離婚した後のパスポートの名義変更を解説!必要なもの5つとは?
離婚後の名前変更があると、様々な物の名義変更をしなければいけなくなります。その中のひとつに離婚後のパスポートの名義変更があります。離婚後のパスポートの名義変更はどのように行えばいいのでしょうか?離婚後のパスポートの変更手続きと必要な書類について見ていきましょう。
離婚後のパスポートの名義変更ってどうやるの・・・?
離婚後に名前変更した場合、免許証や預貯金の通帳、クレジットカードの名義変更など様々な物の名前変更をしなければなりませんね。
その中でも、パスポートは頻繁に使うものでないことから、離婚後つい名義変更をし忘れていて、いざ海外に行こうということになってパスポートを出してから「あっ!」と思うこともあるもの。
離婚後のパスポートの名義変更の手続きは面倒なのでしょうか?
どんな書類を揃えて離婚後のパスポートの名前変更・名義変更の手続きをしたら良いのでしょうか。
離婚後のパスポートの名義変更について詳しくご説明していきます。
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離婚後のパスポートの名義変更について
離婚後のパスポートの名義変更は、義務なのでしょうか?
どんな場合に離婚後のパスポートの名義変更の必要があるのか見ていきましょう。
離婚後のパスポートの名義変更について(1) 氏名・本籍に変更があった場合、パスポートの記載事項を変更しなければならない
離婚後に限らず、本籍、性別・生年月日や名前変更があった時はパスポートの記載事項を変更しなければいけないとされています。
離婚後に名前変更があった場合も、もちろんパスポートの名前変更をしなければいけません。
離婚後のパスポートの名義変更の仕方には2通り。
1つは、パスポートの有効期限に関係なく離婚前から持っていた古いパスポートを無効として、離婚後に名前変更をした名前で行う切替申請。
もう一つは、離婚前から持っているパスポートの有効期限を継続して記載事項変更旅券を発給申請する方法です。
このどちらかを選んで離婚後のパスポートの名義変更する形になります。
離婚後のパスポートの名義変更について(2) 変更手続きの対象となる記載事項の変更とは
パスポートの名義を変えなければいけないもののうち、離婚に関する変更は次のようなものが考えられます。
- 離婚などにより、戸籍上の姓が変わった場合
- 国際結婚により配偶者の姓を別名として追記した後離婚した場合
- 家庭裁判所に申し立て、戸籍上の姓名を変更した場合(例:離婚後の子どものパスポート)
- 離婚して本籍の都道府県名が変わった場合
離婚には関係ありませんが、以下のような例も変更の必要があるとされています。
- 家庭裁判所の審判により、性別を変更をした場合
- 戸籍上の生年月日の変更を行った場合
離婚後のパスポートの名義変更の方法
このように、離婚後の名前変更も、パスポートの名義変更は必要となります。
それでは、具体的に離婚後のパスポートの名義変更の方法をご紹介します。
離婚後のパスポートの名義変更の方法(1) 新たに有効期間10年又は5年のパスポートを発給申請(切替申請)
離婚後にパスポートの名義変更を行う方法のひとつに、パスポートの切替申請があります。
これは離婚後名義を変えて、新たにパスポートを作り変えることです。
離婚後の名前変更でも、
- 離婚前に使用していたパスポートの有効期限が1年未満
- パスポートを損傷させてしまった方
上記の人は必然的に離婚後のパスポートの切替申請を選ぶことになります。
切替申請した後の旅券番号は変更になり、新たなパスポートが届くまでは渡航ができなくなりますので、注意が必要です。
離婚後のパスポートの名義変更の方法(2) 返納パスポートと残存有効期間が同一の新たなパスポート「記載事項変更旅券」を発給申請
離婚後にパスポートの名義変更をするには、もう一つ、パスポートの記載事項変更申請をして、記載事項変更旅券を受け取ることができます。
これは、有効期限はそのままで、離婚後に名前変更した新しいパスポートを発行してもらうこと。
変更とは言え、ICチップなどは全て新しいものと交換され、パスポート発行まで日にちがかかることには注意が必要です。
パスポートの名義変更の際に必要なもの5つ
離婚後のパスポートの名義変更には大きく分けて2つありましたね。
それでは、各々のパスポートの離婚後の名義変更に必要な書類を見ていきましょう。
パスポートの名義変更の際に必要なもの(1) 一般旅券発給申請書(記載事項変更用)
パスポートを作ったり、名前変更をしたりする時は必ず一般旅券発給申請書を記入する必要があります。
これには、新たにパスポートを作る場合や離婚後のパスポートの切替申請には「5年用」「10年用」。
離婚後にパスポートの記載事項を変更するには「記載事項変更用」の一般旅券発給申請書をそれぞれ記入します。
パスポートの名義変更の際に必要なもの(2) 戸籍謄本
パスポートは顔写真付き本人証明にも使えるきちんとした身分証明書にもなるものですから、離婚後にパスポートの名前変更・名義変更を行う場合は離婚後に作成した新たな戸籍謄本を持参します。
パスポートの切替申請の場合は、戸籍謄本が不要になるケースもありますが、離婚後の名前変更を目的とするパスポート切替申請は離婚後の戸籍謄本も忘れずに持参しましょう。
役所から取り寄せて6ヶ月以内の戸籍謄本を使用することになっています。
もちろん、離婚後に新たにあなたの戸籍を作成した後に取り寄せた戸籍謄本である必要があります。
パスポートの名義変更の際に必要なもの(3) パスポート用の写真
パスポートには必要な顔写真。
これも、自分で撮影して持参します。
申請する時から数えて、6ヶ月以内に撮影した写真にしましょう。
パスポート用の顔写真は、写真の大きさだけでなく、映っている顔の大きさにも決まりがありますので証明写真のボックスなどを使用して自分で撮影する場合には注意が必要です。
写真はカラーでも白黒写真でも構いません。
パスポートの名義変更の際に必要なもの(4) 有効なパスポート
パスポートの切替申請・記載事項変更旅券、どちらの場合にも離婚後、名前変更によるパスポートの名義変更をするなら、離婚前に使っていたパスポートも忘れずに持参しなければいけません。
もし忘れてしまうとパスポートの離婚後の名義変更手続きができませんので必ず持っていきましょう。
離婚前に使っていた古いパスポートは、無効化するための穴あけをして返却されます。
パスポートの名義変更の際に必要なもの(5) 手数料がかかります
- 10年用パスポート・・・16,000円
- 5年用パスポート・・・11,000円
となっています。(2017年調べ)
離婚後のパスポート記載事項変更の手数料は6,000円ですので、パスポートの有効期限残によっては記載事項変更を行った方が、だいぶ費用の節約になりますね。
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離婚した後のパスポートの名義変更を分りやすく解説!のまとめ
離婚して名前の変更があったら、パスポートも有効期限を確認してから、パスポートの切替申請かパスポート記載事項変更申請をして離婚後の氏名でパスポートの名義変更が必要になります。
離婚後は色々とバタバタ忙しく、つい手続きを忘れてしまうこともありますが、離婚後の氏名の証明書にもなるパスポートはできるだけ早く変更手続きをしておくと、パスポート以外の氏名変更手続きがスムーズになるでしょう。
具体的な2つの違いは有効期限がリセットされるか、継続されるかと、手数料の差でした。
渡航する国によっては、パスポートに一定以上の有効残があることが条件となりますので、出かける国に応じてどちらにするか選ぶと良いでしょう。
離婚後の氏名変更の手続きなどで不明な点があれば、離婚に詳しい弁護士に相談することをおすすめします。
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