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私の就活体験記・4人目

目次

1. 基本情報

早稲田大学大学院法務研究科の2年生です。都内の大手法律事務所(所属弁護士100名以上)から内定をいただきました。2024年2月中旬から就職活動を開始し、2024年11月下旬に内定を獲得しました。

2. 就活準備

まずは先輩に質問をしたり、ロースクールのサークル主催のイベントに参加したりして、就活の流れや必要な準備について情報を集めました。サマークラークのエントリーシート募集は3月〜4月に始まるため、ロースクール入学前の春休みに自己PRの型を作成し、先輩に添削してもらいました。入学直後は何かと忙しいため、早めに準備していたことで、募集開始後すぐに提出できたのは良かったと感じています。

サマークラークでは、積極的に分野別説明会に参加し、興味のある仕事をされている先生との面談をお願いしました。仕事内容のイメージが湧いていなかったため、積極性をアピールするだけでなく、自分の将来を考える上でも多くの学びがあり、有意義な経験となりました。

3. 選考プロセス

エントリーシート作成時には、各事務所の強みや理念を必ず調べ、それらと自分の興味・考えを結びつけることを意識しました。自己PRでは、学力だけでなく、大学時代に注力したサークル活動や課外活動についても詳しく記述しました。成績表で学力は伝わるため、それ以外のスキルやコミュニケーション能力をアピールしたかったからです。実際に、面接やサマークラーク中の食事の際にその内容が話題に上ることもあり、準備しておいて良かったと思います。

サマークラーク中は、課題に真剣に取り組むことはもちろん、食事中などのコミュニケーションを特に意識しました。面接や食事の前には、話したい内容や担当弁護士の方の専門分野をホームページ等で調べ、準備をして臨みました。また、ディスカッションの場では、自信がなくても積極的に発言するよう、心掛けました。サマークラークを通じて、優秀さをアピールするよりも、積極性を示すことの重要性を実感しました。

4. これからの就活生へ

司法試験の勉強と並行して就活を進めるのは、時間的にも精神的にも大変なことがあると思います。しかし、サマークラークに参加することで、担当分野の理解が深まって司法試験の勉強に繋がったり、実務のイメージが具体化されることで大きなモチベーションになることもあります。過度に追い込む必要はありませんが、ぜひ積極的に参加してみてください。

5. あったら良かったイベント

自分が法曹としての具体的な進路を考え始めたのが遅かったため、学部生の頃からさまざまなイベントに参加し、視野を広げておけば良かったと感じています。これは自身の行動力の問題も大きかったと思いますが、学部生向けのイベントや事務所説明会の開催情報がより広く伝わる仕組みがあれば良かったと感じました。

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