です。
しつこくして訴えられたりしないよう、調停という適切な手段で会うことを検討しましょう。
調停の手続きの方法
離婚後に元旦那に会うには『紛争調整調停』を利用します。
紛争調整調停は離婚した元夫または元妻が利用できる制度です。
申し立てる場所は『相手方の住所地を管轄する家庭裁判所又は当事者が合意で定める家庭裁判所』です。
申し立てを行うには、相手方の住所地を管轄する家庭裁判所に問い合わせたり、家庭裁判所のホームページを確認するとよいでしょう。
上記を用意して、家庭裁判所に申し込みを行い、受理されたら調停開始です。あとは指定された調停期日に、裁判所へと向かいます。
調停の準備や申立、調停での主張の仕方等、分からないことがあれば、弁護士に相談してみることがおすすめです。親身になって、丁寧にわかりやすい言葉で説明してくれます。
別れた旦那に会いたいと思ったら(3) 養育費・面会交流等で困ったら弁護士に相談を!
養育費・財産分与・慰謝料・面会交流など法律的な問題は、お互いの話し合いだけでは長引いてしまったなかなかスムーズに解決しないことも多いです。
別れた元旦那と「法律関係の話し合いをするのに会いたい」と思ったときには、早めに弁護士に相談しましょう。
弁護士ならあなたの代理人となって元旦那と交渉してもらうことも可能です。
あなたが会いたいといっても無視している元旦那でも、弁護士から呼び出されたり書面が送られてきたりすればそのまま放置しておくわけにはいかなくなります。
また、カケコムなら初回の相談を無料で受け付けていたり、弁護士費用のお支払いを分割払いできる弁護士も登録していますので、料金面でもご安心ください。
弁護士費用がどの程度かかりそうかについては、ご相談時に弁護士が明示してくれることも多いので、相談時に担当弁護士に聞いてみることがおすすめです。
元旦那を忘れたい場合はどうすれば良い?
「別れた旦那に会いたい」という気持ちを抑えるために元旦那を忘れたい場合、どのようなことを意識して行動すれば良いのでしょうか?
元旦那と離れた理由をもう一度思い出す
別れた後に元旦那との楽しい思い出が蘇り、「やっぱり会いたい」「復縁したい」と思ってしまうことがあると思いますが、そのようなときには元旦那と別れた理由を今一度思い出してみてください。
別れないと解決しないような出来事があったはずです。
一度一緒に暮らし、別れ、またすぐに戻ってしまうと、同じような部分が気になり、また別れることになりかねません。
元旦那と別れてかなり年月が経っていて、お互いに価値観が変わった場合等を除き、また同じことを繰り返してしまうリスクを頭においておくことで、少しずつ元旦那のことを忘れていけるかもしれません。
積極的に色々な人と会う
友達と会ったり、新しい出会いの場に出向き、色々な人と会ってみることもおすすめです。
単純に「寂しい」という思いから元旦那を忘れられないだけなら、色々な人とコミュニケーションを取ることで寂しさが紛れることもあるでしょうし、そこで新しく出会った人と新しい恋愛をすることで生活を充実させることもできるかもしれません。
飽きるまで人に話を聞いてもらう
自分の中に昇華できない思いがある場合は、信頼できる友達などに飽きるまで話を聞いてもらいましょう。
何度も話していくうちに、自分がなぜ元旦那を忘れられないのかがわかったり、少しずつ元旦那の話をすること自体に飽きてきて、元旦那への興味が薄れていくかもしれません。
趣味をたくさん作って暇な時間をなくす
色々な人と会って話したりすることが億劫な場合は、趣味をたくさん作り、一人の時間でも充実した時間を作れるようにすると良いでしょう。
趣味のことを考える時間を多くつくることで、必然的に元旦那のことを考えられる時間を減らし、元旦那の存在自体を徐々に忘れていくことができるでしょう。
時間が解決してくれることを信じる
最後は、時間が解決してくれることを信じるという手段です。
会わず、連絡も取らずに生活を続けていたら、必ず時間の経過とともに相手への執着が薄れていき、それに伴って相手のことを忘れることができます。
「相手のことを忘れよう」と無理に思わなくて良いのです。「勝手に時間が解決してくれるから、相手のことは忘れなくて良い。好きなままでいて良い」というふうに考えて過ごしていけば、ポジティブに生活しつつ、相手の存在を気持ちよく遠ざけることができます。
時間の経過を信じて、過ごしていきましょう。
元旦那と復縁したい場合は?
それでは、反対に元旦那との復縁を望んでいる場合は、どのような手段を取れば良いのでしょうか?
自分の気持ちをしっかりと相手に伝え、話し合う
まずはあなたの気持ちを相手にしっかりと伝え、相手の気持ちを聞いたり、話し合う機会を設けてみてください。
もし相手が話し合いに応じてくれるようであれば、感情的にならず、後悔なく自分の思いをすべて伝えられるよう、話し合いの前に伝えたいことをメモなどにまとめておくと良いでしょう。
話し合いの目的は復縁することかもしれませんが、あまりそこに固執しすぎず、相手の気持ちと自分の気持ちが合致しているのかや、復縁するにしてもお互い無理なくやっていけそうかなどを重視してみてください。
また、復縁が決まった際には、定期的に話し合いの機会を作ったり、お互いに不満をいいやすい状況を作るようにするなど、破局しないような仕組みづくりも心がけると良いでしょう。
最初は恋人関係からはじめてみる
復縁が決まっても、いきなりまた結婚をするのではなく、また離婚をしてしまわないように、恋人関係からやり直してみることも考えられます。
恋人関係がうまくいっているなら、次に同棲をし、本格的に再婚に向けて相手との相性を確かめるというステップを踏むことも大切かもしれません。
子供がいるなら子供の意見も聞いてみる
もし子供がいるのなら、元旦那との復縁をどう思うか、一度子供に聞いてみることも重要です。
元旦那と復縁して、再婚はせず恋人関係を続けていくだけならそこまで問題ないかもしれませんが、同棲をしたり、再婚をするとなると、一緒に住む子供の気持ちも非常に重要です。
元旦那との関係も大切ですが、子供も気持ちよく暮らしていけるよう、耳を傾けてあげましょう。
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まとめ
忘れられない元旦那と会いたい。
そんな気持ちをもつことは問題はありません。
しかし、離婚したあとでは会いたいからといって自分の気持ちを押し付けすぎるとストーカー規制法などで犯罪になる可能性すらあります。
別れた元旦那と会いたいときには、適切な手続きをとって会うことが大切です。
そのほか、法律的な問題でもう一度話し合いたいときは、元旦那よりも先に法律の専門家である弁護士にまず連絡をとって相談しましょう。
あなたの代理人となって元旦那と交渉、話し合いをすすめてあなたが有利になるようにはからってくれます。