子沢山でも離婚をしてしまう原因とは?|子沢山離婚の問題点と対策
子沢山でも離婚をする夫婦は少なくありません。たとえ子沢山な家庭だとしても、必ずしも夫婦仲が良いとは限らないですよね。今回は子沢山でも離婚をする理由や、子供が5人以上いてシングルマザーになる場合の注意点などをご紹介。子沢山だから離婚はできないと諦めず、前向きに考えてみましょう。
子沢山=家庭円満ではない
子沢山だと離婚とは程遠く、夫婦仲も良いものだと思われがちです
しかし、実際には子沢山でも夫婦仲に悩みがあり、離婚を考えているという人もいるものです。
子沢山でも離婚する夫婦はいますし、子沢山ならではの悩みもあるでしょう。
そんな子沢山な夫婦が離婚をする理由や親権の問題などについて考えていきます。
子沢山でも離婚する?子沢山夫婦の特徴とは?
子沢山夫婦の離婚について考えていく前に、子沢山夫婦の特徴を見ていきましょう。当てはまるところはありますか?
何人から子沢山?
そもそも、子沢山とはいったい何人から子沢山というのでしょうか。
参考として、近年夫婦の完結出生児数の平均は2を下回ったので、感覚的に4人からは子沢山といえるのかもしれません。
実際に子供が4人、5人いると非常に賑やかですし、子沢山という印象を持つ人が多いのではないでしょうか。
子沢山の人は家庭円満?
子沢山の夫婦は、果たして家庭円満なのでしょうか。
確かに、子供が多い分家族のコミュニケーションも自然と多くなり、家庭円満・夫婦円満であることは多いかもしれません。
子沢山だと夫婦で共通の話題も多くなりますし、会話も増えるため、夫婦仲も円満のようにも思います。
一緒にいる時間も長くなりそうで家庭円満なイメージを持っている人は少なくないでしょう。
子沢山でも離婚する夫婦の離婚原因とは?
子沢山な夫婦が離婚をする原因とはどんなものなのでしょうか?考えられる離婚の原因を挙げていきます。
子沢山離婚の原因(1) 金銭的な問題
子沢山夫婦は、子供が多い分お金がかなりかかると考えられます。
金銭的な問題を抱え、子沢山でも離婚をしてしまうのかもしれません。
子沢山離婚の原因(2) 不倫をされてしまう
子沢山な人は、全てではなくても、性欲旺盛である可能性も考えられるでしょう。
パートナーに不倫をされてしまい離婚をするのは、子沢山夫婦でも十分あり得ます。
子沢山離婚の原因(3) 子育てのストレス
子供が多いと子育てのストレスも多くなるはずです。
そのため、子育てのストレスによって離婚を選ぶ子沢山夫婦も中にはいるのではないでしょうか。
育児ストレスは、子供が増えるほど大きくなるものです。
子沢山離婚をしたシングルマザーの生活費は?
子供が5人以上いる子沢山な夫婦が離婚をし、シングルマザーとなったとき、生活費がどれくらいかかるのでしょうか?
養育費を請求する
子沢山で離婚をした場合には、パートナーに必ず養育費を請求しましょう。
婚姻時の生活などを振り返り、子供一人当たりにかかるお金を計算し、こちらから請求することが大切です。
また、裁判所が作成して公表している、「養育費・婚姻費用算定表」を参考にして養育費の金額を決めても良いと思います。
あいまいにしていると養育費を払わなくなったり金額が安定しない父親もいるので、できるだけ具体的に算出し請求するようにしてください。
母子家庭向け手当を活用する
子沢山で離婚をしても、母子家庭向けの手当を受けることができます。
国や自治体からの手当てはもちろんですが、公共団体や保育園など周囲のあらゆる手当を活用し、スムーズに離婚後の生活を始めましょう。
子沢山だと子供の年齢によってあらゆる情報が必要なので、離婚時には役所に一度問い合わせてみると良いです。
子沢山離婚のメリットも?
子沢山で離婚をするのは大変なイメージがありますが、子沢山ならではのメリットも考えられます。
例えば養育費や手当の額は高くなるでしょう。
また、子供が多い分、子育て中は大変かもしれませんが、老後の面倒をみてくれることを子どもに期待する人にとっては、頭数が多い分多少は安心できるというのもメリットといえるかもしれません。
子沢山で離婚をしても、デメリットばかりではないでしょう。
子沢山離婚で最も重要な問題は親権の問題
子沢山で離婚をする際、最も大切なのは親権についての問題です。じっくり考えてみましょう。
基本的には母親が親権を得ることが多い
子沢山に限らず、離婚後の親権は、多くの場合母親が持つことが多いといわれています。
これは、母親が最も多く子供と接していることで、子供についての理解が父親よりもあると考えられたり、子供への影響が少なく子どもの養育にとって良いと考えられるためです。
子沢山で離婚をしても、母親が多く子供と接している過程であれば、母親が親権を得ることが多いのです。
子供は離れ離れにしない方がよいと考えられる傾向にある
子沢山で離婚をしても、子供は離れさせない方がよいと多くの場合考えられます。
例えばある子は父親のもとに、他の子は母親のもとに、と父母の話し合いにより親権者を分けることは可能です。
ただし、裁判所などでは、複数の子供は両親の離婚後も両親のどちらか一人のもとで一緒に暮らすべきと考える傾向にあるようです。
子どもの意思も考慮して、慎重に考えましょう。
参考:子供が三人いる夫婦の離婚マニュアル!養育費は?親権は?
親権などで合意が成立しなければ調停を申し立てる
子沢山で離婚をする際、親権などで合意が成立しないのであれば、家庭裁判所において調停を申し立てることも可能です。
調停委員を介して話し合う必要があるでしょう。
また調停でも合意が成立しなければ、審判や裁判で裁判所に判断してもらうことになります。
子供が多いと、養育費なども話し合う必要があるので、早めに手続きしたいところです。
早めに弁護士に相談を
子沢山で離婚を検討しているのなら、早めに弁護士に相談しましょう。
親権や養育費は重要な問題です。個人で解決するのではなく、弁護士に相談をするのが最も安全です。
子供が3人いるのに養育費を払わない、子供が5人以上いてシングルマザーになることへの不安など、あらゆる相談に乗ってくれるはず。
子沢山の人で離婚を考えている人はこちらもおすすめ
子沢山でも離婚をしてしまう原因とは?|子沢山離婚の問題点と対策のまとめ
子沢山だからといって夫婦仲が必ずしも良くわけではなく、中には離婚をする夫婦もいます。
子沢山で離婚をすると、様々な問題点もあるかと思いますが、手当や老後などにメリットもありますので、前向きに考えていきましょう。
子沢山だと養育費のトラブルが多くなりやすく、子供3人いるのに養育費を払わないなどの問題も発生しやすいので、予め養育費を算出し、前もって話し合うことも大切です。
子沢山で離婚をし、子供が5人以上いてシングルマザーとなって後々困らないためにも、離婚の際には専門家である弁護士に相談をしておくと、安心することも多いはずですよ。