「旦那が寝てばかりで離婚したい!」ってあり!?〜離婚できる場合ってどんな時?〜
離婚したいけど、旦那が寝てばかりいるって理由で離婚ってできるの?自分はなんでこんな人と結婚してしまったんだろう。旦那はグータラ寝てばかりで家事も手伝ってくれず自分勝手な行動ばかり。こんな旦那を見ているととても家族に愛情があるなんて思えない!実際のところ離婚できるのでしょうか?
寝てばかりの旦那。嫌気がさすことはありませんか?
旦那は家ではいつも寝てばかり。もはや離婚したいレベル。
家事にも協力的ではないし、子供やあなたに対しても無関心で愛情が感じられない。
夫婦や家族ってこんなものなの?
案外どんなご家庭でも、寝てばかりで非協力的な旦那さんに頭にきている奥さんは多いものです。
でも、ちょっとうちの旦那は限度を超えている。これじゃあ私の人生が終わってしまう。
出来るなら寝てばかりの旦那と離婚して人生をやり直したい。
そう思っている奥さんのために、寝てばかりいる旦那と離婚する方法をご紹介していきます。
旦那が寝てばかりは離婚の理由になるの?
寝てばかりの旦那と離婚するには、どうしたらいいんでしょうか。旦那が寝てばかりいるというだけで、離婚の理由として認められるのでしょうか?
結論:旦那が寝てばかりというだけでは離婚することはできない
残念ながら、旦那が寝てばかりいるからという理由だけでは離婚することはできないでしょう。
えー!だって私はこんなに毎日寝てばかりいる旦那に対してイライラしてストレスがたまっているのになんで離婚できないの?と思うかもしれません。
家事だって手伝ってくれないし、子供が遊びに行きたがっていたって連れて行ってくれない。
掃除するのだって、洗濯するのだって、旦那がゴロゴロ寝てるから邪魔で仕方ない。
お気持ちはわかります。
それでも、ただ休日に寝ているだけなら、そんな旦那を罰する法律なんてないのです。
もちろんお互いが離婚に同意していたら可能
離婚って特別な理由がなければ、出来ないものなの?
いいえ。
寝てばかりいる旦那とは離婚できないかというと、必ずしもそういうわけではありません。
もし、旦那も離婚に賛成してくれて夫婦の合意があれば、ゴロゴロ寝てばかりいる旦那が嫌だという理由だけで離婚することも可能です。
世間には、性格の不一致という理由で離婚している人もたくさんいますよね。
その中には、おたくのご夫婦と同じように寝てばかりの旦那に腹が立って離婚した人もいるかも知れません。
寝てばかりの旦那と離婚したいなら、本人に「離婚して!」と言うのも一つのやり方です。
もし離婚を拒否された場合は、民法上の「その他婚姻を継続し難い重大な事由」として認められるかがポイント
夫婦の話し合いだけで離婚できない場合は、調停や裁判で離婚するしか無いですね。
旦那から離婚することを拒否されたら、寝てばかりいるという理由だけでなく、それに付加する理由を見つけることが出来れば、調停や裁判で離婚できる可能性が上がります。
その理由は、「その他婚姻を継続し難い重大な事由」と呼ばれています。
どんな事が、この「その他婚姻を継続し難い重大な事由」となるのかは次項で具体例と共にご紹介します。旦那が寝てばかりで離婚できるのはこんな時!
寝てばかりいる旦那と離婚したい。でも、寝ているだけなら離婚は出来ません。
寝ている事によって起こる問題点、それによっては離婚できるようになります。
四六時中寝ていて仕事を全くせず生活を営むに値する十分な収入が全くない
仕事疲れで休日にゴロゴロ寝ている旦那は、それほど珍しくありません。
家族のために仕事して疲れているのだから仕方ないこともありますよね。
でも、我慢できないのは、仕事もせずにゴロゴロ寝てばかりいて、収入はゼロ。
何とかしようとする努力も見られず、働く気持ちは全くない。
このままじゃ子供の教育上もよろしくない。
そんな事実があるのなら、「その他婚姻を継続し難い重大な事由」として認められる可能性もあります。
妻が肉体的・精神的な病を持って生活が困難にもかかわらず寝てばかりで何もしない
寝てばかりいる旦那が離婚の理由になるのは、何も金銭的な理由ばかりではないのです。
例えば、旦那さんが仕事をしているとしても、あなたに病気があり生活が困難な状態にある場合。
仕事から帰宅しても、家のことを全く手伝おうとせず、寝てばかりいて病気の妻に協力しようとしないのは、夫婦の在り方として疑問が持たれますよね。
そんな場合には、寝てばかりいて家事を手伝ってくれないということも離婚の理由として認められることがあります。
旦那が寝てばかりで離婚したい妻が主張すべきポイントとは?
