私の就活体験記・ひとり目

1. 基本情報

早稲田大学大学院法務研究科修了生です。都内の中規模法律事務所(所属弁護士50名程度)から内定をいただきました。司法試験直後の8月から就職活動を開始し、10月上旬に内定を獲得しました。司法試験には2回目で合格し、現在は司法修習の開始を待っています。

2. 就活準備

特に力を入れたのは、ESと面接対策です。

私はもともと検察官志望だったこともあり、弁護士としてのキャリアパスについての知識が不足していました。そのため、サマークラークやウィンタークラークへの参加経験もありませんでしたし、司法試験も一回不合格を経験、ローでの成績も良くなかったため、自身の強みをどのように活かせるか検討を重ねました。

私はスタートアップ法務に対して特に興味をひかれたため、事務所研究では、特に各事務所の取扱分野と若手育成方針を重点的に調査しました。事務所のウェブサイトだけでは各事務所の特色を十分に把握することが難しかったため、ビジネスアンドローのリクルートガイドシリーズを参照したり、実際に説明会に参加したりすることが非常に参考になりました。

また、面接で話すことのできるエピソードを用意するために、実際にスタートアップを経営している方を知人に紹介いただき、お話を伺うなどの行動もしていました。

3. 選考プロセス

できる限り説明会には多く参加するようにしましたが、最終的には2つの事務所で面接選考を経験しました。面接では以下のような質問が印象的でした:

  • 当事務所の志望理由
  • 特に興味のある法務分野とその理由
  • 業務内容のイメージ
  • 司法試験の手ごたえ
  • 学生生活でがんばったこと

ESと面接では、コミュニケーション能力や行動力をアピールしました。特に高校時代の部活動での経験が、自身の強みを最もよく表現できる具体例でしたので、ここになるべく結びつけることを意識していました。また、実際に現時点でも行動していることは節々で混ぜるようにしていました。

4. これからの就活生へ

法律事務所主催の説明会は事務所ごとの差別化ポイントを知ることもできるという点で、興味がない事務所だったとしてもなるべく参加することをお勧めします。

また、OB・OG訪問をするという発想があまりないかもしれませんが、可能な限りつてを探してすることをお勧めします。事務所の規模は様々であり、一般企業に比べると規模も小さいため、正規のルートだけが必ずしも雇ってもらえる方法ではないかもしれません

そして、声を大にして言いたいことは、クラーク・インターンは、将来の進路が明確でない方こそ参加すべきだということです。あとで行きたい事務所が見つかったとしても、クラークに参加していなければ採用されない事務所も存在しますし、参加することではじめて目指す方向性が明確になることもあるかと思います。
たとえ、試験の勉強と重なっても積極的に参加すべきです。私が就活で唯一後悔があるとすれば一つもクラークに参加していなかったことで、選択肢を狭めてしまったことです。

5. あったら良かったイベント

説明会は事務所ごとの差別化ポイントを明確にできるチャンスでもあるので、似たような業務分野の事務所を集めた合同説明会のようなものがあれば良いなと思っていました。

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78期内定者エントリーシート

内定を獲得した先輩就活生の実際のESです。
個人情報等以外は、実際に法律事務所に提出した文章のままに載せております。ご自身の参考にご利用下さい。

◆ 3事務所へ実際に提出したES

◆ES作成時に意識したPOINTを補足情報として紹介