

牛島総合法律事務所 アソシエイトインタビュー

入所前の就職活動時の状況からお聞かせください
──本日は入所3年目の服部先生に、牛島総合法律事務所の若手アソシエイトとしての働き方を中心にお話を伺います。
私は関西出身で、関西と東京の事務所いずれも就活していました。最終的な就活の軸は取り扱っている業務分野でした。
当時は企業法務、特に知財や金融関係に興味がありました。
ただ、今振り返ると、その時点での興味分野にこだわりすぎる必要はなかったかもしれません。実際に働き始めてからは、新しい分野への興味が広がっていきましたので。

魅力的な業務内容や先生方の雰囲気
──現在の事務所を選んだ決め手は何だったのでしょうか?
面接での先生方の雰囲気と、お話しされていた業務内容に惹かれました。特に非上場株主の権利保護のための訴訟について伺った際に、とても興味深く感じました。また、エンターテインメント関係の案件もあると聞いて、魅力的だと思いました。 実は、検察官になることも考えていた時期がありました。しかし、検察庁での実務修習を経験して、誰のために働くのかという点で違いを感じました。具体的には、公益のために働く検察官よりも、クライアントのために働く弁護士のほうが、自分にとってはやりがいを感じやすそうだと考えました。実際に、事務所の場合は、クライアントの方から直接感謝の言葉をいただけることもあり、やりがいを強く感じられます。
入所直後から積極的に働くことができる
──実際に働いてみて、想像と違った点はありますか?
むしろポジティブな意味で違いがありました。1年目から予想以上に主体的に仕事を任せていただけます。単なる資料作成だけでなく、案件の方向性を考えたり、リサーチを自主的に行ったりする機会が多いです。また、「完璧な仕事をする」という理念や面接で感じた雰囲気からまじめな印象を受けたので怖い先生が多いのではと不安でしたが、実際は思ったよりも優しい先生ばかりであったのも、ポジティブなギャップでした。
入所して2週間目のエピソードなのですが、パートナーの先生に早めにレビューしていただきたい案件があったため、私が直接先生の席に行って「見ていただきたいのですが」とお願いしたことがありました。今思えば少し大胆だったかもしれませんが、先生は「よく言いに来てくれました」と、むしろ積極性を評価してくださいました。
全員が対等なチーム環境
──具体的な働き方について教えていただけますか?
私が担当している大きな訴訟案件では、パートナー弁護士(弁護士20年目くらい)、シニアアソシエイト(弁護士10年目くらい)、そして同期の弁護士とチームを組んでいます。案件ごとにチーム構成は異なりますが、若手の意見もしっかり聞いてもらえる環境です。
特に同期の先生は非常に優秀で、一緒に仕事をする中で多くのことを学ばせていただいています。新しい案件が来たときは、「これってやったことある?」と気軽に相談し合える関係です。

最近は、労働関係が多め
──主にどのような案件を担当されているのでしょうか?
最近は労働関係の案件を多く担当しています。入所前は全くイメージがつかない分野でしたが、 実際に携わってみると非常に面白い分野だと感じています。弊所では、労働案件の場合、外資企業が依頼者であることが多いので、英語力も必要になってきますね。
ただ、事務所の特徴として、様々な分野の案件を経験させてもらえます。私も労働関係に限らず、非上場株主の権利保護のための訴訟や不動産に関する紛争など、幅広い案件を担当しています。
基本的に土日は休み
──勤務時間や休日について気になる方も多いと思います。
入所前に想像していたより働きやすい環境だと感じています。土日に作業をするよう依頼されることは少なく、仮にあるとしても次週の準備のために自主的に作業する程度です。ただし、波はありますね。訴訟案件だと繁閑の差が大きい傾向にあります。
自分でスケジュール管理をする必要はありますが、だからこそ主体的に仕事を進められる面白さがあります。また、どうしても時間が必要な場合は、同期や先輩に相談して助けてもらうことも多いです。

OJT以外に各専門分野の基礎研修や英会話プログラムも
──研修制度についてお聞かせください。
入所直後に各分野を多く取り扱っている弁護士から基礎知識について研修があります。その後はOJTが中心です。また、英語力向上のために外国人弁護士との英会話プログラム「English Education」があり、若手の弁護士が積極的に参加しています。
入所した当初は、想像していた以上に英語を使う案件が多く驚きました。海外案件に関わる中で必要性を強く感じ、今では積極的にTOEICも受験しています。事務所としても、そういった自己研鑽をサポートしてくれる環境があります。
心の支えとなる言葉をもらえることもある
──先輩や同期、事務局、クライアントとのコミュニケーションは?
同期は私も含めて6人いて、とても仲が良いです。一緒に食事に行ったり、分からないことがあれば気軽に相談し合える関係です。近い年次の先輩とも飲み会に行ったりと、風通しの良い雰囲気です。事務局の方々とも良好な関係を築けています。時には自分の仕事ぶりに不安を感じることもあります。「自分はちゃんと役に立っているのだろうか」と考えることもありますが、そんな時にクライアントから感謝の言葉をいただいたり、チームの先生方から評価をもらえたりすると、また頑張ろうという気持ちになれます。
理念に共感いただける皆さんとぜひ一緒に働きたいです
──これから牛島総合法律事務所への入所を目指す方へのメッセージをお願いします。
当事務所は、考えることや調べることが好きな方、自分の意見をしっかり発信できる方に向いていると思います。コミュニケーション能力も大切です。真面目に取り組む姿勢があれば、きっと成長できる環境が用意されています。
特に、徹底的に考えたり調べたりすることが好きな方には、とても合っている事務所だと感じます。私自身、リサーチや法的分析が好きで、その点でとても充実した日々を送っています。
何より、困ったときは先輩方に気軽に相談できる雰囲気があるので、安心して仕事に取り組めます。分からないことがあれば、すぐに相談して助けていただける環境です。ぜひ、私たちと一緒に働けることを楽しみにしています。