旦那の帰りが遅すぎる…帰宅が遅い理由を瞬時に見抜く方法や修復方法等を弁護士が解説
「帰りが遅い旦那は一体何をしているんだろう…」その理由によっては、離婚まで考えることもあるかもしれません。旦那の浮気を疑っている場合などに、旦那の帰りが遅い本当の理由を見抜く方法を解説していきます。
「最近旦那の帰りが遅く、不倫されている気がする」
「旦那との離婚を考えていて、有利な条件で離婚したいと思っている」
そんなお悩みをお持ちの方は、弁護士に相談することでさまざまなメリットがあります。
弁護士に相談・依頼するメリット
・そもそも離婚が認められるかや離婚の条件などのアドバイスをもらえる
・養育費や慰謝料など、自分にとって有利な条件で離婚できる
・相手との交渉を代理で行ってくれたり、法的に有効な証拠を調査してくれる
・離婚に必要な書類を不備なく作成できる
・精神面のサポートもしてくれる
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帰りが遅い旦那が浮気しているか見抜くためには
「帰りが遅い旦那は浮気してるのかも…」と思った奥様は、是非下記を参考に見抜いてみて下さい。
帰りが遅い旦那が浮気しているか見抜く方法(1) 何をしていたのか、後日何回か聞いてみる
まずは旦那様がどれくらい残業しているか、何時に帰ってきたかチェックしましょう。
後日、残業と言っていた日、帰りが遅かった日に何をしていたのか尋ねてみましょう。
本当に残業であれば、何度尋ねても残業していたと答えてくれるでしょう。
本人がやましいことをしていれば、何をしていたかの内容が二転三転します。
もしも帰りが遅い旦那の発言が二転三転する場合は浮気の可能性があるかもしれません。
帰りが遅い旦那が浮気しているか見抜く方法(2) 疲れて帰ってくるかチェックする
本当に残業していたら疲れて帰ってくるはずです。
浮気をしていた場合は心なしか顔もすっきりし、もしかしたら緩みっぱなしの表情で帰ってくるかもしれません。
あれ?あんまり疲れてなさそう、と思ったら要注意です。浮気の可能性がぐっとあがります。
あとは臭いも重要です。旦那がいつもより汗臭くない場合はホテルなどで浮気相手と一緒に居てシャワーを浴びている可能性大です。
帰りが遅い旦那が浮気しているか見抜く方法(3) 給料明細を見る
残業をしていれば手当が付くはずです。
先月残業が多かったのに給料が少ない、もしくは明細に残業代が反映されていなければ帰りが遅い旦那は浮気をしている可能性があります。
ただし、サービス残業を口実にしているかもしれませんし、実際残業代を支払ってくれない会社も存在します。
どうしても怪しい場合は会社の総務、もしくは経理に尋ねてみましょう。
旦那の同僚の奥様を味方につけておくのも手です。疑問点を出し合えば旦那が嘘をついていた場合ははっきりとわかります。
帰りが遅い旦那が浮気していないかどうかのチェックにも、同僚の奥様と仲良くしておくと何かと役立ちますから付き合いを密にしておくと良いでしょう。
帰りが遅い旦那が浮気しているか見抜く方法(4) 探偵に浮気調査してもらう
いよいよ帰りが遅い旦那の浮気が怪しい…となった場合は、探偵に浮気調査依頼してみると白黒はっきりつけられる可能性が高いです。
決まった曜日に帰りが遅い、奥様が不在の日に外出している等の特徴があれば、浮気している日を絞りやすいのでその日に張り込んでもらいましょう。(探偵の調査費はタイムチャージであることが多いため、調査日を絞った方が、費用が抑えられる場合が多いです。)
浮気相手のことから、会っている回数、どこへ行っているかを調査して、動画や写真を付けて報告してくれます。
「旦那の帰りが遅い」という理由で離婚できる?
浮気はしていなさそうだけど、あまりにも残業が多すぎて一緒にいる時間が少ないし、旦那の帰りが遅いのはやっぱり寂しい。
結婚している意味がない、と思ってしまう奥様もいらっしゃいますよね。
もし離婚を考えた場合、そのような理由だけで離婚することは可能なのでしょうか?