旦那が寝てばかりいるという理由で調停離婚や裁判離婚になった場合。あなたが調停委員や裁判官に対して、しっかり伝えたいポイントをまとめてみました。
調停委員や裁判官に精神的苦痛を訴える
寝てばかりいる旦那と離婚するには、あなたが抱えている悩みや精神的苦痛がどれだけのものか調停委員や裁判官にわかってもらうことが大切です。
例えば、寝てばかりいることについて話し合った時に、下記のような事実があった場合、
- あなたは悪くないのに「おまえのせいだ」と責められる。
- 自分は家族のために働いて疲れているから寝てるんだ。それを理由に離婚だなんて鬼嫁だ。
などと精神的に追い詰められていることを話しましょう。
確かに、「寝てばかりいる」というのは一つのライフスタイルとか価値観の問題で、それだけで離婚の原因とは言えないかもしれません。
しかし、そのライフスタイルや価値観の問題について話し合いをしようとしたら、罵倒されたり暴言を吐かれるということになると、全く別の問題になってきます。
度を越せば「精神的虐待」「DV」として、立派な離婚の原因になり得る場合があります。
どのくらいの期間その状態が続くのか、家計の状態などをしっかり報告
旦那が寝てばかりいることが、離婚の原因として認められるにはその期間も重要なポイントとなります。
たとえば、あなたの日記があるのならそれを証拠として持参すると良いでしょう。
また、寝てばかりいることで収入が無いのであれば、以前夫の収入があった頃から、収入が無くなったことまでがわかる通帳も用意しましょう。
家計簿をつけているのであれば、それも持参すると家計の流れが把握できてさらに良いですね。
旦那が寝てばかりで何もしないということを客観的に示す証拠も忘れずに
調停や裁判で離婚するには、証拠をしっかり提示することが大切です。
旦那が寝てばかりで何もしないという客観的な証拠はありますか?
例えば、
- 旦那が寝てばかりいる所を記録しておく
- 夫婦二人の話し合いを録音しておく。
- 旦那が寝てばかりいて自分1人で仕事も家事もしているということを日記に書いておく。
など用意しておきましょう。
旦那が寝てばかりが理由だと裁判離婚は起こせるの?
でも、裁判となると法的な理由がなく離婚を成立させるのは難しくないと聞きますよね。旦那が寝ているという理由で、離婚裁判を起こしても勝てるのでしょうか。
「その他婚姻に当てはまる事由」に当てはまっていれば可能
裁判で離婚をしようとするなら、法律に基づいた理由があることが必要です。詳しくは離婚事由を知ろう!民法が定める正当な離婚事由とは?を参考にしてください。
旦那が寝てばかりいるというのは民法の離婚の理由に当てはめるなら「婚姻を継続しがたい重大な事由」になると先程もお話しましたね。
婚姻を継続しがたい重大な事由とはもう少し詳しく言うと、
- 夫婦が婚姻を継続させようとする意思を失っている状態
- 夫婦の共同生活を回復させるのが無理な状態
上記のような状態にあることを言います。
旦那が寝てばかりいることで、夫婦が婚姻を継続しがたい重大な事由にあてはまる状態になってしまったのであれば、それを理由に離婚裁判を起こすことが出来るでしょう。
離婚すると決めたならしっかりとした対策を練って望もう!
離婚するのにもお金はかかりますし、それよりも大変な労力もかかります。
「離婚は疲れるよ」と言っているのをよく耳にされるのではないでしょうか。
離婚の話し合いや調停、裁判になってから証拠が足りない、理由が弱いとなったらまた苦労のやり直しです。
そんなことは避けたいですね。
離婚に動き出す前に、離婚できるような理由をハッキリさせ、それが証明できる証拠集めをしておくなどしっかり対策を立ててから行動しましょう。どうしても離婚したかったら誰に助けを求めたらいい?
離婚するには対策をしっかり。でもそれだけではまだ不十分です。しっかりとした協力者、相談する相手が必要です。
まずは親に相談することが大事
寝てばかりいる旦那と離婚したいなら、まずは親に相談してみるのも一つの手です。
離婚する時に誰に相談するかは悩むところですね。なかには、親には相談出来ないという人もいます。
でも、寝てばかりいる旦那については、離婚を決める前から親に「これこれこういうことがあり、辛い思いをしている」という愚痴を聞いてもらったりしているのではないでしょうか。
これまでのあなた方夫婦の経緯を知っている相手ということで、相談相手を選ぶなら親が良いのではないでしょうか。
その上で、男女問題に強い弁護士に相談しよう
親に相談するのは、いざという時の経済的な援助をお願いするという面でも重要です。
親に相談し、1人では離婚するのが大変だ、誰かに相談したいということを伝えます。
旦那が寝てばかりいて家計に余裕がないことを告げ、弁護士費用もいくらか援助をお願いするのが良いでしょう。
旦那が寝てばかりいるという理由では弱いことは、ここまでも何度かご紹介してきました。
確実に離婚したいのであれば、男女問題に強い弁護士に相談してしっかりと対策を立てることをおすすめします。
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