不倫が奥さんにバレても別れない男性心理5選。別れたくない場合は？慰謝料請求の可能性も弁護士が解説

不倫されている側で、
「夫が不倫していることを知ってしまったが、どう対処すれば良いかわからない」
「離婚や慰謝料の請求をしたい」
という人は、弁護士へ相談することで下記のようなことを実現できる可能性があります。

また、あなたが不倫している側で、
「不倫が相手の奥さんにばれたかもしれない」
「不倫相手の奥さんから慰謝料請求されないか不安」
という人は、弁護士へ相談することで下記のようなことを実現できる可能性があります。

慰謝料請求をされていても、場合によっては支払わなくて良い場合があります。

相手の提示を鵜呑みにして大きな損をしてしまわないよう、できるだけ早めに弁護士へ相談することが重要です。

カケコムでは、あなたにあった弁護士を見つけるサービスを提供しています。ぜひご利用をご検討ください。

不倫が奥バレしても別れない夫と離婚したいなら

奥バレしているのに夫が不倫相手と別れないのなら、これからも結婚生活を続ける意味がないと思う方もいると思います。

もし離婚をしたいと考えているなら、下記のような形で離婚ができる可能性があることを知っておきましょう。

不倫がバレてる夫と離婚するためにしておくこと(1)　まずは離婚の流れを知る

夫と離婚したいと考えたら、まずは離婚の流れを知ることが重要です。

離婚の流れは、下記の図のように進んでいきます。

協議離婚なら当人同士の同意で離婚できる

離婚について話し合う場合、まずは当事者である夫婦間のみで話し合う協議を行います。

この協議でお互いが納得した場合は離婚ができます。それはどんな離婚理由であってもです。

しかし、ここで話し合いの決着がつかなかった場合は、調停委員を介して話し合う「調停」へと移行していきます。

ここでもお互いが納得できなかった場合は、裁判へ移行していきます。裁判へ移行した場合には、裁判上で認められる離婚事由が必要となるため、協議や調停よりも用意すべき証拠が多くなる傾向にあり、しっかりとした裏付けのある主張が求められます。

裁判の場合は離婚理由が法定離婚事由に当てはまる必要がある

裁判で離婚が成立するのは、離婚したい側の離婚理由が法定離婚事由に当てはまっている場合です。

具体的には、下記の民法770条 のいずれかに該当すれば、裁判でも離婚が認められます。

民法770条

夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。

一 配偶者に不貞な行為があったとき。
二 配偶者から悪意で遺棄されたとき。
三 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
五 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。

配偶者が肉体関係のある不倫（不貞行為）が長期間あり、不貞行為を繰り返していることが明らかであった場合、上記の民法770条一項に該当するため、離婚請求は裁判でも正式に認められます。

そのため、上記の法定離婚事由に該当する離婚理由と証拠がすでにあるのであれば、夫と離婚することは可能ですが、より自分に有利な条件で離婚できるようにするためには、離婚話を切り出す前に様々な事前準備をしておく必要があります。

不倫相手と別れない夫との離婚を考えている人は、下記の3つの準備をしてから離婚話を切り出すようにすることをおすすめします。

不倫がバレてる夫と離婚するためにしておくこと(2)　証拠を集める

夫に不貞行為があり、離婚する場合は、証拠を集めることが非常に重要です。

というのも、離婚時に夫の不貞行為があった場合、離婚請求だけでなく慰謝料も請求できるのですが、その際に法的な証拠があるかどうかやその証拠の強さによって慰謝料を支払ってもらえるのかや、慰謝料の額が変わってくるからです。

しかし、素人が確実な証拠を掴むのはなかなか大変な上に、無理に証拠を掴もうとして逆に犯罪を犯して相手から訴えてしまう可能性もあるため、証拠の収集は専門家である探偵に依頼することをお勧めします。

不倫期間の長さや不倫相手の妊娠の有無などで慰謝料額は大きく変わりますが、不貞行為が原因の離婚の慰謝料はだいたい100~300万程度が相場となりますので、できるだけ慰謝料をもらうためにも証拠は集めておきましょう。

また、法的な有効な証拠かどうか判断する際には、法の専門家である弁護士へ相談してみるのが確実です。もしプラスであると良い証拠等があれば、教えてもらうこともできます。

さらに、依頼をすれば、希望額の慰謝料を獲得するための主張の仕方をアドバイスしてくれたり、弁護士があなたに代わって相手と的確に交渉してくれる可能性もあります。

不倫がバレてる夫と離婚するためにしておくこと(3)　離婚後の生活設計をする

不倫の事実が証明できれば、相手が拒否していても離婚できる可能性は非常に高くなりますが、離婚後の生活設計を事前にしておく必要があります。

特に子供がいる場合は養育費など、必要となるお金が多くなると思うので、夫の不貞行為を原因として離婚したとして養育費はいくらもらえそうなのか、現状の貯金や仕事で生活費をまかなえるのかを確認しておきましょう。

離婚時の養育費について不安がある方は、自分がどの程度もらえそうなのか事前に確認しておくことがおすすめです。下記の記事で簡単に確認してみてください。

また、専業主婦の方の場合は、働ける環境を整えて、何かあったときのために両親など頼れる相手を探しておきましょう。

また、専業主婦の方が離婚後の生活で極力困らないようにするために離婚時にできることについて、下記の記事で詳しく弁護士が解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

