ペン型カメラとは~ペン型カメラの使い方と注意点~
ペン型カメラは証拠収集のための調査、会社での会議、トラブル対策のための録音など、さまざまな場面で重宝するアイテムです。その見た目から調査対象者などに怪しまれず録画・録音ができるため、扱い方を知れば役立てることができるでしょう。
目次
ペン型カメラとは~ペン型カメラの特徴や注意点などを紹介~
ペン型カメラはインターネット通販などでよく見かけると思いますが、スペックなどは値段によってピンキリです。
「どう使うか」を念頭に置いて情報収集アイテムとして購入したほうがよいでしょう。
小型カメラ・ペン型カメラはいずれも「どのような場面・どのような状況で使うか」が最も大切です。
ペン型カメラは調査対象者などにはバレにくいという絶対的な強みがありますが、当然ながら撮りたい情報にかなり接近するというリスクを負う必要があります。
使う状況を想定し、自分の目的にあったものを選ぶべきです。
リスクを負いたくない、撮影技術に自信がない、といった場合には、やはりまず専門家に相談することをお勧めします。
ペン型カメラとは
その名のとおり、ペンの中に録画や録音機能を搭載して、ボタン1つで撮影を開始できるアイテムです。
もちろん、通常のボールペンとしての機能もあるため、持っていても怪しまれず情報収集できるという絶対的な強みがあります。
ペン型カメラの種類
ペン型カメラはメーカーによってさまざまな種類があり、インターネットで検索しても数十種類がヒットします。
多くは外国製で、「ペン型カメラ」「スパイカメラ」などの名称で販売されており、スペックとメーカーにより種類は様々です。
見た目による違いはほとんどなく、通常のペンの中に録画・録音機能装置が組み込まれているので、パッと見て見わけはつきません。
したがって、種類というよりはスペックの違いのみを重視して調査などに役立てるべきです。
ペン型カメラの値段
安いものであれば2000円から、高額なものは20000円以上するので、まさに値段はピンキリです。
高額なものはフルHDで高解像度・大容量の16GBなど、スペックもその分上がります。
やはり、ペン型カメラ・小型カメラなどは使う用途が一番大事になるので「どんな場面で何を撮りたいか・録音したいか」を決めてから購入すべきです。
ペン型カメラの入手方法
ほとんどがネットショッピングで買えますが、より高額なものが欲しければ独自開発しているメーカーもあり、直接電話連絡して希望のスペックで生産してもらうこともできます。
もちろん、精密機器メーカーへのオーダーということで、値段は高額になります。
もっとも、一般的な情報収集に使うペン型カメラはネット通販で購入できるアイテムで十分な役割を果たしてくれます。
ペン型カメラのスペック
スペックで重視する点は主に「焦点距離・画角」「動画サイズ」「容量」「fps」「録音・録画機能」「製品の使いやすさ・正確さ」です。
高額であればスペックは高いものの、ちょっとした情報がほしいという程度であれば安価なもので十分なので、やはり使う場面と状況に応じたスペックを選ぶほうが良いでしょう。
ペン型カメラが搭載している主な機能
ペン型カメラは基本的に写真撮影・動画撮影・録音の3つの機能を搭載しています。
カメラの役割とボイスレコーダーの役割を果たし、会社での会議ではもちろん、情報収集などにも役立てることができます。
高額なペン型カメラにはさらに動画撮影の中に動体検知機能もついていて、動く物体を検知したときに自動的に撮影を開始することもできます。
トレイルカメラなどと同じような機能を持っているため、仕掛けておけばあやしまれず、ピンポイントで目的の動画が撮影できるでしょう。
形状、大きさ、重さ
ペン型カメラは文字通りすべてペンの形状をしています。
大きさも一般的なペンと同じくらいで、カメラが搭載されているからといって、やたら大きいということはありません。
重さも製品によって違いはありますが、30~50グラムがその範囲です。
高額なものは電源をつないだ状態で録画できるものもあり、アダプターやその他付属品などをつければ重さは変わってきます。
一般的に情報収集で使う場面ではペン単体で使用すると思われますので、ほぼ上記の重さの範囲におさまるでしょう。
容量、画質、解像度
容量はペン型カメラの大切なスペックの1つです。だいたい4~16GBで、画質・解像度などによって録画時間が変化していきます。
4GBで低画質のものなら100分録画といったところです。一方で32GBの容量でも、2300×1300pxなどの高画質なものは1時間程度の録画になります。
やはり、画質や解像度によって録画時間に大きく影響してきます。
どんな情報をどんな風に撮りたいか、目的に合ったアイテムを選ぶ必要があるでしょう。
ペン型カメラを使用する場合の注意点
ペン型カメラは情報対象との接近が必要です。
ズームの効かない小型・ペン型カメラはその分、相手との距離を縮める必要がありますが、それだけにリスクも生じます。
企業での会議の私的な録画・録音なら問題となることはあまりないと考えられますが、調査などに使う場合には使用方法には注意が必要です。
相手のプライバシーや住居権を侵害しないようにする
例えば、浮気調査などに使うため、相手の敷地内に入ってペン型カメラを使用した場合などには、住居権の侵害となる可能性があります。
また、相手の家の中をペン型カメラで撮影したなどもプライバシーを侵害していることになるでしょう。
これらの場合慰謝料請求がなされるおそれがあります。
探偵業法にのっとって特定人に面接・尾行・張り込みなどの実地調査をすることは認められていますが、一般人がこれを行えば「正当な業務として行っている」ことにはならず、違法行為となってしまうことがあるのです。
ペン型カメラも会議の録画・録音などに用途を定め、正しい使い方をすべきです。
軽犯罪法違反や住居侵入にならないようにする
何らかの情報をとりたい!と思ってペン型カメラを使用し、冷静な判断を欠いて調査対象の住居に踏み込んだりすれば、刑法に触れてしまいます。
アイテムを活かすにしても、探偵業法など、それなりの法的根拠が必要であり、撮影・録音などをして刑罰に触れるような行為をしてはいけません。
特に、小型カメラ・ペン型カメラなどは「絶対見た目でバレないだろう」という過信を抱きやすいアイテムです。
それに加え、通常のビデオカメラのようにズームが効かないために対象との距離を縮める必要があります。
この点が「境界を超えてしまう要因」となり、勢い余ってプライバシーを侵害したり住居に踏み込み侵入するなどの行為に至らせることがあるのです。
やはり、まずは専門家に相談を
ペン型カメラを使用する目的はさまざまですが、特定人の尾行・張り込み・面接などで情報を得るなどの場合は専門家に相談して依頼すべきです。
会社内での会議の録音や、自分の身を守るための家庭内での使用などとは用途が違ってくるので、自分だけで調査し情報をとるという行為はやめたほうがよいでしょう。
探偵社などの専門家に相談することで、少なからずリスクは解消されます。
便利なアイテムを手にする=何でも撮って良いというわけではありません。
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ペン型カメラとは~ペン型カメラによる証拠収集を考えている人へ~のまとめ
ペン型カメラは見た目では絶対バレず、録画・録音できるアイテムであるため、その効力を過信しがちです。
高額なペン型カメラは高解像度・大容量といえど、通常のカメラと違って多くのカメラにズーム機能はありません。
そのため、調査対象と接近する必要があり、その分リスクを背負います。
どんな場面で使うか、どのような状況なら撮影できるかは専門家が知っていますので、もし調査に必要な情報が欲しいなどの場合は探偵社に相談してみましょう。
便利なアイテムは過信を招くこともあり、扱い方を間違えれば法に触れる事態になる場合もあるのです。
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