「旦那の帰りが遅い」だけでも話し合いで合意を得られれば離婚は可能
裁判離婚の場合と違い、話し合いでの離婚(協議離婚)の場合には、どのような理由でも離婚することができます。
したがって、「旦那の帰りが遅い」という理由で協議離婚することも可能です。
もし旦那が離婚に同意しない場合は、調停を申し立てることになります。
調停でも帰りが遅い旦那との離婚が認められない場合、離婚裁判をするしかありません。
離婚についての話し合いは下記の順番で進んでいくため、参考にしてみてください。
旦那の帰りが遅いというだけで裁判上の離婚は難しいかも
とはいえ旦那だって一生懸命働いているのに、帰りが遅いという理由で離婚されたらたまったものではありません。
大体の場合は、旦那の帰りが遅いくらいでは協議離婚できないパターンが多いです。
そうなると離婚調停の手続きを行うことが多いですが、離婚調停が不成立ならば裁判離婚の手続きに進む必要があります。
裁判離婚は、下記の民法770条に規定されているような法定離婚事由が認められない限り、成立しません。
民法770条①夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。
一 配偶者に不貞な行為があったとき。
二 配偶者から悪意で遺棄されたとき。
三 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
五 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。
②裁判所は、前項第一号から第四号までに掲げる事由がある場合であっても、一切の事情を考慮して婚姻の継続を相当と認めるときは、離婚の請求を棄却することができる。
ここで、下で見るように、帰りが遅い旦那が肉体関係のある不倫をしていると証明できれば、法定離婚事由のうち「不貞な行為」に当たるとして、離婚請求することが可能です。
他方、不倫が証明できない場合は、旦那の帰りが遅いことが民法770条1項5号「その他婚姻を継続し難い重大な自由」に当たるかを争うことになります。
ただ、旦那の帰りが遅いというだけで婚姻関係が破綻しているとはなかなか認定されにくいと考えられます。
なぜなら、この場合に離婚請求するためには、旦那の帰りが遅いことにより夫婦生活が破綻していることを主張・立証する必要があるところ、旦那の帰りが遅いだけで夫婦生活が破綻しているとまでいえる場合はなかなか考えられないからです。
よって、裁判において「旦那の帰りが遅い」だけで離婚は認められにくいでしょう。
帰りが遅い旦那が実際に浮気をしていたら裁判上の離婚も認められやすい
ただ帰りが遅いだけでなく、帰りが遅い旦那が浮気をしていた場合は話が別です。
性交渉があった場合は民法770条1項「配偶者に不貞な行為があったとき」に該当しますから、離婚請求をすることが可能です。
さらに離婚裁判の際に、不貞行為に対する慰謝料請求も可能です。
考えたくありませんが、旦那様が浮気をしていた場合は探偵を使って証拠を掴みましょう。そして旦那様と浮気相手に慰謝料請求をしましょう。
その他にも法定離婚事由に該当する状況があれば裁判での離婚が可能
不貞行為があった場合のみでなく、例えば何年にもわたる別居状態があり、連絡も取っておらず、すでに夫婦関係が破綻していると判断できる場合や、DVやモラハラがあった場合は裁判で離婚が認められる可能性があります。
旦那との離婚を考えていて、相手の同意を得られないのであれば、「帰ってくるのが遅い」以外の法的に認められる離婚事由の証拠を集めるようにしましょう。
証拠をつかんだら弁護士に相談を
浮気の証拠を揃えたら離婚問題に強い弁護士に相談し、慰謝料請求、調停離婚、財産分与などで力になってもらいましょう。
離婚をするには、旦那さんと話し合うべきことややらなければならない手続きがたくさんあります。それらの多くは法律の知識を必要としますので、すべて自分だけで行うとなると大変ですし、戸惑うことも多くあると思います。
弁護士は法律のプロですから、法律の知識はもちろん、離婚問題解決の経験も豊富に持っています。あなたの状況に応じたアドバイスをしてくれるはずです。
カケコムなら、初回の相談を無料で受け付けていたり、弁護士費用の分割払いが可能な弁護士も登録していますので、少しでもお悩みがある方は下記ボタンよりお気軽にご相談ください。
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もし帰りが遅い旦那との関係を修復したいなら
旦那の帰りが遅く、すれ違いが起きてしまっていて関係を修復していきたいと考えているなら、下記のような方法を試してみるのがおすすめです。
しっかり時間を取って話し合ってみる
もし相手が話し合いに応じてくれるなら、しっかり時間を取って話し合ってみるのが良いでしょう。
もしかすると旦那さんの帰りが遅いのには正当な理由があるのかもしれませんし、そのことで旦那さん自身も悩んでしまっているかもしれません。
こちらが不安に思っていることやもっとコミュニケーションを取りたいことを伝えてみたりし、お互いにどう思っているのか、今後どうしていきたいのか、改善すべきことがあればそれに対してどのように取り組んでいくのか決めていきましょう。
短期間の別居をするのも一つの手
もし話し合いが難しく、お互いがどうしても感情的になってしまっていたり、関係が冷めきってしまっているのなら、一度短期間の別居をしてみるのも一つの手段です。
別居をすることで相手の大切さに気づいたり、相手がしてくれていたことに気づいてありがたみを感じることができるかもしれません。
そして、お互いに冷静になってから、話し合いをしてみましょう。
ただし、前述したように何年にもわたる別居をしていてその間に連絡も取っていない場合は裁判で認められる離婚事由となってしまう可能性もあるため、修復を前提に考えているなら予め別居する期間は決めておきましょう。
まとめ
世の中の旦那様の多くは、家族を支えるために日夜必死で働いてくれています。
しかし、あまりにも旦那の帰りが遅いのが続く場合、さすがに寂しいですよね。
旦那の帰りが遅いせいで離婚を考え始める方もいるでしょう。
また、残業を言い訳に浮気に走る旦那様がいるのも事実です。
疑いたくはないけれど浮気の疑いがあるような不審な点が多い、という場合はまずは証拠集めから始めましょう。
旦那様の浮気に気付かず、浮気の日々を労っていただなんて事態になれば辛いですよね。
浮気か残業かしっかり判断し、浮気の可能性が高そうなら探偵、そして弁護士に依頼をしましょう。
この記事が奥様の役に立てば幸いです。