不倫がバレてる夫と離婚するためにしておくこと(4)　弁護士に相談する

夫の不倫が原因で離婚になり、夫に慰謝料を請求する場合、弁護士がいるかいないかでは慰謝料の金額が異なる可能性があります。

一円でも多く慰謝料を取るためには事前に弁護士に相談しておくことをおすすめします。

万が一慰謝料を巡って争うことになった場合も、一緒に争ってくれる心強い存在となるはずです。

また、夫だけでなく、夫の不倫相手にも「共同不法行為」をした責任が生じるため、慰謝料請求することができます。

共同不法行為とは、複数の人が関与した交通事故や不倫のように、複数の人が加害者となって、共同して損害を与えた場合に認められるものです。

夫だけでなく夫の不倫相手にも慰謝料請求したい場合は、その旨を弁護士に伝え、代理交渉などをお願いしてみましょう。

弁護士に相談すると費用がマイナスになることはある？

弁護士に依頼する場合には、基本的に弁護士に相談料や着手金、報酬金を支払う必要が出てきますが、報酬金等については「獲得した慰謝料の◯％」といったふうに定められているケースが多いため、獲得した慰謝料よりも弁護士費用の方が高くなるという状況は基本的にないという認識でOKです。

そのため、お気軽に弁護士に依頼されることをおすすめします。

さらにカケコムなら、初回相談を無料で行っている弁護士も在籍していますので、お気軽にご相談ください。

あなたが奥バレした不倫相手側の場合、どう対処するのが正解？

あなたの不倫相手が男性であり、その奥さんに不倫がバレた場合、あなたはどう対処するのが良いのでしょうか？

できるだけあなたが損しないようにするにはどうすれば良いのかを解説します。

慰謝料を請求される前に別れて反省を見せる

実は、カケコムが女性100名を対象に独自に行った調査によると、「自分の夫が不倫をしていたら不倫相手に慰謝料を請求する」と回答した人が60人、つまり全体の6割にも及びました。

半分以上もの方が、夫の不倫相手に慰謝料を請求しようと考えているのです。

そのため、奥バレした場合は、相手の奥さんから慰謝料を請求される前に奥さんに反省の気持ちや態度を見せたりすることが重要です。

例えば、すぐに不倫相手と別れたり、今後不倫相手と会わないよう誓約書を書いて誠意を見せる等です。

より詳しく奥バレの対処法を知りたい場合は、下記の記事をご覧ください。

もし慰謝料請求されたらいくらになるの？

不貞行為（不倫相手と肉体関係を持つこと）の証拠があった場合、100〜300万円程度が慰謝料の相場となります。

あなたが不倫相手との行為によって妊娠したかどうか等、様々な情況によって慰謝料の妥当な金額は変わってきますので、弁護士等の専門家から客観的に妥当な金額をアドバイスしてもらったり、もし妥当な金額があなたの希望額に届かないのであれば、弁護士に代理で相手に交渉してもらい、できるだけあなたの希望額に近づけていくのが良いでしょう。

慰謝料を請求されたら弁護士へ相談

もし奥バレして慰謝料を請求された場合は、弁護士へ相談しましょう。

不貞行為の証拠を相手の奥さんが掴んでいれば慰謝料の請求を免れるのは難しいかもしれませんが、奥さんから請求されている金額よりも大きく減額した慰謝料を支払う方向に変更できる可能性があります。

それは、奥さんが妥当ではない高額な慰謝料を請求してきている場合等です。

ただし、素人では奥さんから請求されている慰謝料が妥当なものなのか高額なものなのか分かりませんし、奥さんにバレたことで冷静でいられなくなり、妥当かどうかわからないまま慌てて支払ってしまい、損をしてしまう可能性も考えられます。

そのため、慰謝料を請求されたら一度弁護士へ相談をし、相手の奥さんが掴んでいる証拠と照らし合わせて妥当な慰謝料の金額を算出してもらい、減額交渉ができるかどうか等を見極めてもらうことが重要なのです。

弁護士によっては、そのまま相手の奥さんと慰謝料の減額交渉を行ってくれることもあります。

このような問題に精通している弁護士にご相談いただければ、慰謝料についてだけでなく、細かなトラブルに対してもどう対処していくと良いのか等のアドバイスや精神的なサポートも行ってくれることがあります。

まだ奥バレしている確信がない方でも、一度お気軽に下記ボタンよりご相談ください。

不倫相手に対して本気なら、不倫相手にしっかり相談してみる

もしあなたが不倫相手と真剣な将来を考えていて、相手の奥さんから慰謝料請求等を受ける可能性があることを知った上で不倫関係を続ける覚悟があるのなら、不倫相手にそのことを伝え、不倫相手の意見を聞いてみることも重要でしょう。

ただし、もし相手も同じ気持ちであなたに対して真剣な将来を考えていて、現在の奥さんと離婚をしてあなたと再婚をする意思があり、実際に行動に起こしてくれたとしても、あくまでも不倫からはじまった恋愛であったことは忘れないようにしたほうが良いかもしれません。

お互いに不倫をした経験があるということは、これからも不倫する・される可能性があること、またその不安をずっと抱いて結婚生活を続けていかなければならないことが考えられるからです。

そのような不安な日々を受け入れられるのかもあわせて、しっかりお互いの将来について考えていきましょう。

まとめ